MIZUNO(ミズノ) T24ウエッジ を 練習場のマット、芝、バンカーから、たっぷり試打しました。
52°を前作(T22ウェッジ)と交互に打ち比べると、溝が2本増えた分だけスピン性能が向上してるのが体感できました。
56°、58°はソールを滑らせるだけでスピンが掛かってくれます。
58°に新設定された「V-TYPE」のバンスは一推しです。
刈り込んだ硬いフェアウェイから突っかかりません。繊細なタッチが出しやすいです。
バンカーからは十分な弾きを確保しながら抜けがいいから距離が合わせやすいです。
いろんな傾斜から試したけど、
どこから打ってもスピンが掛かってくれます。
ピンチでもスピンで寄せられるウェッジです。
顔の良さはトップクラス。
新しい艶消しの外観仕上げは、カッコよくて高級感があります。打感はもちろん”ミズノならでは”です。
どんなクラブなのか、試打の体験をもとに、その評価と感想を解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
MIZUNO(ミズノ)
T-24 WEDGE (T24ウエッジ)
/2023年9月発売モデル
【ロフト/バンス)】
- 52°/10°(S-TYPE)
- 56°/10°(D-TYPE)
- 58°/10°(V-TYPE)
【シャフト/価格】
- Dynamic Gold HT (S200) /¥24,200(税込)
試打を体験した率直な印象は
この3項目が最大のお勧めポイント
- フルショットもグリーン周りもスピンが向上した
- 短い距離での操作性が向上した
- 58°の「Vタイプソール」がオールラウンドで扱いやすい
気になった点もあります
- 1°刻みの設定が無くなった
MIZUNOのUSモデルは、バリエーションが豊富。46°もあります。
ツアープロが使うノンメッキ仕上げも。
T24 ウェッジ のノンメッキ仕上げ(Tour Raw)をチェック
T24 ウエッジ の試打評価【9.6/10】
【構えやすさ】10.0
コンパクトで操作しやすく見える顔。
少し丸みを帯びて、「やさしさ」と「ゆとり」も与えてくれる。
操作性が欲しいと考えるレベルのアスリートには満点の構えやすさです。
ロフト表示が見やすくなった。(普通になっただけですが、、)
↓前作はロフト表示が見にくかった。この表示がゴルフ場で見ると意外に小さくて、老眼のシニアには見にくい。何度も間違えました。
【スピン性能】9.5
48°~52°はスコアライン(フェースの溝)の本数が2本増えたが、実際に52°を前作と交互に打ち比べると、その効果がリアルに実感できます。
フルショットでは、フェース下部でヒットした時でも、ボールに食い付いてる感触が手に伝わります。前作はトップ気味の感触になるのにスピンで止まってくれる。この違いは大きい。
54°~60°は溝が広い設計。実際に56°と58°のショートアプローチを打つと、やさしいタッチで芝をなぜるように軽く打ってもスピンが掛かります。
【操作性】10.0
ソールが邪魔をしないからスムーズに操作できます。スピンが掛からなかったり、掛かりすぎたりがない。ソール形状とスコアラインのマッチングがいい。
芝の上からいろんな打ち方を試したが、短い距離での、スピンを掛けたり、足を使ったりのさじ加減が、思い通りです。
ロブも打ちやすい。
↑58°に新設定された「V-TYPE」のバンスは一押しです。
刈り込んだ硬いフェアウェイから突っかからずザックリしにくい。
グリーンに乗ってから下るアプローチも繊細なタッチが出せます。
バンカーからは十分な弾きと抜けの良さで距離が合わせやすいです。
【打感】9.5
軟鉄鍛造に銅メッキが施されている。接触時間が長く感じられ、インパクトの情報量も多い。
【バリエーション】8.5
7種のロフトに5種のソールグラインドの組み合わせで、合計11種類のバリエーション。
外観仕上げは、「ソフトホワイトサテン」と「デニムカッパー」の2種類。
※USモデルは、合計17種類のバリエーションがあります。ツアープロが使う「ノンメッキ仕上げ」も。
T24 ウェッジ(USモデル) のノンメッキ仕上げ(Tour Raw)をチェック
【やさしさ】9.0
転がしも、ロブも打ちやすいが、基本的にオーソドックスな打ち方でスピンが掛かってくれるので、どこに落とせばいいのかが計算しやすい。
操作性がいいからいろいろやりたくなるが、キュキュッとスピンで止まって、そこからタラタラと寄る感じ。このワンパターンで大体寄ります。
フルショットはライが悪くてもスピンが掛かるし、グリーン周りのショートアプローチは操作しなくてもスピンが入る。
いろんな傾斜や薄い芝からも試したけど、どこから打ってもスピンが掛かりやすいのは間違いないです。
フィーリングを大切にしながらスピンで寄せたいアスリートにオススメです。
【総合評価】9.6/10
【総合評価 9.6】
構えやすさ 10.0
スピン 9.5
操作性 10.0
打感 9.5
バリエーション 8.5
やさしさ 9.0
T24ウェッジ の口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にしてください。
「構えやすいが、」
外観がカッコいいし、構えやすい顔ですが、やっぱりダイナミックゴールドは私には重たいです。
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》
「打感は最高」
払い打ちでもよくスピンが掛かりますね。打感は最高です。長い時間フェースの上に乗ってる感じがします。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》
「ミズノプロのアイアンと揃えたい」
58°のVソールが気に入りました。抜けがいいだけじゃなく、ちゃんとバンスが機能してるので、ダフリにも寛容です。ミズノプロのアイアンを検討中なので、揃えたくなりました。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》
吊るしのシャフトは1種類
標準仕様は1種類のスチール。
- Dynamic Gold HT(S200) 手元調子
【GOLF5】ミズノ T24 ウェッジ のお値打ち価格をチェック!
オススメしたいゴルファーは
- 軟鉄鍛造の打感にこだわる
- 安定したスピンで寄せたい
- 操作性も欲しい
商品情報
【S-TYPE】
バウンスの大部分を残す形でトレーリングエッジからヒール側にかけてグラインド。
主にフルショットを多用し、グリーン周りではバウンス効果を求めるプレーヤー向け。
【D-TYPE】
トウとヒール部分を大きく削り、丸みを持たせながらセンターのバウンス部分はしっかりと残してグラインド。グリーン周りでの操作性とバウンス効果の両立を求めるプレーヤー向け。
【V-TYPE】
ツアープロの要望を取り入れた設計。バウンスを効かせながらも、トウ、ヒール、トレーリングエッジを削ることで抜けの良さを追求。幅広いショットを打ちたいプレーヤー向け。
【C-TYPE】
トウとヒール部分を大きく削り、丸みを持たせながらトレーリングエッジ部分のバウンス部分を少し残しながらグラインド。グリーン周りではフェースを開いて球を操作したいプレーヤー向け。
【X-TYPE】
Cグラインドよりもさらに大胆に、トウ、ヒール、さらにはバウンス部分も積極的にグラインド。ソール幅が最も狭く、バウンス効果も少ない為、自分のフェースの開き具合でバウンス効果を調整して球を操作したいプレーヤー向け。
メーカー | MIZUNO (ミズノ) |
商品名 | T24 WEDGE (T24ウエッジ) 2023年10月発売モデル |
[ロフト] バンス.グラインド/シャフト長/バランス |
※は受注生産 |
ライ角 | 63° |
素材 | 本体:マイルドスチール(S25C)ボロン鋼精密鍛造/1025 BORON |
仕上げ |
|
グリップ | ゴルフプライドM31 360ラバーグリップ(ミズノオリジナル)(5KJME64100)口径M60/49g |
シャフト/価格 | Dynamic Gold HT (S200) 元調子/¥24,200(税込) |
まとめ
ミズノ T24 ウェッジ を試打した体験をもとにその評価をレビューしました。
前作(T22ウェッジ)と交互に打ち比べると、フルショットも、ショートアプローチもスピン性能が向上しています。
操作性は抜群にいい。打感もいい。顔もいい。
58°に新設定された「V-TYPE」のバンスはオールラウンドに扱いやすい。
どこから打ってもスピンが掛かってくれました。
アスリートのピンチを助けてくれるウェッジです。
【GOLF5】ミズノ T24 ウェッジ のお値打ち価格をチェック!