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【試打&評価】ピン i230 アイアン/信頼できるから安心してデッドに狙える

PING(ピン) i230 アイアンを計測器で飛距離やスピン量などを徹底的に試打検証した後に、購入して10か月が経過しました。

計測データを検証すると、「弾道の高さ」と「飛距離の安定感」がしっかりと確認出来ました。

実際にゴルフ場でラウンドを重ねると高弾道でピンを刺してくれます。
「操作性」と「距離の合わせやすさ」があることが実感できました。

前作(i210アイアン)と比較すると、モデルチェンジによるネガティブ要素は一切ありませんでした。

構えやすい顔、
オフセンターでも心地いい打感、
ミスに寛容、
合わせやすい縦の距離感、
欲しいものが全部ある。信頼できるから安心して狙えるアイアンです。

どんなクラブなのか、トラックマンで計測したデータと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。



試打クラブのスペック

ピン i230アイアンの外観

 PING(ピン)
i230 アイアン
/2023年1月発売モデル
【番手】
・4番~UW
【シャフト/価格(1本)】
・Modus3 Tour 115 (S) /\30,800(税込)
・N.S.PRO 950GH neo (S) /\30,800(税込)

【弾道測定】 東京都内の練習場 晴れ 最高気温 20.5℃
【使用したゴルフ場】千葉県内、茨城県内、埼玉県内などのコース

購入したi230アイアン の7本セット

↑購入したマイクラブ

試打を体験した率直な感想は

この3項目が最大のお勧めポイント

  • 距離も方向もブレない安定感
  • 全体重量が軽くて、振り抜きやすい
  • 寛容性と操作性の調和が素晴らしい
nao1
Nao
性能面は文句なしですが、それだけではありません。シャープできれいな顔立ちも、カッコいい外観も、全部魅力的でした。試打してからすぐに注文しました。

気になった点もあります

  • 大きく値上げされた価格設定
nao1
Nao
前モデル(i210アイアン)と比べると随分高い価格設定になりました。でも、ずっと長く使えるから、コスパは悪いとは思いません。価格以外にケチをつける点はありませんでした。

シャフトもグリップも豊富なバリエーション!
PING i230アイアン のカスタムはUSモデルがオススメです。
距離が欲しいなら「Power Spec Loft」がお薦めです。


i230アイアン の評価【9.2/10】

【構えやすさ】9.5

薄目のトップブレードにストレートネックの引き締まった顔。
打ち下ろしや、前下がりのライからでもピンに対してスクエアに構えやすかったです。

構えた瞬間に「溝の本数が増えたな~」って思いました。ラフからでもスピンが入ってくれそうな安心感があります。

ピンi230アイアンを構えた時のフェースの見え方

【飛距離性能】8.5

950GH neoで、ドライバーのヘッドスピードが41m/s前後をイメージしてゆっくり目に振った測定値です。
他メーカーのライバルモデルと比べるとちょっと飛んでる感じ。

ピンi230アイアンの飛距離を計測したデータ


下記の表は、マイクラブのi230アイアンをトラックマンで20球測定した平均値です。(レンジボール使用)

i230アイアン7番(33°)×MODUS3 TOUR 115 (S)
ヘッドスピード38.0m/s
ボール初速51.2m/s
キャリー160.3y
トータル167.5y
打ち出し角19.3°
バックスピン6,203rpm
落下角度49.4°
ミート率(SMASH FAC.)1.35
試打データから解った事は
①7番で33°にしてはキャリーがよく出る
②ミスヒット時のロスが少ない
③フェース下部でも安定した多めのスピン量
④打ち出し角と落下角度が高い、硬いグリーンで止まりやすい
⑤飛び過ぎのミスは出ない、狙った距離だけ飛んでくれる

【弾道の高さ】9.5

ホームコースでラウンドすると、硬くて高速なグリーンでも高さでピタッと止まってくれる高弾道でした。

ピンi230アイアンをトゥ側から見た

5番アイアンが左足下がりからでもよく上がってくれました。

ピン i230アイアンの5番と7番を芝の上で撮影

【つかまり】9.0

フェースのターンは控えめながら、フェースがブレずに直進方向にしっかりつかまえてくれました。

【操作性】9.0

小幅の範囲ならちゃんとイメージ通りに操作できます。縦の距離感が合わせやすいのが最大の武器です。

【打感】9.0

ソフトでフェースの弾力性を感じる打感。
バックフェース全面に搭載された「エラストマー・インサート」が芯を外した時の邪魔な振動を取り除き、心地いい感触になりました。

ピンi230アイアンのキャビティ部分

【やさしさ】9.0

球が上がりやすくて、フェース下部でもスピンが掛かってくれました。
左足下がりからでも積極的にピンをデッドに狙えるやさしさを何度も体験しています。
芝が薄い冬から春先でも、ダフリにくくてダウンブローに打ち込みやすい。フェアウェイバンカーからも球が上がりやすくてスピンが掛かってくれました。
ゴルフ場で使えば使うほど、このアイアンのやさしさを実感できました。

マイクラブを計量すると、
i230アイアンに、モーダス115を挿入した全体重量は、他メーカーのアスリート向けアイアンにモーダス105を挿入した全体重量と同じぐらいです。

この軽さは、フワフワしたり暴れたりタイミングが合わなかったりのネガティブ要素がありませんでした。
実はピンアイアンのやさしさの一番の要因はこの「軽さ」であると考えます。
軽量なのに合わせやすい、これが打ちやすさの最大のポイントです。

このi230アイアンは、振り抜きやすさが他メーカーのアスリート向けアイアンとの最大の違いです。

また、ピンならではの「ハイバウンス」がダフリ防止になってます。

ピンi230アイアンのソール形状

ミスに寛容で距離が合わせやすく方向がブレない。5番アイアンも打ちやすかった。信頼できるから安心してピンをデッドに狙えました。

【総合評価】9.2/10

【総合評価 9.2】
構えやすさ  9.5
飛距離  8.5
弾道の高さ  9.5
つかまり  9.0
操作性 9.0
打感 9.0
やさしさ  9.0

nao2
Nao
トッププロが使用してるから難しいと思われがちですが、ターゲットをやさしく狙えるアイアンです。

i230 アイアンの口コミ

私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にしてください。

「打ちやすいが飛距離は、、」

私でも球が上がるし、時々ナイスショットになります。打ちやすいですね。でも飛距離を考えるとG430アイアンの方が私には魅力があります。

《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》

「前作と大きな違いがない」

打ちやすいし、メッチャ楽です。でも前作と大きな違いは感じません。外観がカッコよくなりましたね。

《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》

「球が上がりやすくてスピンが入りやすい」

1番手ぐらい球が高く上がりますね。球が上がりやすくてスピンが入りやすいです。飛距離はノーマルロフトの割にはちょっと飛んでる感じがします。

《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系  学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》

シャフトは・レフティは

吊るし販売もありますが、カスタムでいろんなシャフトが用意されています。
レフティモデル(左利き用)はちゃんと用意されています。

推奨標準シャフトスペック 

【カーボン】

  • ALTA J CB BLACK (S)中調子,(SR)中先調子,(R)先調子
  • PING TOUR 2.0 CHROME I (S)中元調子

ALTA J CB BLACK は、カウンターバランス効果でヘッドが走り球が上がりやすい。(S)でドライバーのヘッドスピードが39~42m/sぐらい、(SR)で37~40m/sぐらい。
PING TOUR 2.0 CHROME I は、最近人気のアスリート向けカーボンシャフトと同等のクォリティがあります。軽量スチールとカーボンのいいとこどりのような打ちやすさがあります。(S)でドライバーのヘッドスピードが42~46m/sぐらい。

【スチール】

  • N.S.PRO 850GH neo (S)中調子
  • N.S.PRO 950GH neo (S)中調子
  • MODUS3 TOUR105 (S)元調子
  • MODUS3 TOUR115 (S)元調子
  • DG EX TOUR ISSUE (S200)元調子

シャフトは国内よりも圧倒的に豊富なバリエーション!
人気のスチールファイバーもあります。

PING i230アイアン のカスタムはUSモデルがオススメです。

ちょっと距離が欲しいならロフト設定は「Power Spec Loft」がお薦めです。


オススメしたいゴルファーは

こんな人にメリットがあります

  • コンパクトな顔が好き
  • ストロングロフトは使いたくない
  • 飛び過ぎのミスは回避したい
  • 操作性は欲しい
  • 高弾道でやさしくピンを狙いたい

デメリットもあります

  • ハイバウンスはマットの上でダフってるような錯覚になる
  • 全体重量が軽いからズッシリ感が欲しい人はいつもよりも重たいシャフトを選んだ方がいい

意外に納期が早い。

PING i230アイアン のカスタムはUSモデルがオススメです。

比較対象となるモデルは

ターゲット層が被って競合となるのは、この3モデルです。

  1. キャロウェイ APEX PRO アイアン(2023)
  2. テーラーメイド P770 アイアン(2023)
  3. タイトリスト T150 アイアン

ゴルフ場で打ち比べたら、ラフから最も距離が合わすやすく感じたのはi230アイアンでした。ダフリに寛容なのもi230アイアンです。ハイバウンスの効果が実感できました。
ピンは1本からでも購入できるので、コンボアイアンにしたり、ユーティリティを多めにしたり、イレギュラーなセッティングが可能です。

↓このアイアンが1番のライバルです

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前作との違い・進化した点

前作(i210アイアン)は誰もが認める名器でしたが4年以上の月日が経ち、どんな改良の余地が残されていたのかが楽しみでした。

前作との違いは、

  • 球が上がりやすくなった
  • 芯が広くなった
  • フェース下部のスピン量が増えた
  • 打感が向上した
  • ボテッとした顔が改善され、アスリート好みのスッキリした顔になった

いいこと尽くしの進化版です。
世界のトッププレイヤーが迷わず新規導入をしたi230アイアンは、モデルチェンジによるネガティブ要素は一切ありませんでした。

商品情報 (スペック)

メーカーPING (ピン)
商品名i230 アイアン
番手(ロフト)
  • 3(19°)
  • 4(22.5°)
  • 5(26°)
  • 6(29.5°)
  • 7(33°)
  • 8(37°)
  • 9(41°)
  • PW(45°)
  • UW(50°)
ライ角(スタンダード・ブラック)60.5°(5I)、62°(7I)
ヘッド素材431ステンレススチール
仕上げハイドロパールクローム仕上げ
製法鋳造
グリップ

GP 360 LITE TOUR VELVET ROUND
(バックライン無し)

推奨シャフト【カーボン】

  • ALTA J CB BLACK (S)中調子,(SR)中先調子,(R)先調子
  • PING TOUR 2.0 CHROME I (S)中元調子

【スチール】

  • N.S.PRO 850GH neo (S)中調子
  • N.S.PRO 950GH neo (S)中調子
  • MODUS3 TOUR105 (S)元調子
  • MODUS3 TOUR115 (S)元調子
  • DG EX TOUR ISSUE (S200)元調子
長さ (7I)37インチ
価格 (1本)【カーボン】
¥33,000(税込)
【スチール】
¥30,800(税込)
(※DG EX TOUR ISSUE は/\33,000(税込))
nao2
Nao
各番手のロフト角、バウンス角、シャフト長などは前作(i210)と同じですが、ライ角だけが少し変更されています。3番~6番のライ角が少しフラットになりました。


まとめ

PING i230アイアンを試打した計測データと、購入してからゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価をレビューしました。

10か月間使用した印象は、よく拾ってよくつかまり、高弾道でやさしく狙えるアイアンです。
計測データを検証すると、キャリーが出て、縦の距離がさらにブレなくなりました。

軽量で振り抜きやすく、ミスに寛容。
縦の距離が合わせやすく、操作性もいい。
打感もいい。顔もいい。

欲しいものが全部ある。信頼できるから安心して狙えるアイアンでした。
モデルチェンジによるネガティブ要素は一切ありません。

世界のトッププレイヤーが迷わず新規導入をした素晴らしいアイアンです。


私も注文しました。

PING i230アイアン のカスタムはUSモデルがオススメです。