ダンロップ ゼクシオ X (エックス) ハイブリッド 2024年モデル の全番手を2日間かけてじっくりと試打しました。
球筋を見ると、ずっと同じハイドローに揃ってくれる印象が強いです。
計測データを検証すると、フェース下部の反発力が強く、左右のブレが少ないことが確認出来ました。
芯で捉えやすい上に、ミスに強い。
200ヤード先のグリーンを「高さ」と「スピン」で止められます。
やさしさと狙いやすさを兼ね備えた、どこからでも狙えるウッド型ユーティリティでした。
「球の高さ」と「つかまり」と「構えやすさ」が前作(ゼクシオXハイブリッド2022)を上回った印象です。
どんなユーティリティなのか、実際に2日間打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
DUNLOP XXIO X Hybrid 2024
ダンロップ ゼクシオ エックス ハイブリッド
(ゼクシオ13 シリーズ・2024モデル)
【番手/ロフト】
・H3/18°
・H4/20°
・H5/23°
・H6/26°
【シャフト/価格】
・Miyazaki AX-3 カーボンシャフト (S)(SR) /¥45,100(税込)
兄弟モデルの評価はコチラ
【試打＆評価】ゼクシオ 13 ハイブリッド／歴代最高のユーティリティ
試打を終えた率直な感想は
この３項目が最大のお勧めポイント
- 芯で捉えやすくて平均的によく飛ぶ
- よくつかまる
- 芝の上から拾いやすい
気になった点もあります
- もう少しハードなシャフトも欲しい
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ゼクシオ エックス ハイブリッド(ユーティリティ) の評価【9.4/10】
【構えやすさ】9.5
前モデルとほぼ同じサイズだが、カラーリングが見直され、落ち着きのある顔になった。
構えやすさが1ランクアップした印象です。
球が上がりそうなやさしさと、ターゲットにフォーカスしやすい狙いやすさがあります。
【飛距離性能】9.5
試打１日目に ゼクシオX UT(H4/20°)×Miyazaki AX-3カーボン(SR)で、ドライバーのヘッドスピードが40m/sぐらいをイメージして振った時の平均的な測定値です。
ずっと同じ、高レベルの飛距離性能。軽く振ってもキャリーで飛びました。
試打データから解った事
下記の表は、試打の2日目に Miyazaki AX-3(S)の仕様で、ドライバーのヘッドスピードが43m/sぐらいをイメージしてトラックマンで20球測定した平均値です。(レンジボール使用)
| ゼクシオXハイブリッド | H4(20°)×Miyazaki AX-3 カーボンシャフト (S) |
|---|---|
| ヘッドスピード | 39.4m/s |
| ボール初速 | 56.7m/s |
| キャリー | 192.6y |
| トータル | 206.2y |
| 打ち出し角 | 14.7° |
| バックスピン | 3,991rpm |
| ミート率(SMASH FAC.) | 1.44 |
試打データから解った事
②ロフトの割にはかなり高く上がる
③フェース下部の反発力が強い
④スピン量は標準よりも少し多め
⑤ドロー回転が掛かりやすい
ドライバーのヘッドスピードが40m/s以上の人は このXハイブリッドの方が適しています。
トウ から ヒール にかけてヘッドの剛性設計を最適化。
高初速エリアがさらに拡大した。
【弾道の高さ】9.5
出球が高く持ち上がり、そのままグイグイ高く上がります。高さの安定感は抜群。
前作よりもさらに1ランク上がりやすくなった印象です。
ソール内部のフェース側付近下部をくり抜いて、低重心化とフェース下部のたわみを拡大。
ボールスピードがさらに向上した。
【つかまり】9.5
つかまえようと意識しなくても、インパクトゾーンでフェースがターンして、自然にドロー回転が掛かってくれる。
右に出る不安はありません。プッシュは1発も出ませんでした。
【操作性】8.0
小幅な範囲なら安全に操作でるが、低いフェードが打ちにくい印象だった。どちらかと言えば安定感優先です。
【打感】9.0
フェースがたわんでから軽快に弾き返す心地いい感触です。オフセンターも不快感が少ない。
【やさしさ】10.0
よく拾い、よくつかまり、フェース下部でも高く上がります。飛距離の安定感はトップレベル。
何発打っても、まるでビデオの再生のように同じハイドローになる。
グリーンセンターを狙っておけば大体グリーンに乗ってくれそうな安定感。
ラフからでも出球の方向がブレないから、花道狙いは安心してお任せ出来ます。
とにかく芯で捉えやすい。ミスしてもなんとかしてくれる。
これ以上の信頼感はありません。
球が高いだけじゃなく、スピンが入りやすいから、グリーンに止めることが出来る。
やさしさと狙いやすさを兼ね備えた、どこからでも狙いたくなる、いや、どこからでも狙えるウッド型ユーティリティです。
【総合評価】9.4/10
【総合評価 9.4】
構えやすさ 9.5
飛距離 9.5
弾道の高さ 9.5
つかまり 9.5
操作性 8.0
打感 9.0
やさしさ 10.0
ゼクシオ X ハイブリッド(ユーティリティ) の口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にして下さい。
「レギュラーモデルの方が楽に上がる」
これでも十分に打ちやすいですが、どちらかと言えば、レギュラーモデルの方が楽につかまって楽に上がってくれます。
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》
「今度のゼクシオＸは全部スゴイ」
U6がメッチャ打ちやすくて、5番アイアンを使うのがバカバカしくなりました。今度のゼクシオＸは全部スゴイですね。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》
「硬いグリーンでも止められそう」
これだけ楽に上がると、攻め方が変わりますね。硬いグリーンでも止められそうです。低い球が打ちにくいのが唯一の欠点です。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》
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標準シャフトの印象は・レフティは
標準シャフトは１種類。
レフティモデル(左利き用)の設定はありません。
- Miyazaki AX-3 カーボンシャフト (S)(SR)(R)中調子
オリジナル・カーボンシャフトの印象は、
軽すぎず、しなり過ぎず、タイミングが合わせやすいシャフト。方向性がいい印象です。打ち込みやすさもありました。
ドライバーのヘッドスピードが、(S)で41〜45m/s、(SR)で39〜42m/sぐらいが丁度いい印象でした。
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- 芝の上からしっかりミートしたい
- 高い球が打ちたい
- UTの距離でもグリーンを狙いたい
- ヘッドスピードは平均前後、又はそれ以上
デメリットもあります
- ヘッドスピードが遅い人には向かない（兄弟モデルの 13 ハイブリッド の方がいい)
- ストロングロフトなので番手表記よりも、アイアンのロフトを確認して番手を選んだ方がいい
- 低い球が打ちにくい
- フェードが打ちにくい
さらに20%OFFクーポンあります。
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比較対象となるモデルは
競合するモデルが多いですが、これらのモデルがよく似た性能です。
全体重量、シャフトの硬さ、キックポイントなどが選択のポイントになりそうです。
ゼクシオXハイブリッド はライバルたちよりも安定感が優れている印象です。
BRIDGESTONE(ブリヂストン) B2HT HY ユーティリティ を時間をかけてじっくりと試打しました。芯が広くて、よく拾い、よくつかまる。やさしいですが、このやさしさが丁度いい。つかまり過ぎない程度のドローバイア[…]
前作との違い・進化した点
- 前作(ゼクシオXハイブリッド2022)よりも高く上がりやすい
- 飛距離の安定感が上がった
- つかまりやすくなった
- デザインが改善されて構えやすくなった
- グリップが標準的な重量になった
商品情報 (スペック)
| メーカー | DUNLOP (ダンロップ) |
| 商品名 | XXIO 13 Hybrid Utility (ゼクシオ13 ハイブリッド・ユーティリティ) |
| 番手(ロフト/体積/ライ角/長さ) |
|
| ヘッド素材 | フェース：HT1770M ボディ：マレージング鋼 |
| ヘッド製法 | フェース：鍛造 ボディ：ロストワックス精密鋳造 |
| 仕上げ | 高輝度メタリック塗装 ミラー+サテン+レーザー仕上げ |
| グリップ | ツアーベルベッド フルラバーグリップ |
| シャフト/価格 | 【オリジナルカーボン・シャフト/¥45,100(税込)】 ・Miyazaki AX-3 カーボンシャフト (S)(SR)(R) 中調子 |
まとめ
ダンロップ ゼクシオ エックス ハイブリッド 2024(ゼクシオ13シリーズ)を試打した体験と計測データをもとに、その評価をレビューしました。
よく拾って、よくつかまって、ハイドローに揃ってくれる。
計測データを見ても、フェース下部の反発力が強く、着弾地点に安定感がありました。
芯で捉えやすい上に、ミスに強い。どこからでも狙えるウッド型ユーティリティです。
「球の高さ」と「つかまり」と「構えやすさ」が前作(ゼクシオXハイブリッド2022)を上回った印象です。
ヘッドスピードが極端に遅くなければ、初級者から上級者まで全ゴルファーにオススメです。
