Titleist(タイトリスト) TSR3 ドライバー を計測器で飛距離やスピン量などを徹底的に試打検証した後に、購入して、1年以上使い続けています。
計測データを検証すると、打ち出し角が上下左右に安定感があり、芯を外した時の初速が速いこと確認出来ました。
実際にゴルフ場でラウンドを重ねると、突然出るプッシュがほとんど出なくなった印象が強いです。
また、ぶっ叩いても左に巻くミスは出ません。
2年間使い続けた前モデルのTSi3ドライバーと交互に同じシャフトで比べると安定感が一枚上です。
センターの飛距離はほぼ横ばいですが、つかまえやすさと飛距離の安定感がアップしたことが解りました。
相変わらずの極上の打感。操作性も素晴らしい。
どんなクラブなのか、トラックマンで計測したデータと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。
後継モデルの評価
【試打評価】タイトリスト GT3 ドライバー(2024)/ターンでつかまえてぶっ飛ばす、プッシュが出にくくなった
試打クラブのスペック
Titleist(タイトリスト)
TSR3 ドライバー
/2022年9月発売モデル
【ロフト】
・9°
・10°
【シャフト/価格】
・TSP 310 60 (S) 中調子 45.5インチ/¥88,000(税込)
・TSP 111 50 (S) 先中調子 45.5インチ/¥88,000(税込)
・VENTUS BL6 (S) 45インチ ※筆者の私物のシャフトです。前モデルと打ち比べました
【使用したゴルフ場】千葉県内、茨城県内、埼玉県内、栃木県内などのコース
兄弟モデルの評価
【試打&評価】TSR1 ドライバー/軽量でぶっ飛ばす
【試打&評価】TSR2 ドライバー/オフセンターの飛び,構えやすい顔
【試打&評価】TSR4 ドライバー/ターンでつかまえて飛ばす
試打を体験した率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- さらなる高初速でぶっ飛び
- よりミートしやすくなった標準シャフト
- 前作の欠点が見事に解消された
気になった点もあります
- 全シャフト(S)のみの設定
120種類以上のシャフト、数十種類のグリップ、国内未発売のロフト、
納期は意外に早い!
タイトリスト TSR3 ドライバーのカスタムは USモデルが断然オススメ!
私もオーダーしました。
TSR3ドライバーの評価【9.3/10】
【構えやすさ】9.0
ディープフェース、投影面積が小さめのクラウン。前作とほとんど同じ顔。操作しやすい上級者好みのイケメンです。
前作では少し気になってましたが、ヒール側の出っ張り感が無くなった。
ゴルフ場で構えた時にハザードが目に入ってもスムーズなターンがイメージしやすくなった印象が強いです。
【飛距離性能】10.0
試打1日目にTSP 310 60 (S) を使用して、45m/sぐらいで振った時の平均的な測定値です。
球が強くて高初速でぶっ飛びです!
平均的にミート率が高くて、オフセンターでも初速が落ちません。
下記の表は、2日目に VENTUS BL6 (S) 45インチ(私物です)を装着して、トラックマンで20球測定した平均値です。(レンジボール使用)
TSR3 ドライバー | 10°×VENTUS BL6 (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 46.7m/s |
ボール初速 | 67.8m/s |
キャリー | 254.1y |
トータル | 274.1y |
打ち出し角 | 12.7° |
バックスピン | 2,220rpm |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.45 |
①オフセンターでも失速しない
②弾道は低め・10°でも上がり過ぎることはない
③スピン量は少ない・低スピンの強弾道でぶっ飛ぶ
④球の高さも方向も安定している
⑤叩けば叩くほど飛ぶ
前作と比べると、芯を食うとほぼ同じ飛距離ですが、芯を外した時のロスが違いました。
頑張らなくても飛んでくれるます。
【弾道の高さ】8.0
低スピンの中弾道。
高さは前作と変わらないが、オフセンターでも上がってくれる。
【つかまり】8.5
イメージ通りにターンしてくれるので、いつでもつかまります。
逆球が出にくくなった。
想定外のプッシュが出ませんでした。これが一番の違いです。
前作同様につかまり具合は弾道調節機能で調節できます。
【操作性】10.0
よく意思が伝わります。
ドローもフェードもイメージ通りに打てました。
【打感】10.0
吸い付くようにたわみ、芯の分厚さも感じられる。文句なし。
オフセンターの打感が少し向上した印象です。
【やさしさ】8.0
意外にやさしく打てます。スピンも少なすぎず、球が持ち上がってくれる印象を受けました。
いつでもフェードが打てるし、ターンしてほしい分だけターンするので、
重心距離が長いドライバーがどうにも苦手なタイプのゴルファーには、やさしく感じるでしょう。
ただし、平均以上のヘッドスピードは欲しい。
TS3もTSi3も愛用しましたが、毎回オフセンターのロスが改善されています。
前作と比べてよくつかまるようになった印象だが、オフセンターでもしっかり前進方向に反発してくれるから、そんな風に感じるのかもしれない。
オリジナルカーボンが打ちやすくなったのも買い替えの理由になるでしょう。
1年間使用してみると、
前作は1ラウンドで1回ぐらい予期せぬプッシュが出ましたが、それが出にくくなったのは間違いありません。平均飛距離も伸びてる感じ。安定感が一枚上です。
キープコンセプトで基本的に同じテイストなのでそれほど練習しなくてもすぐに実践投入できます。
世界中のツアープロがこれほど早くニューモデルに移行した理由がよく解りました。
【総合評価】9.3/10
構えやすさ 9.0
飛距離 10.0
弾道の高さ 8.0
つかまり 8.5
操作性 10.0
打感 10.0
やさしさ 8.0
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値下げしました!
TSR3 ドライバー の口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にしてください。
「私には難しい」
構えた時点で私には難しい感じがします。わたしの打ち方では球は上がりにくいし右に出やすく感じます。自分のレベルの低さを感じてしまいました。
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》
「標準シャフトの10°が欲しい」
インパクトの瞬間に気持ちよくターンして強いドローボールになります。重たい方のオリジナルカーボンがめっちゃ飛んでます。9°でも上がりますが10°の方が断然よくつかまりますね。このまま欲しいです。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》
「打感と音が最高」
低スピンの中弾道でメッチャ飛びます。飛びも魅力ですが、やっぱりこの打感と音は最高ですね。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》
シャフトは6種類・レフティは
標準仕様は2種類のオリジナルカーボンと4種類のTour AD シャフト。
レフティモデル(左利き用)はちゃんと用意されています。
- TSP 111 50(S) 54g先中調子 45.5″/¥88,000(税込)
- TSP 310 60(S) 59g中調子 45.5″/¥88,000(税込)
- Tour AD DI-5(S) 57g中調子 45.5″/¥99,000(税込)
- Tour AD DI-6(S) 65g中調子 45″/¥99,000(税込)
- Tour AD IZ-5(S) 56g中調子 45.5″/¥99,000(税込)
- Tour AD IZ-6(S) 63g中調子 45″/¥99,000(税込)
[改良された2種類のオリジナルカーボン]
- 重たい方のTSP 310 60 は前作の中元調子から中調子になった。前作は打ち急ぐとヘッドが戻りきらず右のミスになりやすかったが、明らかによくつかまるように改善されています。(S)で42〜46m/sぐらい。
- 軽い方のTSP 111 50 は前作の中調子から先中調子になり、よく走るようになった。重量も少しアップして暴れる感じが軽減されコンタクトしやすくなってます。(S)で40〜43m/sぐらい。
120種類以上のシャフト、数十種類のグリップ、国内未発売のロフト、
納期は意外に早い!
タイトリスト TSR3 ドライバーのカスタムは USモデルが断然オススメ!
私もオーダーしました。
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- 低スピンの強弾道で飛ばしたい
- 操作性と打感を重視する
- 平均以上のヘッドスピードがある
- 中、上級者
デメリットもあります
- 球が低い人には9°は厳しい
- 非力なゴルファーやスライサーにはお勧めできない
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比較対象となるモデルは
競合するモデルが多いですが、この3モデルがよく似た性能です。
標準シャフト・バリエーションの重量やキックポイントなども選択のポイントになりそうです。
叩いた時の一発のぶっ飛びはいい勝負です。顔が随分違うので構えやすさを重視した方がいい。
↓このドライバーが1番のライバルです
TaylorMade(テーラーメイド) Stealth2 Plus(ステルス2 プラス) ドライバーを計測器で飛距離やスピン量などを徹底的に試打検証した後に、購入して、9か月間エースドライバーとして使い続けています。計測データを検証[…]
前作との違い・進化した点
- 前作(TSi3ドライバー)よりも安定感がアップした
- オフセンターのロスが改善された
- プッシュが出にくくなった
- 芯を食った時の飛距離性能はほとんど変わらない
- オリジナルカーボンシャフトがミートしやすくなった
商品情報 (スペック)
メーカー | Titleist (タイトリスト) |
商品名 | TSR3 ドライバー |
ロフト |
|
ライ角 | 58.5° |
体積 | 460cm3 |
素材 | チタン |
製法 | 鋳造 |
シャフト/価格 |
|
グリップ | 【オリジナルカーボン】 |
まとめ
Titleist(タイトリスト) TSR3 ドライバーを試打した計測データと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価をレビューしました。
計測データを検証すると、弾道の安定感があり、芯を外した時の初速が速いこと確認出来ました。
実際にゴルフ場でラウンドを重ねると、突然出るプッシュがほとんど出なくなった印象が強いです。
相変わらずの極上の打感。操作性も素晴らしい。
基本的にキープコンセプトだが安定感が改善されていました。
120種類以上のシャフト
数十種類のグリップ
国内未発売のロフト
タイトリスト TSR3 ドライバーのカスタムは USモデルが断然オススメ!