TaylorMade(テーラーメイド) Qi10 MAX(マックス) レスキューを2日間かけてじっくりと試打しました。
打った球筋を見ると、1番手以上高く上がり、ハイドローのキャリーでよく飛びます。ユーティリティの高さじゃない。まるで9番ウッドです。
計測データを検証すると、フェース下部でも高く上がり、初速が速い。ロフト以上に高く上がり、ロフト以上によく飛ぶことが確認出来ました。
ミスがミスにならない。困ったときに何とかしてくれるお助けクラブになります。
振り抜きやすいグッドバランス。
前作(STEALTH2 HDレスキュー)よりもミートしやすくなったから、落下地点のバラツキが軽減されています。
どんなユーティリティなのか、実際に2日間打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
TaylorMade(テーラーメイド)
Qi10MAX レスキュー
/2024年2月発売モデル
【番手/ロフト】
・#4/23°
【シャフト/価格】
・Diamana BLUE TM60 (S)(R)中調子/¥50,600(税込)
兄弟モデルの評価
【試打&評価】Qi10 レスキュー/狙いやすくてやさしいユーティリティ
【試打&評価】Qi10 ツアー レスキュー/上級者がやさしく狙えるユーティリティ
試打を体験した率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- フェース下部でも高弾道のキャリー
- よくつかまり右のミスが出にくい
- ミートしやすいグッドバランス
気になった点もあります
- ロフトが大きいから番手選びに注意
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Qi10MAX レスキュー の評価【9.5/10】
【構えやすさ】9.5
Qi10レスキュー よりも一回り大きくてどっしりとしたシャローヘッド。
ショートウッドのような安心感があり、構えやすい顔です。
【飛距離性能】9.5
試打1日目にDiamana BLUE TM60 (R)を使用して、ドライバーのヘッドスピードを38~39m/sぐらいでゆっくり目に振った時の測定値です。
ミート率がすごい。
これだけゆっくり振って、こんなに飛ぶなんて、びっくりです。
下記の表は、試打の2日目に Diamana BLUE TM60 (S)シャフトを装着して、トラックマンで10球測定した平均値です。
Qi10MAXレスキュー | U4(23°)×Diamana BLUE TM60 (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 37.5m/s |
ボール初速 | 54.5m/s |
キャリー | 179.2y |
トータル | 195.5y |
打ち出し角 | 15.6° |
バックスピン | 3,970rpm |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.45 |
試打データから解った事
①高弾道でよく飛ぶ
②フェース下部のロスが少ない
③ロフト以上に高く上がる
④スピン量はやや多め
⑤スライスが出にくい
ヘッドスピードが遅くても、払い打ちで、ハイドローになり、キャリーの安定感がある。
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【弾道の高さ】10.0
スタンダードモデル(Qi10レスキュー )と比べると、1.5倍ぐらいの高さに、、、実際はそこまで高くはないが、体感的にそれぐらい楽に上がる印象です。
【つかまり】9.5
ローテーションは控え目だが、ボールをしっかり捕まえて右のミスは消してくれます。ナチュラルにドローが掛かりやすい、セミドローバイアスといった感じ。
【操作性】7.0
安定感重視です。
【打感】9.0
軽快に弾きながら”たわみ”も少し感じられ、手首や肘にやさしい感触。オフセンターでも悪くない。
【やさしさ】10.0
お助け要素が満載の、やさしいユーティリティです。
フェース下部でトップ気味にヒットしても、なにしろ球が高い。ユーティリティの高さじゃない。楽に上がるから球を上げようと思わなくていい。
右のミスも出ません。スライスやコスリが出ないから、着実に距離を稼げます。
落下地点のバラツキが少ない。
あえてスタンダードモデルのQi10レスキューを選ぶ理由があるのか、疑問になる。少なくともやさしさを求めるならこっちでいい。
上級者も使えると思います。スチールシャフトが選択できないのが残念。さらに、オリジナルカーボンシャフトが結構しっかりしてるので、非力なゴルファー向けにもう少し軽くて柔らかいシャフトも欲しいところです。
これを買うことによるネガティブ要素は、アイアンを使うのがバカバカしくなる。アイアンの本数を減らしたくなる。それぐらいしか欠点は見当たりません。
【総合評価】9.5/10
【総合評価 9.5】
構えやすさ 9.5
飛距離 9.5
弾道の高さ 10.0
つかまり 9.5
操作性 7.0
打感 9.0
やさしさ 10.0
Qi10マックス レスキュー の口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にしてください。
「打ちやすい」
打ちやすいです。球が上がりやすいし、プッシュが出ません。距離も出ます。オリジナルカーボンの(R)シャフトでピッタリです。
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 月2ゴルファー》
「引っかけも出ない」
高く上がって、ドローボールで距離も出るから、楽ですね。引っかけも出ません。シャフトもいい感じです。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 メタボ・ゴルファー》
「この高さが武器に」
やさしいです。ドローでこの高さは武器になりますよ。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 クラチャンは2位が最高。》
標準シャフトは・レフティは
標準シャフトは1種類。
レフティモデル(左利き用)の設定はありません。
・Diamana BLUE TM60 (S)(R)中調子/¥50,600(税込)
オリジナルカーボンシャフトの印象は、
Diamana BLUE TM60は、丁度いい重量感。オリジナルシャフトとしてはしっかり目のカーボンです。コンタクトしやすくてよくつかまる。走りよりもミート重視の印象。
(S)でドライバーのヘッドスピードが42〜46m/sぐらい。
カスタムはUSモデルがおすすめです!
数十種類の豊富なシャフト。
Qi10 レスキュー シリーズのカスタムが自由にオーダーできる
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- 右のミスを減らしたい
- 球の高さが欲しい
- 距離の安定感が欲しい
- ミドルアイアンが苦手
- ヘッドスピードは特別遅い方ではない
デメリットもあります
- 球の高さを抑えにくい
- 操作性は良くない
比較対象となるモデルは
競合するモデルが多いですが、この2モデルがよく似た性能です。
前作との違い・進化した点
- 前作(STEALTH2 HDレスキュー)よりも振り抜きやすくなった
- シャフトが長くなった
- ミスに寛容になった
- 落下地点のブレが軽減された
- ミートしやすくなった
商品情報
メーカー | TaylorMade(テーラーメイド) |
商品名 | Qi10 MAX レスキュー |
番手(ロフト/ライ角/シャフト長) |
|
ヘッド素材 / フェース素材 | ステンレススチール [450SS] + インフィニティカーボンクラウン / ステンレススチール [450SS] |
グリップ | TM Tour Velvet 360 Black/Blue CP (径60/47.5g) |
シャフト/価格 | ・Diamana BLUE TM60 (S)(R)中調子/¥50,600(税込) |
まとめ
テーラーメイド Qi10 MAX レスキューを試打した計測データと実際の体験をもとに、その評価をレビューしました。
打った球筋を見ると、ユーティリティと思えぬ高弾道でよく飛びます。
計測データを検証すると、フェース下部でも高く上がり、初速が速い。ロフト以上によく飛ぶことが確認出来ました。
振り抜きやすいグッドバランス。ミスがミスにならない。困ったときに何とかしてくれるお助けクラブにもぴったりです。
クーポンで、さらに10%OFF!
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