YONEX EZONE GT TYPE D (ヨネックス イーゾーンGT タイプD) ドライバー をじっくりと試打しました。
よくつかまって、振り遅れても右のミスが出ません。
打った弾道を見ると、何発打ってもきれいなドローボール。
計測データを見ると、オフセンターのロスが少なくて、スライス回転が掛かりにくいこと分かりました。
ミスに強くて、平均的によく飛び、より遠くへ、ドローで運んでくれます。
右のミスを消したい人に使って欲しい。
ヘッドスピードが平均ぐらいのゴルファー向けのドローバイアスっていう印象です。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その試打評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
ヨネックス イーゾーンGTタイプD ドライバー)
/2024年4月発売モデル
【ロフト】
・9°
・10.5°
【シャフト/価格】
・RK-04GT (S)(SR)(R)中元調子/¥96,800(税込)
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兄弟モデルの評価
【試打評価】EZONE GT タイプS ドライバー 2024/安定して遠くへ運べる
前モデルの評価
【試打評価】EZONE GT 450 ドライバー/よく飛んで曲がらない
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- 右のミスが消せるドローバイアス
- 球が上がりやすい
- フェース下部のロスが少ない
気になった点もあります
- タイプSドライバーとの違いが大きい
イーゾーンGT タイプD ドライバー の評価【9.2/10】
【構えやすさ】9.0
スライサーには構えやすい顔です。
クラウン後方のヒール側にボリュームがあり、ややフックフェース。いかにもつかまりそうな印象を受ける。
【飛距離性能】9.0
試打1日目に「10.5°× RK-04GT(SR)シャフト」を使用して、43~45m/sぐらいで振った時の測定値です。
ドローヒッターの私は、叩くと引っ掛かるので、これぐらいのヘッドスピードが最も効率よく飛んでくれました。
下記の表は、試打の2日目に RK-04GT (S)シャフトを装着して、トラックマンで10球測定した平均値です。
EZONE GT TYPE-Dドライバー | 9°×RK-04GT (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 45.8m/s |
ボール初速 | 67.1m/s |
キャリー | 246.9y |
トータル | 265.5y |
打ち出し角 | 15.2° |
バックスピン | 2,945rpm |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.46 |
①フェース下部のヒットでも失速しない
②スピン量はやや多め
③ドロー回転が掛かりやすい
④打ち出し角が高い
コスリやスライスで飛距離をロスしてる人は飛距離アップできるでしょう。
【弾道の高さ】9.5
出球が高くてよく伸びる。吹け上るほどの高さではない
【つかまり】9.5
よくつかまるドローバイアス。
兄弟モデルのTYPE-Sよりもライ角が1度アップライト。直進方向に球が出て、自然にドローが掛かります。
【操作性】7.5
安定感優先です。
【打感】9.0
よくたわみ、心地いい弾き感。オフセンターでも悪くない。
【やさしさ】9.5
よくつかまって、より遠くへドローで運べます。
オフセンターのロスが少なくて、右のミスが消せる安心感が手に入ります。
シャフトがしっかりしてるし、重量もどっしりしてるから、ヘッドスピードが平均ぐらいのゴルファー向けのドローバイアスって感じ。
ある程度ターゲット層が絞られるかも。
どちらかというと、パワーがある方だが右のミスが出やすい。そんなタイプの人にピッタリです。
兄弟モデルのタイプSドライバーとの違いが大きい。
同じシャフト、同じロフト角で2モデルを交互に打ち比べると、差は歴然です。つかまえたい人に使って欲しい。
トラックマンのデータを解析すると、フェース下部の反発が強い。
ソールのフェース近くの赤い部分に「ストライク スピードカーボン」を搭載。フェース下部のミスヒットでも強く弾き飛ばしてくれる。
外観上は、ヒール側にウエイトは装備されていないが、重量配分がドローバイアスになっている。
「バーチカルレーザーミーリングフェース」細かい縦溝がサイドスピンを減少させ、直進性・方向性を向上させてくれます。
つかまえようと頑張らなくていい。
プッシュ、スライスを減らして、右のミスを消したい人にお勧めです。
【総合評価】9.2/10
【飛距離】9.0
【弾道の高さ】9.5
【つかまり】9.5
【操作性】7.5
【打感】9.0
【やさしさ】9.5
オリジナルカーボンシャフトの印象は
【RK-04GT (S)(SR)(R) 中元調子】
手元が大きくしなりながら素早く戻る。先がしっかりして暴れない。飛距離と方向性のバランスに優れたシャフトです。
3種類のフレックスは重量の違いが大きくて対象ヘッドスピードがはっきり分かれます。
(S)で44〜48m/s、(SR)で41〜45m/s、(R)で37〜40m/sぐらい。
【岩井姉妹カラーモデル】
ヘッドは[TYPE-S],[TYPE-D]の2タイプ。カスタム対応で、カラー、ロフト、シャフト、が選択可能です。
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメッリットがあります
・右のミスを減らしたい
・ヘッドスピードは極端に遅い方じゃない
・ある程度フォームが安定している
こんな人にはデメリットも
・左のミスが多い人
・ハードヒッター
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イーゾーンGTタイプD ドライバーの競合モデルは
これらのモデルが比較対象になります。
- ブリヂストン B2HT ドライバー
- ヤマハ RMX VD/X ドライバー
- テーラーメイド Qi10 MAX ドライバー
- キャロウェイ パラダイム Aiスモーク MAX D ドライバー
- コブラ ダークスピード MAX ドライバー
前作との違い・進化した点
・先代モデル( EZONE GT 450 ドライバー )と比較すると、ヘッドが大きくなった
・右のミスが出にくくなった
・やさしい方向にシフトチェンジした
EZONE GT タイプDドライバー の口コミ
つかまりますが、重たいですね。(R)シャフトなら何とか使えそうなレベルです。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
右のミスは出ません。時々フックボールが出ました。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
弾道が高くて、やさしくつかまるドローバイアスです。スライサーにピッタリです。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
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商品情報 (スペック)
メーカー | YONEX (ヨネックス) |
商品名 | EZONE GT TYPE S DRIVER イーゾーンGT タイプDドライバー |
ロフト/ライ角 | ・9° ・10.5° |
ライ角 | 59.5° |
体積 | 460cm3 |
ヘッド素材/製法 | 本体:8AL-1Mo-1Vチタン精密鋳造 フェース:Super-TIX®51AF圧延材 クラウン:2G-Namd™ Speed複合カーボン スリーブ:A7075アルミ合金 ウェイトビス:タングステン合金 |
シャフト/長さ/価格 | ・RK-04GT (S)(SR)(R)中元調子/¥96,800(税込) 素材:カーボン(2G-Namd™ Flex Force) |
グリップ | オリジナルグリップ(50g/60口径) |
まとめ
YONEX EZONE GT TYPE D (ヨネックス イーゾーンGT タイプD) ドライバー は、よくつかまって、振り遅れても右のミスが出にくいです。
オフセンターのロスが少なくて、ミスに強くて、平均的によく飛びます。
より遠くへ、ドローで運べる。
ヘッドスピードが平均ぐらいで右のミスを消したいスライサー向けのドローバイアスっていう印象です。
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