BRIDGESTONE(ブリヂストン) B2 HT ドライバー を２日間じっくりと試打しました。
コスリ、プッシュ、スライスが出る気配が全くありません。
滑らないフェースが分厚いインパクトを作ってドローボールを連発させてくれます。
計測データを検証すると、高初速、高弾道でぶっ飛ぶ性能が確認出来ました。
前作も評価が高かったが、やさしさが進化しています。
さらに可変ウエイトも新装備されました。
安定感抜群のドローバイアス・ドライバー。これは打ちやすいです！
どんなクラブなのか、トラックマンで計測したデータと実際の体験をもとに、試打評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
BRIDGESTONE B2HT DRIVER
(ブリヂストン B2HTドライバー)
/2023年9月発売モデル
【ロフト】
・9.5°
・10.5°
【シャフト/価格】
・VANQUISH BS50 (S)(SR)中調子/¥85,800(税込)
・SPEEDER NX BLACK 50 (S)先中調子/¥102,300(税込)
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（前作の評価）
【試打＆評価】B2 ドライバー／つかまえて飛ばす
試打を体験した率直な感想は
この３項目が最大のお勧めポイント
- 右のミスが消せる
- 高弾道のドローでぶっ飛び
- 可変ウエイトが付いた
気になった点もあります
- 吊るしのロフトバリエーションが少ない
B2HT ドライバー の評価【9.6/10】
【構えやすさ】9.5
ヒール側にボリュームがあり、どっしりとした構えやすい顔。
アップライトなライ角がつかまりそうな安心感を与えてくれる。
【飛距離】10.0
試打１日目にVANQUISH BS50 (S)を使用して、42m/sぐらいで振った時の平均的な測定値です。
高初速、高ミート率でぶっ飛びます。
ヘッドスピードが速くなくても、効率よく飛ばせる。
下記の表は、試打の2日目に SPEEDER NX BLACK 50 (S)シャフトを装着して、トラックマンで20球測定した平均値です。(レンジボール使用)
| B2HTドライバー | 9.5°×SPEEDER NX BLACK 50 (S) |
|---|---|
| ヘッドスピード | 45.3m/s |
| ボール初速 | 67.2m/s |
| キャリー | 249.6y |
| トータル | 269.8y |
| 打ち出し角 | 13.8° |
| バックスピン | 2,573rpm |
| ミート率(SMASH FAC.) | 1.48 |
試打データから解った事は
①オフセンターのロスが少ない
②9.5°でも打ち出し角が高い
③スピン量は少なめ
④ドローバイアスが強い
⑤ヘッドスピードが遅くても高初速になる
ヘッドスピードを速くしようと頑張らなくても、最大限にパワーがボールに伝わってくれます。
【弾道の高さ】9.5
高弾道。9.5°でも出球が高かったです。
【つかまり】9.5
しっかりつかまって右のミスが消せる味付けになっています。
フェース面には、「SLIPRESS BITE MILLING」(スリップレス・バイト・ミーリング)が施され、滑りが抑えられている。これが分厚いインパクトを作り、気持ちいいドロー回転に。
ドローバイアスだが、過度にヘッドが返らないから引っ掛けのミスも出にくい印象が強いです。さらに、可変ウエイトが新装備されている。
↑ソール後方の2gと8gの２つのウエイトを交換すると、つかまり具合が変わります。
【操作性】8.0
安定感優先です。
【打感】9.5
フェース面の広範囲で軽快に弾き、手首や肘に負担が掛からない心地いい感触。接触時間が長く感じました。
【やさしさ】10.0
コスリ、プッシュ、スライスは一発もが出ませんでした。
右のミスが消せます。気持ちいいドローバイアスです。
プッシュかな？って思っても右からフェアウェイセンターに戻ってくれます。ヒール気味でもナチュラルドローの弾道に。
ドローバイアスだが、過度にヘッドが返らないから引っ掛けのミスも出にくい。ヘッドがくるくるとターンする気持ち悪さがありません。
前作も評価が高かったが、球筋のバラツキが軽減されている。
飛距離に悩むゴルファーの飛ばない原因は、コスリやスライスです。その悩みが即座に解決できるでしょう。
もちろん非力なゴルファーに適合しますが、右のミスを消したいハードヒッターにもオススメできます。
【総合評価】9.6/10
【総合評価 9.6】
構えやすさ 9.5
飛距離 10.0
弾道の高さ 9.5
つかまり 9.5
操作性 8.0
打感 9.5
やさしさ 10.0
B2HT ドライバーの口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にしてください。
「プッシュが出ません」
オフセンターでもよく飛んでくれます。プッシュが出ません。とっても打ちやすいです。10.5°の(SR)がピッタリでした。
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》
「かなり飛ぶ」
スライスは一切出ませんが、少しだけ引っ掛けのミスが出ました。飛距離はかなり飛びますね。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》
「スライサーには絶対にオススメ」
つかまえようと意識しなくても、自然にドローボールになります。本当に楽なクラブです。スライサーには絶対にオススメです。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》
シャフトは5種類・レフティは
2種類のオリジナルカーボンと３種類のアフターマーケットシャフトが用意されています。
レフティモデル(左利き用)はVANQUISH BS50 (S)(SR)(R)が標準で用意されています。
【オリジナルカーボン】
- VANQUISH BS50 (S)(SR)(R)中調子/¥85,800(税込)
- SPEEDER NX BS40w 中調子/¥85,800(税込)
VANQUISH BS50 は、ヘッドの特性を生かしてくれる振り抜きやすいシャフト。よくつかまり、よく飛び、出球の方向に安定感があります。 (S)で41〜44m/sぐらい、(SR)で38〜41m/sぐらい。
【アフターマーケットシャフト】
- TENSEI Pro Blue 1K 50(S)中調子/¥107,800(税込)
- SPEEDER NX BLACK 50(S)先中調子／¥102,300(税込)
- TOUR AD VF-5(S)中元調子/¥102,300(税込)※特注専用
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- ドローボールで飛ばしたい
- コスリ、スライス、プッシュを減らしたい
- 余分なスピンを減らしたい
- ある程度フォームが安定している
- 操作性は重視しない
- ヘッドスピードは特に速い方ではない
デメリットもあります
- 持ち球が高い人は10.5°は上がり過ぎる
- 左のミスが出やすい人にはお勧めできない
比較対象となるモデルは
競合するモデルが多いですが、この３モデルがよく似た性能です。
標準シャフトのバリエーション、重量、硬さ、ロフトのバリエーションなどが選択のポイントになりそうです。
前作との違い・進化した点
- 前作(B2ドライバー2021)と比較すると、弾道のバラツキが改善された
- オフセンターの飛距離性能が上がった
- 引っ掛けが出にくくなった
- 可変ウエイトが装備された
商品情報 (スペック)
| メーカー | BRIDGESTONE (ブリヂストン) |
| 商品名 | B2 HT DRIVER (ドライバー) |
| ロフト |
|
| ライ角 | 59° |
| 体積 | 460cm3 |
| 素材 | [ボディ]Ti-811 チタン合金 [フェース]6Al-4V チタン合金 [クラウン]カーボン(CFRP) [可変ウエイト]ステンレススクリュー8g,アルミスクリュー2g |
| 製法 | [ボディ]ロストワックス精密鋳造 [フェース]プレス加工、CNCミーリング、レーザー加工 [クラウン]熱圧成型(CFRP部) |
| シャフト/価格 |
|
| 長さ(インチ) | 45.25″ |
| グリップ | [VANQUISH BS50、SPEEDER NX BS40w用]バックライン無し/ブラック・グレー（GBX0K） 口径 φ60/重さ 42g [TENSEI Pro Blue 1K 50、SPEEDER NX BLACK 50用]バックライン無し/ブラック・グレー（GBX0L） 口径 φ60/重さ 45.5g |
| 付属品 |
|
まとめ
ブリヂストン B2HT ドライバー(2023) を試打した計測データと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価をレビューしました。
実際にゴルフ場で打ってみると、打ちやすくて、やさしくて、コスリ、プッシュ、スライスが出ませんでした。
計測データを検証すると、ヘッドスピードが遅くても高初速で飛ぶことが確認出来ました。
やさしさが進化しています。さらに可変ウエイトも新装備されました。
右のミスを消せる、安定感抜群のドローバイアス・ドライバーです。
