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【試打&評価】ヤマハ RMX VD/M ドライバー/最適な高さとスピンで飛ばす

YAMAHA RMX(ヤマハ リミックス) VD/M ドライバーを3日間じっくり試打したあとに、ゴルフ場で2ラウンド使用しました。

練習場で打ってみると、見るからに高初速の強弾道でよく飛びます。
計測データを検証すると、理想的な球の高さとスピン量になり、飛距離が出やすい弾道になることが確認出来ました。

実際にコースで打つと、アゲンストの風でもよく飛ぶ印象が強かったです。
叩いた時にも、つかまり過ぎのミスやプッシュが全然出ません。

ちょっとのミスなら許してくたから、18ホールずっとストレスがありません。
さらに、可変ウエイトでスピン量や球の高さを調節して2ラウンド目に臨むと、安定感が増したのが体感出来ました。

球の高さやスピン量で飛距離をロスしてる人は飛距離アップの即効性があるでしょう。

どんなクラブなのか、トラックマンで計測したデータと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。



試打クラブのスペック

YAMAHA RMX (ヤマハ リミックス)
VDM ドライバー
/2023年10月発売モデル
【ロフト】
・9.5°
・10.5°
【シャフト/価格】
・TENSEI TR (S)(SR) 45.5″/¥92,400(税込)
・SPEEDER NX BLACK 50 (S) 45.5″/¥105,600(税込)

[試打1~3日目] 東京都内の練習場  最高気温 27.5℃、
[試打4,5日目] 千葉県内のコース  最高気温28℃ 最大風速4m/s

ヤマハ RMX VD/M ドライバーの外観


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試打を体験した後の率直な感想は

この3項目が最大のお勧めポイント

  • 最適なスピン量で飛ぶ
  • 球の高さが調節できる
  • 直進性が高い
nao1
Nao
2ラウンドしましたが、後半に疲れが出ても気持ちいい弾道が連発します。低スピンですが、ドロップするほどではありません。日本人のパワーには丁度いい味付けです。

気になった点もあります

  • ライ角調節がアップライトのみ
nao1
Nao
ライ角は+3°までアップライトに調節できますがフラットにはなりません。

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RMX VD/Mドライバーの試打評価【9.3/10】

【構えやすさ】9.5

460ccだが、一回り以上小さく見える引き締まった顔。
アスリート好みのクセのない実にキレイな丸形です。

ヤマハ RMX VD/M ドライバーを構えた時のクラウン部分の見え方

【飛距離性能】9.5

試打一日目にTENSEI TR (S)シャフトでの測定値です。

1日目の練習場でのショットは調子が良くなかったのによく飛んでくれました。飛距離は十分です。外ブラに負けない飛距離性能です。叩くとヘッドスピードがそのまま初速に還元されます。オフセンターでもよく飛んでくれました。

新開発の【Bull’s-eye Face】は、フェースセンターの少し上で最も初速が出るように設計され、飛びの三要素と言われる「ボール初速」「打ち出し角」「スピン量」のすべてを最適化することに成功。プレーヤーの最大飛距離を引き出します。

ヤマハ RMX VD/M ドライバーの飛距離を測定したデータ


下記の表は、2日目にSPEEDER NX BLACK 50 (S)シャフトを装着して、トラックマンで20球測定した平均値です。(レンジボール使用)

RMX VD M ドライバー9.5°×SPEEDER NX BLACK 50 (S)
ヘッドスピード45.8m/s
ボール初速67.2m/s
キャリー250.6y
トータル270.3y
打ち出し角13.3°
バックスピン2,265rpm
ミート率(SMASH FAC.)1.47

試打データから解った事は
①オフセンターでもよく飛ぶ
②理想的な「打ち出し角」と「スピン量」になる
③初速が速くて、ミート率が高い

【弾道の高さ】9.0

やや高めの風に負けない低スピンの強弾道。
ゴルフ場では2日目の後半の3ホール、まともなアゲンストでその威力を発揮しました。逆風でも距離が落ちませんでした。

ソールのウエイトを調節すると、重心深度が変わり、弾道の高さをコントロールできます。(重心深度は39.0mm~43.0mmの範囲で調整可能)

ヤマハ RMX VD/M ドライバーのソール部分に装備された可変ウエイト

標準のポジションでちょっと高めの弾道です。

【つかまり】8.5

フェースローテーションは控えめ。ナチュラルフェードが打ちやすい動きをするが、決してつかまらない味付けではない。普通にドローも打てました。
過剰なターンが起こらないから引っ掛けのミスが出にくい。スリーブをアップライトに調節するとプッシュは抑えられます。

【操作性】9.5

逆球が出ないし、曲がり過ぎないから、左右に池があるホールでも安全に操作できまました。

【打感】9.0

フェースがたわんでから軽快に弾き返す、心地いい感触です。

【やさしさ】9.0

フェースの広い範囲でよくたわむから、少しぐらいなら芯を外しても初速が落ちませんでした。
スピンは多すぎても少なすぎても飛ばないが、日本人のパワーに最適なスピン量が確保でる事が強く印象に残りました。

コースでは、丁度いい高さに持ち上がり、少なめの最適なスピン量でグイグイ伸びてビッグドライブが連発しました。
気持ちよく振り抜けるからノン・ストレス。素晴らしい安定感です。18ホールずっと飛距離が落ちませんでした。

球の高さも、スピン量も、理想的。気に入らなければウエイトで調節すればいい。
叩いてもつかまり過ぎのミスが出ないし、逆球が一発も出ませんでした。
実際に、左右のハザードが気になっても、保険を掛けながらのティーショットが打てました。

球の高さやスピン量で飛距離をロスしてる人は、すぐに飛距離アップ出来るかも。

平均以上のヘッドスピードがあった方がこのドライバーの長所を引き出せるでしょう。兄弟モデルのRMX VD/X ドライバーとのヘッドスピードでの棲み分けがしっかりと出来ています。


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【総合評価】9.3/10

【総合評価 9.3】
構えやすさ  9.5
飛距離  9.5
弾道の高さ  9.0
つかまり  8.5
操作性 9.0
打感 9.0
やさしさ  9.0

nao2
Nao
なるほど、ツアープロが即導入したのがよく分かります。前作(RMX VD ドライバー)のオーナーは買い替えたくなるでしょうね。素晴らしい進化です。

RMX VD/M ドライバーの口コミ

私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にしてください。

「私にはハード」

私には少しハードでした。上手くヒットできません。もう少しヘッドスピードが必要なのかもしれません。

《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》

「フェードヒッターの方が打ちやすい」

よく飛びますが、下からクラブが入ると少し右に出ます。ドローヒッターよりもフェードヒッターの方が打ちやすいのでしょうか。

《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》

「私なら9.5°」

9.5°は強弾道でぶっ飛びます。10.5°は高く上がって安定感があります。ロフトが調節できますが、どっちにするのか迷いますね。私なら9.5°でカチャカチャします。

《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系  学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》

シャフトは4種類・レフティモデルは

標準仕様のシャフトは4種類です。残念ながらレフティ(左利き用)モデルはありません。

  • TENSEI TR (S)(SR)(R) 中調子/¥92,400(税込) ※9.5度はSのみ
  • SPEEDER NX BLACK 50 (S) 先中調子/¥105,600(税込)
  • TENSEI Pro Blue 1K 50 (S) 中調子/¥116,600(税込)
  • TOUR AD VF-5 (S) 中元調子/¥107,800(税込)

オリジナル・カーボンの印象は、

オリジナルカーボンの TENSEI TR は中から先のしなりがパワーロスをカバーしてくれます。つかまえやすいシャフト。(S)で41~45m/s、(SR)で38~41m/sぐらい。

オススメしたいゴルファーは

 こんな人にメリットがあります

  • 一発のぶっ飛びよりも平均飛距離を伸ばしたい
  • 最適なスピンで飛ばしたい
  • ヘッドスピードは平均前後、またはそれ以上
  • 中、上級者

デメリットもあります

  • 初級者や極端に非力な人には難しい
  • 超低スピンで飛ばしたいハードヒッターには向かない

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比較対象となるモデルは

競合するモデルが多いですが、これらのモデルがよく似た性能です。

  1. スリクソン ZXiドライバー
  2. オノフ KURO ドライバー 2024
  3. ピン G430 MAX ドライバー
  4. テーラーメイド ステルス2 ドライバー
  5. キャロウェイ パラダイム ドライバー

全体重量、シャフトの硬さ、キックポイントなどが選択のポイントになりそうです。
安定感はトップレベルです。

前作との違い・進化した点

  • 前作(RMX VD ドライバー)と比較すると、安定感が上がった
  • 平均飛距離も最大飛距離も上がった
  • ミスに寛容になった
  • 可変ウエイトで高さとスピンが調節できるようになった

商品情報(スペック)

メーカーヤマハ (YAMAHA)
商品名RMX(リミックス) VD/M ドライバー
ロフト
  • 9.5 (±2)
  • 10.5 (±2)
ライ角58(STD)-61(UPRT)
体積460cm3
構造6-4チタンCNC精密加工フェース、811チタン精密鋳造ボディ、カーボンクラウン
グリップ

ヤマハオリジナル ツアーベルベット・ラバー・360
M60相当・BLなし・ロゴなし

  • <Y22GT4560R>45g (TENSEI TRに装着)
  • <Y22GT4960R>49g
シャフト/価格
  • TENSEI TR (S)(SR)(R) 中調子/¥92,400(税込) ※9.5度はSのみ
  • SPEEDER NX BLACK 50 (S) 先中調子/¥105,600(税込)
  • TENSEI Pro Blue 1K 50 (S) 中調子/¥116,600(税込)
  • TOUR AD VF-5 (S) 中元調子/¥107,800(税込)
長さ

45.5インチ

nao2
Nao
2023年発売のRMXシリーズのシャフトには新しいスリーブが装着されています。過去モデルのRTSスリーブとの互換性がないため、過去モデルのシャフトはそのまま使用できません。


まとめ

YANAHA RMX VDM ドライバーを試打した計測データと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価をレビューしました。

弾道を計測した数値を検証すると、スピン量も、球の高さも、理想的で、距離が出やすい弾道になることが解りました。

ゴルフ場では、後半に疲れが出てからも、高初速の強弾道が持続的に打てました。
ウエイトで弾道調節も可能です。
叩いてもつかまり過ぎのミスが出ないし、逆球が出ない。ミスに寛容な面があり、安定感抜群でした。

球の高さやスピン量で飛距離をロスしてる中級以上のゴルファーにオススメです。


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