TaylorMade(テーラーメイド) Qi アイアン を2日間かけてじっくりと試打しました。
打った球筋を見ると、トップ気味でもよく拾い、高く上がり、よく飛ぶ。
芯を食っても、ミスしても、全部ナイスショットです!
計測データを検証すると、何発打っても同じ高さの同じ飛距離。飛びも安定感もトップレベルです。振り遅れてもプッシュしません。やさしいドローバイアスです。
刷新された3種類のシャフトが、それぞれ超打ちやすい。
ヘッド単体の完成度が高いだけじゃなく、オリジナルシャフトとの組み合わせによる、総合力の高さが実感できました。
前作(ステルス アイアン)には全く欠点が見当たらないが、全体的に打ちやすさに磨きがかかった印象です。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
TaylorMade(テーラーメイド)
Qiアイアン
/2024年2月発売モデル
【番手/ロフト】
・7番/28°
【シャフト/価格(5本セット)】
・Diamana BLUE TM60 (S) 中調子/¥143,000(税込)
・N.S.PRO 910GH (S) 先中調子/¥126,500(税込)
・N.S.PRO 820GH (R) 先中調子/¥126,500(税込)
試打を体験した率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- フェース下部の寛容性が高い
- トップクラスの飛びとやさしさ
- オリジナルシャフトとのコンビネーションが素晴らしい
気になった点もあります
- ショートアイアンのロフト差が大きい
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Qiアイアンの評価【9.5/10】
【構えやすさ】9.0
少しグース、分厚いトップブレード、安心してスクエアに構えられます。
つかまりそうな安心感もあります。
【飛距離】9.5
試打1日目に Diamana BLUE TM60 (S) で、ドライバーのヘッドスピードが40m/sぐらいをイメージして振った時の平均的な測定値です。
めっちゃ飛びます。トップ気味でも失速しません。
インパクトの感触がミスヒットの時でも、計測データはぶっ飛んでいます。
下記の表は、N.S.PRO 910GH (S)シャフトを挿入したモデルで、トラックマンで10球測定した平均値です。
Qiアイアン | 7番(28°)×N.S.PRO 910GH (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 38.0m/s |
ボール初速 | 52.8m/s |
キャリー | 164.9y |
トータル | 174.5y |
打ち出し角 | 19.2° |
バックスピン | 5,318rpm |
落下角度 | 49.2° |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.39 |
試打データから解った事
①出球が高くて高弾道になる
②キャーリーが出る
③フェースの下部での反発力が強い
④スピンは平均レベル
⑤飛距離性能はトップレベル
払いうちでも高弾道になり、飛距離は、最高レベルです。
【弾道の高さ】9.5
1番手分ぐらい高弾道になります。
貫通型スピードポケットが球を持ち上げ、フェース下部での反発力が高い。
【つかまり】9.5
アップライトなライ角と自然なターンで気持ちよくつかまります。ドローバイアスと言っていいでしょう。
振り遅れてもプッシュを我慢してくれます。
【操作性】7.0
安定感優先です。
【打感】9.0
弾き優先の感触が改善され、しっとりとした心地いい感触です。オフセンターも悪くない。
【やさしさ】10.0
スイープに払っただけでよく上がり、ターンを意識しなくてもしっかりとつかまる。
タイミングがブレても、軌道修正してくれる。振り遅れてもプッシュしません。
オートマチックな、やさしさを感じました。
マジでミスに寛容なアイアンです。
ミスショットが、恐らく同伴者にはバレないだろう。そんな得した気分になります。
ヘッドとシャフトの総合力が素晴らしい。
刷新された3種類のシャフトとの相性が良く、それぞれ超打ちやすい。
これなら、払い打ちするゴルファーがやさしくプレーできます。
前作(ステルス アイアン)には全く欠点が見当たらないが、全体的に打ちやすさに磨きがかかった印象です。
【総合評価】9.5/10
【総合評価 9.5】
構えやすさ 9.0
飛距離 9.5
弾道の高さ 9.5
つかまり 9.5
操作性 7.0
打感 9.0
やさしさ 10.0
Qi アイアン の口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にして下さい。
「シャフトもヘッドも打ちやすい」
820GH(R)スチールシャフトが打ちやすいのか、ヘッドが打ちやすいのか、両方でしょうか。高く上がってめっちゃ打ちやすいです
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》
「よくつかまる」
右に出た球がセンターに戻ります。よくつかまるので、右のミスは出ませんが少し左に巻くミスが出ます。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》
「打ち込まなくても高く上がる」
打ち込まなくても高く上がり、方向のブレがほとんどありません。楽ですね。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》
標準シャフトは・レフティは
標準シャフトは1種類の専用カーボンと2種類の軽量スチール。
レフティモデル(左利き用)はちゃんと用意されています。(※N.S.PRO 820GH(R)は受注生産)
- Diamana BLUE TM60 (S)(R) 中調子
- N.S.PRO 910GH (S) 先中調子
- N.S.PRO 820GH (R) 先中調子
オリジナルカーボンシャフトの印象は、
Diamana BLUE TM60 は、軽硬(かるかた)っていうほどでもないが、軽くてしっかりしてるからダフリのミスが出にくい。大きなミスが出ません。よっくり振り抜けばシャフトが仕事をしてくれます。(S)でドライバーのヘッドスピードが38〜41m/sぐらい。(R)で36〜39m/sぐらい。
N.S.PRO 910GH (S) は、950GH neoよりも少し重たくて、結構柔らかい。ヘッドの重みを感じながら振れるからスイングプレーンが安定します。中から先がしなって球を捕まえてくれます。振り遅れても軌道修正してくれる。ミスに寛容なシャフト。(S)でドライバーのヘッドスピードが40〜44m/sぐらい。
N.S.PRO 820GH (R) は、そのまま軽量化した感じ。(R)でドライバーのヘッドスピードが37〜40m/sぐらい。
USモデルは、数十種類の豊富なシャフト
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- 極端な長尺や超ストロングロフトの飛び系アイアンは使いたくない
- ミスに寛容なアイアンでもっと飛ばしたい
- 操作性は重視しない
- ヘッドスピードは平均レベル、または平均以下
- 払いうちするタイプ
デメリットもあります
- ビトイーンの距離感が出しにくい
- 操作性はよくない
- 9番とPWのロフト差が6度、PWとAWの差も6度。やや距離のギャップが広い。
USモデルには、日本国内未発売の「HL」タイプがあります!
比較対象となるモデルは
競合が多いカテゴリーですが、これらのモデルがよく似た性能です。
- オノフ AKA アイアン 2024
- コブラ DARKSPEED アイアン
- キャロウェイ Aiスモーク アイアン
- ゼクシオ エックス アイアン(2024)
- タイトリスト T350 アイアン
- ヤマハ RMX VD/X アイアン
標準シャフト・バリエーション、ロフト角 などのの違いが選択のポイントになりそうです。
前作との違い・進化した点
- 前作(ステルス アイアン)と比較すると、全体的に底上げされた
- 標準シャフトが打ちやすくなった
- 左右のミスが出にくくなった
- 平均飛距離がアップした
- 打感が改善された
商品情報(スペック)
メーカー | TaylorMade (テーラーメイド) |
商品名 | Qi アイアン |
番手(ロフト/ライ角/長さ) |
|
ヘッド素材 / フェース素材(製法) | [4~8]ステンレススチール [450SS] (鋳造) [9~SW]ステンレススチール [431SS] (鋳造) |
シャフト/価格 5本セット(6-PW)・単品(4,5,AW,SW) |
|
グリップ | TM Tour Velvet 360 Black/Blue CP (径60/47.5g) |
まとめ
テーラーメイド Qi アイアンを試打した体験と計測データをもとに、その評価をレビューしました。
打った球筋を見ると、トップ気味でもよく拾い、高く上がり、ミスの寛容でよく飛びます。
計測データを検証すると、飛びも安定感もトップレベル。やさしいドローバイアスです。
また、3種類のニューシャフトが、それぞれ超打ちやすい。
ヘッド単体の完成度が高いだけじゃなく、オリジナルシャフトとの組み合わせによる、総合力の高さが実感できました。
全体的に打ちやすさに磨きがかかった印象です。
クーポンでさらに10%OFF!
【GOLF5】Qiアイアンが安く購入できます。