ダンロップ ゼクシオ X (エックス) ドライバー 2024年モデル を2日間かけてじっくりと試打しました。
打った球筋を見ると、球に力強さがあり、叩いても上がり過ぎない印象が強いです。
クラウンに装備された「New ActivWing」が、スムーズなインパクトを作り、再現性の高いショットが打てました。
計測データを検証すると、芯で捉える確率が高くて、平均初速が最高レベルでした。
つかまり過ぎるミスがなくて、左右のスピンが少ない。
新採用の「BiFLEX FACE」は、高反発でオフセンターのロスも少ないことが確認出来ました。
球の強さも寛容性も打感も前作(ゼクシオXドライバー2022)を上回った印象です。
「X(エックス)」モデルのみにスリーブが搭載されているのも魅力の一つです。
どんなクラブなのか、実際に2日間打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
DUNLOP XXIO Xドライバー 2024
ダンロップ ゼクシオ エックス ドライバー (ゼクシオ13 シリーズ) 2024モデル
/2023年12月発売モデル
【ロフト】
・9.5°
・10.5°
【シャフト/価格】
・Miyazaki AX-3 カーボンシャフト (S) 45.25″/¥92,400(税込)
・SPEEDER NX BLACK 50 (S) 45.25″/¥108,900(税込)
兄弟モデルの評価はコチラ
【試打&評価】ゼクシオ13ドライバー/芯で捉えやすくてフェースがよくたわむ
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- 芯で捉える確率が高くてぶっ飛ぶ
- オフセンターのロスが極めて少ない
- 柔らかさに芯が感じられる最高の打感
気になった点もあります
- アスリート向けのシャフトがあってもいい
(※SPEEDER NX BLACK 50(S)は数量限定で販売。)
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ゼクシオ エックス ドライバー の評価【9.6/10】
【構えやすさ】10.0
安心感があり、最高に構えやすい顔です。きれいな丸型の大きめのクラウンで、目標に対してリラックスして構えられました。
カラーリングなのか、なぜかレギュラーモデルよりも叩きやすく感じます。
ダウンスイングのヘッドの挙動を安定させる2段式の新たな翼「New ActivWing」がヒール側にありますが、全然気になりませんでした。
【飛距離性能】10.0
試打1日目に ゼクシオ Miyazaki AX-3 カーボンシャフト(S)を使用して、43m/sぐらいで振った時の平均的な測定値です。
ヘッドの空力性能の効果なのか、ヘッドスピードが43m/sぐらいのイメージで振っても、44~45m/sぐらい出てしまう。なかなかゆっくり振れませんでした。
軽く振ってもぶっ飛びました。
試打データから解った事
下記の表は、試打の2日目に ゼクシオ SPEEDER NX BLACK 50(S)シャフトを装着して、トラックマンで20球測定した平均値です。(レンジボール使用)
ゼクシオXドライバー | 9.5°×SPEEDER NX BLACK 50(S) |
---|---|
ヘッドスピード | 45.8m/s |
ボール初速 | 67.7m/s |
キャリー | 252.7y |
トータル | 270.0y |
打ち出し角 | 13.2° |
バックスピン | 2,456rpm |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.48 |
①オフセンターでも飛ぶ(ヒールでもトゥでも失速しない)
②9.5°でもよく上がる
③スピン量は少なめ
④ストレート弾道
⑤初速がかなり速い
⑥飛距離性能がトップレベル
【弾道の高さ】9.5
ゼクシオ13ドライバー の9.5°と ゼクシオXドライバー の10.5°が同じぐらいの高さになる印象です。
10.5°でも吹け上がらないが、9.5°でも十分に高く上がった。
弾道が高い人、ヘッドスピードが速い人は9.5°がオススメです。
【つかまり】9.0
ドローバイアスではないが、ターゲット方向にしっかりとよくつかまりました。
過度にターンしないから叩いても左のミスが出にくい印象です。
10.5°はドローが打ちやすい、9.5°はややフェードが出やすい印象でした。
【操作性】8.5
小幅な範囲で安全に操作出来ました。
【打感】10.0
フェースがボールを包み込むようによくたわみ、パワーをため込んでから押し戻すような印象です。
すごく柔らかくて、その中に芯も感じられ、最高に心地いいです。
弾きが抑えられた打音も心地いい。
【やさしさ】9.5
球に力強さがあり、叩いても上がり過ぎない印象が強かったです。
クラウンに装備された「New ActivWing」が、ヘッドを走らせ、正確に芯で捉えさせてくれました。
叩いても曲がらない。つかまり過ぎもない。プッシュもない。直進性は抜群にいい。再現性の高いショットが打てました。
新採用の「BiFLEX FACE」は、オフセンターでも高反発になり、飛距離が落ちませんでした。
「X(エックス)」モデルのみにスリーブが搭載されているので、気軽にシャフト交換できるし、ライ角もロフト角も調節できる。
球の強さも寛容性も打感も前作(ゼクシオXドライバー2022)を上回った印象です。
ヘッドスピードが遅めの人はレギュラーモデル(ゼクシオ13)ですが、それ以外のアベレージゴルファーからトップアスリートまで、全てのゴルファーにおすすめです。
【総合評価】9.6/10
【試打評価 9.6】
構えやすさ 10.0
飛距離 10.0
弾道の高さ 9.5
つかまり 9.0
操作性 8.5
打感 10.0
やさしさ 9.5
ゼクシオ X ドライバー 2024 の口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にして下さい。
「レギュラーモデルと迷う」
非力な私は前作のレギュラーモデル使ってますが、今度はどちらも打ちやすいので、ちょっと迷います。
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》
「買うならオリジナルカーボンで問題ない」
ドローヒッターの私が打っても引っ掛かりません。ミヤザキシャフトは打ちやすいですね。メッチャ飛びます。買うならオリジナルカーボンで問題ないです。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》
「ライバルには使って欲しくない」
飛距離がスゴイです。ビックリしました。打感は最高でした。ライバルには使って欲しくないですね。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》
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標準シャフトの印象は・レフティは
標準シャフトは1種類。
レフティモデル(左利き用)の設定はありません。
【オリジナルカーボン・シャフト】
- Miyazaki AX-3 カーボンシャフト (S)(SR)(R)中調子 45.25″
※SPEEDER NX BLACK 50(S)中調子(45.25″ )も数量限定で販売されています。
標準シャフトの印象は、
軽すぎず、しなり過ぎず、タイミングが合わせやすいシャフト。方向性がいい印象です。叩きやすさもありました。
(S)で41〜45m/s、(SR)で39〜42m/sぐらいが丁度いい印象を受けました。
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- ミート率を上げてもっと飛ばしたい
- スイングを安定させたい
- 高い弾道が打ちたい
- ヘッドスピードは極端に遅い方ではない
デメリットもあります
- ヘッドスピードが遅い人には向かない(兄弟モデルの 13 ドライバー の方がいい)
- 9.5°は、低スピンで弾道が強いが少しつかまりにくい
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比較対象となるモデルは
競合するモデルが多いですが、これらのモデルがよく似た性能です。
全体重量、シャフトの硬さ、キックポイントなどが選択のポイントになりそうです。
ゼクシオXはヘッドスピードが速い人にもお勧めできます。
前作との違い・進化した点
- 前作(ゼクシオXドライバー2022)と比較すると、芯でとらえる確率が上がった
- 平均飛距離も最大飛距離も上がった
- 直進性が上がった
- 打感が一段階心地よくなった
商品情報 (スペック)
メーカー | DUNLOP (ダンロップ) |
商品名 | XXIO X-eks- ドライバー 2024 (ゼクシオ エックス ドライバー 2024) 2023年12月発売モデル・ゼクシオ13シリーズ |
ロフト |
|
ライ角 | 59° |
体積 | 460cm3 |
ヘッド素材 | フェース:チタン(Super-TIX®51AF)/ボディ:Ti-811 Plus |
ヘッド製法 | フェース:鍛造/ボディ:真空精密鋳造 |
仕上げ | 高輝度メタリック塗装、ミラー+サテン+レーザー仕上げ |
グリップ | ツアーベルベッドラバー360グリップ(バックライン無し/Golf Prideロゴ入り/50g/口径60) |
長さ | 45.25インチ |
シャフト/価格 | 【オリジナルカーボン・シャフト/¥92,400(税込)】
※SPEEDER NX BLACK 50(S)も数量限定で販売されています。 |
まとめ
ダンロップ ゼクシオ エックス ドライバー 2024(ゼクシオ13シリーズ) を試打した体験と計測データをもとに、その評価をレビューしました。
打った球筋を見ると、球に力強さがあり、叩いても上がり過ぎない印象です。再現性の高いショットが打てました。
計測データを検証すると、芯で捉える確率が高くて、最高レベルの飛距離性能が確認出来ました。
打感は極上の柔らかさ。
球の強さも寛容性も打感も前作(ゼクシオXドライバー2022)を上回った印象です。
「X(エックス)」モデルのみにスリーブが搭載されているのも魅力の一つです。
ヘッドスピードが遅めの人はレギュラーモデル(ゼクシオ13)ですが、それ以外のアベレージゴルファーからトップアスリートまで、幅広いゴルファーにおすすめです。
表示価格からさらに20%OFFクーポンあります。
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