Titleist(タイトリスト) TSR4 ドライバーを 2日間じっくりと練習場で試打して弾道を測定した後に、ゴルフ場で1ラウンド使用しました。
実際にゴルフ場で打ってみると、操りやすいコンパクトヘッドを思い通りにターンさせて、しっかりつかまえて飛ばせる印象が強かったです。
長い重心距離が苦手なゴルファーには「コレしかない!」って思えるでしょう。
打感は、ずっと打ち続けたくなるほどの心地よさです。
計測データを検証すると、オフセンターのロスはそれなりですが、風に負けない低スピンの強弾道が打てることが確認出来ました。
前モデル(TSi4ドライバー)と違って、ターゲット層はハードヒッターだけじゃありません。平均よりも少し速いぐらいのヘッドスピードがあれば大丈夫でしょう。
どんなクラブなのか、トラックマンで計測したデータと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。
後継モデルの評価
【試打評価】タイトリスト GT4 ドライバー(2024)/よく動くヘッド、小顔好きの満足度が上がった
試打クラブのスペック
Titleist(タイトリスト)
TSR4 ドライバー
/2022年9月発売モデル
【ロフト】
・9°
【シャフト/価格】
・TSP 311 65 (S) 中調子 45.5インチ/¥88,000(税込)
・Tour AD DI-6 (S) 中調子 45インチ/¥99,000(税込)
【使用したゴルフ場】埼玉県内のコース
兄弟モデルの評価
【試打&評価】TSR1 ドライバー/軽量でぶっ飛ばす
【試打&評価】TSR2 ドライバー/オフセンターの飛び,構えやすい顔
【試打&評価】TSR3 ドライバー/安定感が一枚上がった
試打を体験した率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- 分厚くて心地いい打感
- 操作しやすいコンパクトヘッド
- 低スピンの強弾道
気になった点もあります
- 吊るし販売は9°のみ
納期は意外に早い!
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TSR4ドライバーの評価【9.1/10】
【構えやすさ】9.0
サイズは前作と同じ430ccだが、投影面積が一回り小さくなった。
前作は中途半端にやさしさがミックスされたような印象でしたが、「この顔を待ち望んでいた」って声が上がりそうなアスリートが求める美しい顔になりました。
【飛距離】9.0
試打1日目にTSP 311 65 (S)を使用した時の平均的な測定値です。
スピンが少ないし、ドローが掛かりやすい印象です。
ハードヒッターなら振れば振るほど飛距離が伸びそうな感じ。
下記の表は、2日目にTour AD DI-6 (S) シャフトを装着して、トラックマンで20球測定した平均値です。(レンジボール使用)
TSR4ドライバー | 9°×Tour AD DI-6 (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 46.9m/s |
ボール初速 | 67.2m/s |
キャリー | 246.6y |
トータル | 267.3y |
打ち出し角 | 12.4° |
バックスピン | 1,968rpm |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.43 |
①一発のぶっ飛び性能がある
②弾道は低め
③スピン量はかなり少ない
④初速が速い
⑤芯を外すとそれなりにロスするが、前作と比べるとオフセンターのロスが少ない
【弾道の高さ】8.0
低スピンの中弾道。メッチャ球が強い。吹け上がる心配は全くありませんでした。
【つかまり】9.0
ターンしやすくて、ドローが打ちやすい。よくつかまります。
【操作性】10.0
よく意思が伝わります。思い通りにフェースローテーションができる。抜群の操作性です。
【打感】10.0
このままずっと打ち続けたいと思わせてくれます。フェースがたわんで包み込むような心地よさ。
ゴルフ場では、スピン系、ディスタンス系、どちらを使っても心地よかったです。
センターでヒットした時の芯の分厚さは極上でした。
【やさしさ】7.5
TSR3と比べればスイートエリアが狭くてオフセンターのロスが大きい。それでも前作と比べればややロスが軽減されている。
魅力はこの取り回しの良さとスピン量。
よくつかまるからドローを打った時の逆球が出にくい印象が強いです。
また、ハードヒッターにありがちなスピンによる飛距離のロスを軽減させてくれます。
大きいヘッドで、スリーブや可変ウエイトを調節しながらプッシュ回避に取り組んでる人はめっちゃ打ちやすく感じるしょう。
また、専用オリジナルカーボンがなかなか打ちやすかった。これでいいかも。
コンパクトヘッドの良さを引き出してくれるし、コスパがいいです。
前作はハードヒッターオンリーだったけど、小気味よくターンさせながらボールを包み込みたいゴルファーにオススメです。
平均よりも少し速いぐらいのヘッドスピードがあれば十分に使えるでしょう。
【総合評価】9.1/10
【総合評価 9.1】
構えやすさ 9.0
飛距離 9.0
弾道の高さ 8.0
つかまり 9.0
操作性 10.0
打感 10.0
やさしさ 7.5
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TSR4ドライバー の口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にしてください。
「セカンドゴロです」
打つ前から無理だと思ってましたが、やっぱり全然打てません。ライト前ヒットかセカンドゴロになります。
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》
「TSR3と飛距離が同じ」
これはアリですね。ドローが打ちやすくてTSR3と飛距離が変わりません。構えやすくてカッコいいし欲しくなる人が多いのでは。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》
「アゲンストでも叩ける」
とにかくスピンが少ないです。2500以下で安定してます。これならアゲンストでも叩けますね。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》
シャフトは2種類
標準仕様は2種類のカーボン。
- TSP 311 65(S)64g中調子 45.5″/¥88,000(税込)
- Tour AD DI-6(S)65g中調子 45″/¥99,000(税込)
オリジナルカーボンの TSP 311 65 はTSR4ドライバー専用シャフト。中心あたりが俊敏にしなって挙動が大人しいから出球の方向性がいい。先端が硬くて操作しやすい。小型のヘッドと相性がいいシャフトです。(S)で44〜48m/sぐらい。
120種類以上のシャフト、数十種類のグリップ、
タイトリスト TSR3 ドライバーのカスタムは USモデルが断然オススメ!
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- 重心距離が長いヘッドが苦手
- 風に左右されない弾道が欲しい
- スピン量を減らして飛距離アップしたい
- 操作性を重視する
- 平均以上のヘッドスピードがある
- 上級者
デメリットもあります
- オフセンターはそれなりに失速するからスイングの安定感が必要
- 球が低い人には上がりづらい
- 平均レベルのヘッドスピードでは飛距離が伸びない
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比較対象となるモデルは
競合するモデルが多いですが、この3モデルがよく似た性能です。
顔が随分違うので、構えやすさが重要なポイントになりそうです。
どれもコンパクトヘッドの取り回しの良さも弾道の強さも似ています。
TSR4はプッシュが出にくい印象です。
↓このドライバーが1番のライバルです
YAMAHA RMX(ヤマハ リミックス) VD/R ドライバーを2日間じっくり試打したあとに、ゴルフ場で1ラウンド使用しました。計測データを検証すると、445ccのコンパクトヘッドは、叩けば叩くほどボール初速が上がって、低スピンで[…]
前作との違い・進化した点
- 前作(TSi4 ドライバー)と比べると、捕まえやすくなった
- ハードヒッターじゃなくても扱いやすくなった
- オフセンターのロスが軽減された
商品情報 (スペック)
メーカー | Titleist (タイトリスト) |
商品名 | TSR4 ドライバー |
ロフト |
|
ライ角 | 58.5° |
体積 | 430cm3 |
素材 | チタン |
製法 | 鋳造 |
シャフト/価格 |
|
グリップ | 【オリジナルカーボン】 |
まとめ
Titleist(タイトリスト) TSR4 ドライバーを試打した計測データと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価をレビューしました。
実際にゴルフ場で打ってみると、思い通りにターンして、しっかり飛ばせる印象が強かったです。
計測データを検証すると、オフセンターのロスはそれなりですが、風に負けない強弾道が打てることが確認出来ました。
打感は、もちろん最高です。
ターゲット層はハードヒッターだけじゃありません。
ターンさせながらつかまえて飛ばしたいゴルファーにお勧めです。
120種類以上の豊富なシャフト
タイトリスト TSR4 ドライバーのカスタムは USモデルが断然オススメ!