YAMAHA RMX(ヤマハ リミックス) VD/R ドライバーを2日間じっくり試打したあとに、ゴルフ場で1ラウンド使用しました。
練習場で打ってみると、風に負けない強弾道でよく飛びました。
計測データを検証すると、445ccのコンパクトヘッドは、叩けば叩くほどボール初速が上がって、低スピンでぶっ飛ぶことが確認出来ました。
実際にコースで打つと、コンパクトヘッドが思い通りに動いてくれるから、よくターンして気持ちいいショットが連発しました。
球が上がりやすくてミスに寛容な面もあり、ハードヒッター・オンリーのような手強さはありませんでした。
改めて振り返ると、操作性と心地いい打感が、強く印象に残っています。
つかまり具合の調節に有効な可変ウエイトも装備してます。
今平選手が久しぶりに新規導入したドライバーは、多くのアスリートを大満足させるでしょう。
どんなクラブなのか、トラックマンで計測したデータと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
YAMAHA RMX (ヤマハ リミックス)
VDR ドライバー
/2023年10月発売モデル
【ロフト】
・9.5°
・10.5°
【シャフト/価格】
・TENSEI PRO BLUE 1K (S) 45.5″/¥116,600(税込)
・SPEEDER NX BLACK 50 (S) 45.5″/¥105,600(税込)
東京都内のゴルフ練習場
[試打1日目] 晴れ 気温 25℃、風速3m/s
[試打2日目] 晴れ 気温 26.5℃、風速4m/s
千葉県内のゴルフ場
[試打3日目] 晴れ 気温 26℃、風速3m/s

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試打を体験した率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- 低スピンの強弾道でぶっ飛ぶ
- つかまり具合が調節できる
- 操作しやすい
気になった点もあります
- 吊るしは50g台のシャフトのみ
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RMX VD/Rドライバーの試打評価【9.2/10】
【構えやすさ】9.5
445ccだが、もっと小さい感じに見える。ターンしやすい印象を与えてくれる。振り抜きやすいいい顔です。
ちょっと洋梨っぽくて、叩きたくなるイケメンです。
【飛距離性能】9.5
試打一日目にSPEEDER NX BLACK 50 (S)シャフトでの測定値です。
叩けば叩くほどボール初速が上がってくれました。
フェースセンターの少し上で最も初速が出るように設計され、飛びの三要素と言われる「ボール初速」「打ち出し角」「スピン量」のすべてを最適化することに成功。プレーヤーの最大飛距離を引き出します。
下記の表は、2日目にTENSEI PRO BLUE 1K (S)シャフトを装着して、トラックマンで20球測定した平均値です。(レンジボール使用)
RMX VD R ドライバー | 9.5°×TENSEI PRO BLUE 1K (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 46.6m/s |
ボール初速 | 67.2m/s |
キャリー | 246.8y |
トータル | 269.3y |
打ち出し角 | 12.4° |
バックスピン | 2,015rpm |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.44 |
①オフセンターで少し失速する
②「打ち出し角」が低め
③低スピンでよく飛ぶ
④ヘッドスピードは44m/s以上必要
【弾道の高さ】9.0
浅重心なのに、意外に上がりやすかった。
打った瞬間は高く持ち上がり、そのままドーンと伸びる鋭い中弾道。「飛ばし」に理想的な弾道です。
【つかまり】8.5
重心距離が短いから、フェースローテーションしやすい。過激にターンしないから引っ掛けのミスは出ませんでした。
可変ウエイト(スライドウエイト)が初期設定ではストレートからナチュラルフェードの味付け。ドローポジションにすると途端にドローが打ちやすくなる。フェードポジションにすると左のミスが消せました。
ソールに装備された左右方向のスライドウェイトにより、つかまり具合を繊細に調整可能。フェード、ドローの球筋をコントロールできます。
【操作性】10.0
意思が伝わりやすくてコントロールしやすい。抜群に操作しやすかった印象です。
【打感】10.0
気が付いたら、時間を忘れてかなりの球数を打ってました。ずっと打ち続けたくなる心地いい打感です。
フェースがよくたわみ、インパクト時間が長く感じる。
【やさしさ】8.0
芯でとらえるとメッチャ飛びます。
ミスしても原因がすぐに分析できるから、ラウンド中にスイングの修正が出来そうです。
小顔の割にはそれほど難易度は高くありません。
芯の広さもあるし、球が上がりやすい。可変ウエイトの効果も大きい。
コントロールしやすくて逆球が出にくいので、保険が掛けやすい印象が強い。
狭いホールでは、とりあえず低いフェードを打ってれば大怪我にならない。2日間めっちゃたくさん試打したけど、突然プッシュが出たり、引っ掛けが出たりの想定外のミスは出ませんでした。
広いホールでは思い切ってぶっ叩ける。叩いた時の飛びは外ブラのロースピンタイプと同じレベルです。
ハードヒッター・オンリーのような手強さはありませんが、平均以上のヘッドスピードは欲しいところです。
【総合評価】9.2/10
【総合評価 9.2】
構えやすさ 9.5
飛距離 9.5
弾道の高さ 9.0
つかまり 8.5
操作性 10.0
打感 10.0
やさしさ 8.0
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私もお世話になってます。
RMX VD/R ドライバーの口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にしてください。
「私にはムリです」
なかなか芯に当たりませんでした。私にはムリです。
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》
「ドローヒッターは打ちやすい」
打ちやすいですね。わたしは RMX VD/M ドライバー よりもこっちの方が簡単に感じました。ドローヒッターは打ちやすく感じるのかもしれません。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》
「このまま持ち帰りたい」
TENSEI PRO BLUE 1K の 9.5°で打つと、強弾道で強烈に飛びます。弾道が丁度いい高さのつかまったフェードになります。このまま持ち帰りたいぐらい気に入りました。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》
シャフトは3種類・レフティモデルは
標準仕様のシャフトは3種類です。残念ながらレフティ(左利き用)モデルはありません。
- SPEEDER NX BLACK 50 (S) 先中調子/¥105,600(税込)
- TENSEI Pro Blue 1K 50 (S) 中調子/¥116,600(税込)
- TOUR AD VF-5 (S) 中元調子/¥107,800(税込)
オススメしたいゴルファーは
- 操作性を重視する
- 低スピンで飛ばしたい
- ヘッドスピードが平均以上の上級者
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商品情報(スペック)
メーカー | ヤマハ (YAMAHA) |
商品名 | RMX(リミックス) VD/R ドライバー |
ロフト |
|
ライ角 | 58(STD)-61(UPRT) |
体積 | 445cm3 |
構造 | 6-4チタンCNC精密加工フェース、811チタン精密鋳造ボディ、カーボンクラウン |
グリップ | ヤマハオリジナル ツアーベルベット・ラバー・360 |
シャフト/価格 |
|
長さ | 45.5インチ |
まとめ
YANAHA RMX VDR ドライバーを試打した計測データと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価をレビューしました。
弾道を計測した数値を検証すると、操作しやすい445ccのコンパクトヘッドは、叩けば叩くほどボール初速が上がって、低スピンの強弾道でぶっ飛ぶことが解りました。
ゴルフ場では操作性の良さが実感できました。
改めて振り返ると、振り抜きやすさと、心地いい打感が、強く印象に残っています。
また、意外に球が上がりやすくて、ミスに寛容な面がありました。
つかまり具合の調節に有効な可変ウエイトも装備してます。
ドライバーを自分の強みにして戦いたいアスリートにオススメです。
【12/8まで】下取り額UPキャンペーン