テーラーメイド P760 アイアン を試打しました。
払い打ちよりも打ち込んだ方がこのアイアンのパフォーマンスを引き出せます。
スイートエリアが広くミスに強い。
飛距離性能はまずまず。
アスリートが戦いやすいレベルに仕上げられている魅力的なアイアンです。
どんなクラブなのか、評価と感想を解りやすくレビューします。
試打クラブ
P760アイアン/2018年11月発売モデル
【番手(ロフト)】
・7番(33度)
【シャフト】
・MODUS3 TOUR 105 (S)
↓こちらも参考にして下さい。
2019年 勝つためのアイアン・ランキング/アスリートにおすすめ7選
番手バリエーションは8種類(3番〜PW)
P700 シリーズ アイアン
これで「P700シリーズ・アイアン」は5モデルめになるが、どうやらこの3モデルが今後の主力商品となりそうです。
3〜7番は中空アイアン
3番〜7番がP790と同じ中空構造、8番〜PWはP770の同一番手と同じ軟鉄鍛造のワンピース・キャビティ。P700 アイアン シリーズの集大成とも言えるコンボアイアンになっています。
※こちらも参考にしてください
P790アイアンとP770アイアンを打ち比べ
P760アイアンの評価
【構えやすさ】
アスリートアイアンとしては、やや厚めのトップブレードにストレートネック。私が使い続けてきた P790アイアン をほんの少しフェースを短くした感じでそっくりな顔です。
クセのないオーソドックスな中間サイズの大きさで、安心感があって構えやすい。バックフェースのデザインも美しい。
【飛距離】
ノーマルロフトの普通の飛距離って感じです。ロフト以上に飛ぶわけじゃないし、飛ばなくもない。
うーん、、
P790アイアンはロフト角以上にぶっ飛んでくれますが、同じ中空なのにちょっと期待ハズレな感じがしました。ソールの溝(スピードポケット)がないのが要因なのかな??
飛距離を求めるキャラじゃないから、アスリートにはこの方が有難いかも。P790の飛びすぎには時々困惑しましたが。。。
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【弾道】
中高弾道でスピン量は多い。サイドスピンが少ないから左右にブレにくい。
【つかまり】
しっかりとつかまる。フェースのターンが控えめだが、振り遅れてもプッシュになりにくい。インパクトの瞬間にグイッと捕まってくれます。
【打感】
芯でとらえると、めっちゃ気持ちいい。その芯の範囲が広くてワイドスイートエリアを体感できますよ。フェースのどこでヒットしても、衝撃吸収材が機能して打感をマイルドにしている。P790よりも粘りがあり、1段階上の打感に仕上がっています。
【操作性】
大きく曲がらないから安心してコントロールできる。吹け上がりもなく、低い弾道も打ちやすい。軽いドローで”ライン出し”がやりやすかった。
【やさしさ】
やっぱりスピードポケットがないから、払い打ちで拾ってくれるような寛容さは薄いが、スイートエリアが広く、ミスに強い。打ってて気持ちよくて打ちやすい。
飛距離性能はアスリートが戦いやすいレベルに仕上げられています。中空構造の効果が十分に発揮される3〜7番と、軟鉄鍛造ワンピースの操作性を活かせる8〜PWに、飛距離の大きなギャップが生じないように味付けされている。
このコンボが「P700シリーズアイアン」の集大成とも言えますね。
アスリートが、距離感や感性を犠牲にせずにやさしさを追求するなら、このアイアンが見事にマッチします。
シャフトは
カスタム専用じゃないのが嬉しいですね。2種類のスチールシャフトが標準で用意されています。
・Dynamic Gold (S200)
・MODUS³ TOUR105 (S)
おすすめしたいゴルファーは
- ノーマルロフトのアイアンが欲しい。
- ミスに寛容なアイアンが欲しい。
- ある程度スイングが安定している。
- 操作性は重視したい。
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まとめ
テーラーメイド P760 アイアン は、アスリートがフィーリングを犠牲にせずにやさしくピンが狙える。
・打ちやすい
・ラインが出しやすい
・よくつかまる
・打感がいい
・飛びすぎない
・ミスに強い
これはP700シリーズの”いいとこ取りアイアン”。トッププロからセミアスリートまで、かなりの人気が出そうな予感がする。
今年の私のエースアイアンでした。本当に素晴らしいアイアンですよ。
飛距離 8
やさしさ 9
弾道の高さ 8.5
つかまり 9
構えやすさ 9.5
操作性 9
打感 9.5