PING(ピン) i530 アイアンをじっくりと試打しました。
コンパクト感があり、実に構えやすい顔。
中空っぽくない心地いい打感。操作性もいい。
やさしさはトップレベル。フェースの広範囲でたわんでくれるから、当然オフセンターのロスが少ない。
ロフト設定がかなりストロング化されたのに、さらに上がりやすくなっている。
飛距離は一段階アップ。いい事尽くめのロフト変更です。
前作(i525アイアン)は素晴らしかったが、まだこんなに伸びシロがあるとは、驚きました。
寛容性と切れ味が同時に味わえる、欲しいものが全部詰め込まれた、最強の飛び系ツアーアイアン。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
PING(ピン)
i530 アイアン
/2024年4月発売モデル
【番手/ロフト】
・7番/27.5°
【シャフト】
・MODUS3 TOUR 105 (S) /¥31,900(税込)
・N.S.PRO 850GH neo (S) /¥31,900(税込)
・N.S.PRO 750GH neo (S) /¥31,900(税込)
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- ミスに強い
- 高弾道でぶっ飛ぶ
- 顔も打感も素晴らしい
気になった点もあります
- 下の番手がかなりストロング化された
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i530アイアンの評価【9.6/10】
【構えやすさ】9.5
アスリート向けのブレードアイアンから買い替えても、違和感なく構えられます。
小さ過ぎず、ちょうどいいサイズ。安心して狙える構えやすい顔。
薄めのトップブレード、ストレートネックがピンを刺してくれます。
【飛距離】10.0
試打1日目に N.S.PRO 850GH neo (S) で、ドライバーのヘッドスピードが40m/sぐらいをイメージして振った時の平均的な測定値です。
ストロング化されたロフトの効果なのか、ヘッドの性能なのか、その両方でしょう。間違いなく前作(i525アイアン)よりも飛びます。
下記の表は、モーダス 105(S)シャフトを挿入したモデルで、トラックマンで10球測定した平均値です。
i530アイアン | 7番(27.5°)×Modus3 Tour105(S) |
---|---|
ヘッドスピード | 39.3m/s |
ボール初速 | 54.5m/s |
キャリー | 168.2y |
トータル | 178.1y |
打ち出し角 | 20.1° |
バックスピン | 5,746rpm |
落下角度 | 50.2° |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.40 |
試打データから解った事
①出球が高くて高弾道になる
②方向性がいい
③フェースの広範囲での反発力が強い
④スピンは平均レベル
⑤飛距離性能は飛び系アイアンの中でもトップレベル
軽く振ってもぶっ飛ぶ。飛距離性能は、最高レベルです。
【弾道の高さ】9.5
ロフトが27.5°なのにノーマルロフト並みの高さです。ストロングロフトとは思えぬ上がりやすさです。
【つかまり】9.0
重心距離は長く感じない。意識しなくても普通にターンしてしっかりつかまります。
【操作性】8.5
曲がり過ぎないから、安全な範囲で操作できる。
【打感】9.0
フェースがたわんで包み込みながら、軽快に弾き返す。
芯を外しても悪くない。
中空っぽい感じが改善されている。
【やさしさ】9.5
前作同様に本家のUSモデルとはロフトが違う。日本では、いわゆる「パワースペック・ロフト」が標準仕様。その分だけバンスが少ないから日本の芝には打ちやすい。
フェースの開閉がしやすくなって、ダウンブローに打ち込みやすくなった。なんだかお尻が軽くなって軽快に振り抜ける。
重心設計が見直され、より高弾道になり、プッシュも出にくくなった。
軽く振ってもぶっ飛んでくれる。オフセンターのロスが極めて少なくて、方向性も抜群にいい。
アスリートも満足できる顔。操作性も悪くない。
外観デザインは、またさらにカッコ良くなった。
前作が完ぺきな仕上がりだったが、全面的にブラッシュアップされ、早くも前作が古臭く感じてしまう。
寛容性、飛距離、構えやすさ、打感、切れ味、、、欲しいものが全部ある、最強の飛び系ツアーアイアンです。
前作(i525アイアン)は素晴らしかったが、まだこんなに伸びシロがあるとは、驚きました。
各メーカーがしのぎを削るアスリート向け中空マッスルだが、完全に一歩抜け出した印象です。
【総合評価】9.6/10
【総合評価 9.6】
構えやすさ 9.5
飛距離 10.0
弾道の高さ 9.5
つかまり 9.0
操作性 8.5
打感 9.0
やさしさ 9.5
i530 アイアンの口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にして下さい。
「750GH neo が打ちやすい」
打ちやすいです。カッコよくて、やさしくて、よく飛びます。750GH neo が新加入ですね。打ちやすいです。
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》
「この打ちやすさはすごい」
高弾道のナチュラルドローでぶっ飛びます。この打ちやすさはすごいですね。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》
「ライバルは見当たりません」
前作よりも打感がいいし、音がいい。飛距離も寛容性も素晴らしいです。ライバルは見当たりませんね。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》
標準シャフトは・レフティは
吊るしもありますが、カスタムでいろんなシャフトが用意されています。
レフティモデル(左利き用)はちゃんと用意されています。
推奨標準シャフトスペック
【カーボン】
- ALTA J CB BLACK (S)中調子,(SR)中先調子,(R)先調子
- PING TOUR 2.0 CHROME I (S)中元調子
- SPEEDER NX 35 先調子
- SPEEDER NX 45 先中調子
【スチール】
- AWT 2.0 LITE (R)中先調子,(SR)中調子,(S)中調子
- N.S.PRO 750GH neo (S)先調子
- N.S.PRO 850GH neo (S)中調子
- N.S.PRO 950GH neo (S)中調子
- MODUS3 TOUR105 (S)元調子
- MODUS3 TOUR115 (S)元調子
- MODUS3 TOUR120 (S)中元調子
- Dynamic Gold (S200)元調子
オリジナルカーボンシャフトの印象は、
ALTA J CB BLACK は、ヘッドが走り球が上がりやすい。(S)でドライバーのヘッドスピードが39~42m/sぐらい、(SR)で37~40m/sぐらい。
PING TOUR 2.0 CHROME I は、軽量スチールとカーボンのいいとこどりのような打ちやすさがあります。(S)でドライバーのヘッドスピードが42~46m/sぐらい。
USモデルは、数十種類の豊富なシャフト・バリエーション
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- 引き締まった顔が好み
- ミスに寛容なアイアンでもっと飛ばしたい
- 操作性も欲しい
- ヘッドスピードは極端に遅くはない
デメリットもあります
- PWのロフトがが立ってるからウェッジの構成を考える必要がある
- 低い弾道が打ちづらい
比較対象となるモデルは
P790、T200、245、などがセミアスリートモデルとして競合しますが、飛距離性能や寛容性などは、まったくレベルが違います。
やさしさや飛距離性能では下記の3モデルがよく似た性能です。
アスリートが満足できる点ではi530が唯一無二の存在かも。
前作との違い・進化した点
- 前作(i525アイアン)と比較すると、ロフトがストロング化された
- より高く上がる
- 飛距離性能がアップした
- 打感が改善された
- ミスに寛容になった
商品情報(スペック)
メーカー | PING (ピン) |
商品名 | i530 アイアン |
番手(ロフト/ライ角(スタンダード・ブラック)/長さ) |
|
ヘッド素材 | マレージング鋼C300(フェース)/17-4ステンレススチール(ボディ) |
仕上げ | ハイドロパールクローム仕上げ |
製法 | ボディ:鋳造 フェース:鍛造 |
グリップ | GP360 LITE TOUR VELVET ROUND(バックライン無し) |
推奨シャフト | 【カーボン】
【スチール】
|
価格(1本) | カーボン:¥34,100(税込) スチール:¥31,900(税込) |
まとめ
ピン i530アイアン を試打の体験と計測データをもとに、その評価をレビューしました。
コンパクトで実に構えやすい顔。心地いい打感。操作性もいい。
やさしさはトップレベル。ロフト設定がかなりストロング化されたのに、さらに上がりやすくなっている。
飛距離は一段階アップされた。
寛容性と切れ味が同時に味わえる、欲しいものが全部詰め込まれた、最強の飛び系ツアーアイアンです。
【表示価格から、クーポンでお値打ちに!】
ピン i530アイアン が早くも大幅プライスダウン!