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【試打&評価】ミズノプロ 243 アイアン/やさしさ,飛び,打感が高レベル

Mizuno Pro(ミズノ プロ) 243 アイアンを2日間じっくりと練習場で試打した後に、ゴルフ場で1ラウンドしました。

実際にいろんな打ち方を試したら、オフセンターでもよく反発して、高初速でよく飛ぶのが印象的でした。
計測データを前作(223アイアン)と比較すると、飛距離性能と寛容性が一段階アップしていることが確認出来ました。

ゴルフ場では、傾斜地からでもコンタクトしやすくて、インパクトでスムーズにターンしてくれる印象が強かったです。
操作性も良かったし、打感は期待以上。
イメージ通りの弾道で、何度もバーディーチャンスに着けられました。

見れば見るほど魅了される引き締まったカッコいい外観ですが、中身はやさしいポケットキャビティ。
やさしく狙いたいアスリートの理想を凝縮したような素敵なアイアンです。

どんなクラブなのか、トラックマンで計測したデータと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。



試打クラブのスペック

Mizuno Pro ミズノ プロ
243アイアン
/2023年9月発売モデル
【番手/ロフト】
・7番/32°
・8番/36°
【シャフト】
・Modus3 Tour 105 (S)
・Modus3 Tour 115 (S)
【価格】
¥151,800(税込)/6本セット(5-PW)

【試打1,2日目】 都内の練習場 晴れ 最高気温 31.5℃
【試打3日目】千葉県内のコース 晴れ 最高気温32℃
ミズノプロ 243アイアン の外観

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試打を体験した率直な感想は

この3項目が最大のお勧めポイント

  • よく飛んで、ミスに強い
  • 心地いい打感
  • ショートアイアンのロフト変更、GW(48°)の追加
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Nao
9番(41°→40°)とPW(46°→44°)がそれぞれロフト変更されています。GWは、前作はUSモデルのみでしたが、国内で販売されます。

気になった点もあります

  • モーダス115が吊るしで買えない
nao1
Nao
DG120とモーダス105の採用は有り難いですが、モーダス115がカスタム対応になりました。残念です。

買い替えなら「下取り割」がお得、
お試ししたいなら「TRY SHOT」が便利

ミズノプロ の新作アイアン が安く購入できる。


ミズノプロ 243アイアン の試打評価【9.4/10】

【構えやすさ】9.5

ずいぶんトップブレードが薄くなって、さらに引き締まった印象を受けます。ピンを刺しやすいストレートネックのコンパクトな美しい顔。文句なしの構えやすい顔です。

ミズノプロ243アイアンを構えた時のフェース面の見え方

【飛距離】9.0

試打1日目にドライバーのヘッドスピードが43m/s前後をイメージして振った測定値です。
32度前後のロフトのモデルの中ではトップクラスの飛距離性能です。

ミズノプロ243アイアンの飛距離を計測したデータ

試打データから解った事

下記の表は、ミズノ 243アイアン を トラックマンで20球測定した平均値です。(レンジボール使用)

243アイアン7番(32°)
ヘッドスピード38.1m/s
ボール初速51.9m/s
キャリー162.4y
トータル168.3y
打ち出し角19.1°
バックスピン6,042rpm
落下角度48.8°
ミート率(SMASH FAC.)1.36

試打データから解った事は
①7番で32°のモデルの中ではトップクラスの飛び
②ミスヒット時のロスが少ない
③安定したスピン量
④打ち出し角と落下角度が高く、グリーンで止まりやすい

※私は前作(223アイアン)を2年間所有していますが、後日同じシャフトで20発ずつ交互に打ち比べたら、慣れ親しんだ223よりも新作の245の方が平均で2.1ヤード飛びました。

【弾道の高さ】9.0

トップ気味でも高く上がりました。スピン量は標準レベル。
マイクロスロット構造という名のポケットキャビティ構造が4~7番に施されている。これが左足下がりの傾斜地からも球を持ち上げてくれました。

ミズノプロ243アイアンのソール形状

【つかまり】9.0

インパクトゾーンで自然にフェースがターンして、しっかりとつかまえてくれました。
フェースローテーションが実に自然な動きをしてくれます。返りすぎる心配もない。気持ちいいインパクトで爽快な気分になりました。

【操作性】9.0

ラウンド中に、ピンポジションに合わせて、いろんな操作を試みましたが、曲がり過ぎのミスが出にくくてイメージ通りにやさしく操作できました。
ビトイーンの距離のコントロールも問題なくクリアできました。

【打感】9.5

これだけよく反発するのに、ボールとの接触時間が長く感じられ、吸い付くようなたわみも伝わってくる。素晴らしい打感です。

【やさしさ】9.0

3日間たくさん打ったけど、芯を外した時の反発力が上がり、オフセンターのロスが軽減されている点が体感出来ました。

ゴルフ場では、18ホールずっと振り心地が良かった。
よくつかまるから、コスって右手前のバンカーに入る不安がありませんでした。
フェース下部でもよく拾うから、ボールコンタクトに不安がありません。フェアウエイバンカーから6番アイアンでも高く上げられました。球筋も最高に気持ち良かった。

このコンパクトな容姿からは想像できないくらいの打ちやすさが実感できました。

ただし、
ラフからのショットで大きくグリーンオーバーしたケースが2ホールありました。
フライヤーになりやすいのか、ヘッドの抜けがいいのか。ラフから距離が出しやすいので番手選択で迷ったら短い方をチョイスする方が無難です。

やさしさだけじゃない。
操作性、打感、狙いやすさ、欲しいものは全部あります。
8番から下はポケキャビ構造じゃなく、操作性と打感を優先にしている。
ピンをやさしく狙いたいアスリートにピッタリな鍛造アイアンです。


ミズノのアイアンのカスタムはUSモデルがオススメです。


【総合評価】9.4/10

【総合評価 9.4】
構えやすさ  9.5
飛距離  9.0
弾道の高さ  9.0
つかまり  9.5
操作性 9.0
打感 10.0
やさしさ  9.0

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Nao
バックフェースのデザインがメッチャカッコいいです。ロゴのカラーが白に統一されて、「243」のモデル名がネックに移動されています。ミズノらしい様々なこだわりがありますよ。

243アイアンの口コミ

私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にしてください。

「意外に球が上がる」

意外に球が上がってくれました。950GH neoぐらいの軽量スチールがあったら打ってみたいですね。とにかくカッコいいです。

《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》

「メッチャ打ちやすい」

よくつかまって、高弾道のドローボールになります。前作との違いはよく分かりませんが、メッチャ打ちやすいアイアンです。

《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》

「予想以上に飛ぶ」

前作よりも弾道が強くなりました。飛距離は予想以上に飛んでくれます。打感も向上してます。いいアイアンですね。

《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系  学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》

標準シャフトは2種類、レフティは、

吊るし販売は2種類のスチールです。現時点ではレフティ(左利き用)は残念ながらありません。

  • Dynamic Gold 120 (S200) 元調子
  • Modus3 Tour 105 (S) 元調子

ミズノ公式オンライン

オススメしたいゴルファーは

こんな人にメリットがあります

  • 打感にこだわる
  • 平均レベルまたはそれ以上のヘッドスピードがある
  • ミドルアイアン以上は楽に飛ばしたい
  • ショートアイアンは操作性を重視したい
  • ミスに寛容なアイアンでピンを狙いたい中・上級者

デメリットもあります

  • 4番~7番と8番~GW の素材の違いが原因で、打感の差を感じる
  • 打感はいいが、軟鉄鍛造一枚モノのような芯の分厚さはない

ミズノのアイアンのカスタムはUSモデルがオススメです。

比較対象となるモデルは

競合するモデルが多いですが、この3モデルがよく似た性能です。

  1. ヤマハ RMX VD/M アイアン
  2. タイトリスト T150アイアン
  3. オノフ KURO フォージド アイアン(2024)

ライ角、標準シャフト・バリエーションなどが選択のポイントになりそうです。
ヤマハRMX VD/M アイアンとよく似た性能ですが、7番で1°ロフトが違います。
タイトリストT150アイアンの方がよりアスリート色が強いです。
オノフ黒フォージド アイアンは、中空ならではの寛容性があります。

↓このアイアンが1番のライバルです

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ヤマハ RMX VD/Mアイアン の外観

前作との違い・進化した点

前作(223アイアン)の懸念材料の「7番と8番の距離のギャップ」が改善されました。練習場でもコースでも、飛距離性能も寛容性も前作から一段階アップしている印象が強かったです。

「ショートアイアンのロフトが変更」
前作のショートアイアンのロフトピッチが5度だったのが不満だったが、9番(41°→40°)とPW(46°→44°)と、ロフトが立てられ、6~GWのロフトピッチが4度に統一。番手間の飛距離が均一になった。
前作を2年間所有してますが、実はそこが不満だったのでスペック表を見てびっくりしました。ミズノはかゆいところに手が届きます。

商品情報(スペック)

メーカーMIZUNO (ミズノ)
商品名Mizuno Pro 243 アイアン
(ミズノプロ243アイアン)
番手(ロフト/ライ角/シャフト長)
  • 4(22°/60°/38.25″)
  • 5(25°/60.5°/37.75″)
  • 6(28°/61°/37.25″)
  • 7(32°/61.5°/36.75″)
  • 8(36°/62°/36.25″)
  • 9(40°/62.5°/35.75″)
  • PW(44°/63°/35.25″)
  • GW(48°/63°/35″)
素材・製法【4~7】
クロムモリブデン鋼  (SCM420)
精密鍛造/4120
【8~GW】
マイルドスチール (S25CM)
精密鍛造/1025E
仕上げニッケルクロム銅下メッキ/サテン仕上げ/EFバッジ/TPU複合バッジ
グリップ

ゴルフプライドM31ラバーグリップ ミズノオリジナル
(43ME88000)口径M60/49g

シャフト
  • Dynamic Gold 120 (S200) 元調子
  • Modus3 Tour 105 (S) 元調子
価格[6本セット(5~PW)] ¥151,800(税込)
[単品(4,GW)] ¥25,300(税込)
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Nao
9番とPWのロフト変更以外は前作(223アイアン)と同じスペックです。


まとめ

ミズノプロ 243 アイアン を試打した計測データと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価をレビューしました。

計測データを検証すると、飛距離性能と寛容性が一段階アップされ、弾道が高いことが確認出来ました。
ゴルフ場では、ミスに強い面と操作性の両面に優れ、やさしくピンが狙える印象が強かったです。

やさしいだけじゃない。操作性、打感、狙いやすさ、欲しいものは全部あります。
振り心地も打感も球筋も最高に素晴らしい。
イメージ通りの弾道で、やさしく狙える素敵な鍛造アイアンです。


買い替えなら「下取り割」がお得、
お試ししたいなら「TRY SHOT」が便利

ミズノプロ の新作アイアン が安く購入できる。