ブリヂストン ツアーB XD-H ユーティリティ(2018)を試打しました。
「低重心」「低スピン」「大きめのロフト角」の3拍子が、弾道の強さと上がりやすさを両立させている。
よく拾って、吹け上がらず、距離感が合わせやすい。風にも強い。スイートエリアが広め。
アイアン感覚で打ちたいアスリートには、この小ぶりのヘッドは、かなり評価が高いでしょう。
どんなクラブなのか、評価と感想を解りやすくレビューします。
試打クラブ
TOUR B XD-H UT(ユーティリティ)
/2018年9月発売モデル
【番手 (ロフト)】
・H3 (21°)
・H4 (24°)
【シャフト】
・MODUS3 TOUR105 (S)
番手バリエーションは3種類 H2(18°)、H3(21°)、H4(24°)
TOUR B XD-Hユーティリティの評価
【構えやすさ】
同シリーズのドライバーとやフェアウェイウッドはカーボンクラウンにブルーの縦スジが入る特徴的なデザイン。でもこのユーティリティはブラック基調のオーソドックスな面構え。ターゲットにスクエアに構えやすい。
ツアープロの意向なのか、ヘッドの体積が前モデル(2016)と比べると約1割小さくなった。アイアン感覚で構えられるいい顔です。
【飛距離】
スチールシャフトとの相性が良くて、重量を活かして打ち込むと強い弾道でよく飛ぶ。ストロングロフトじゃないし、シャフト長も標準だが、期待以上に飛びます。
【弾道】
低スピンの強い中弾道で吹け上がらない。アイアン型ユーティリティのような風に負けない弾道。
【つかまり】
コンパクトフェースが小気味よくターンして、よくつかまってくれます。このXDHは重心距離が短かくなったのがよく分かる。インパクトで自然にヘッドが返って、ボールを包み込んでくれますよ。
【打感】
フェースとクラウンのたわみが感じられ、なかなかいい打感です。
操作性】
フェースコントロールがしやすいからフェードもドローも打ちやすい。低い球も打ちやすいし、ショートアイアンでライン出しをするような芸当も難なくこなしてくれる。
【やさしさ】
「低重心」「低スピン」「大きめのロフト角」が、弾道の強さと上がりやすさを両立させている。よく拾って、吹け上がらず、距離感が合わせやすい。風にも強い。スイートエリアが広め。アイアン感覚で打ちたいアスリートには、この小ぶりなヘッドの抜けの良さと、つかまりの良さは、かなり評価が高いでしょう。
構えやすさ、抜けの良さ、飛距離の安定感、操作性、ミスの強さ、、総合的にピンを狙いやすいユーティリティです。
シャフトは
2種類のスチールシャフトが用意されています。
・MODUS³ TOUR105
・N.S.PRO 950GH (特注)
おすすめしたいゴルファーは
- コンパクトヘッドが好み。
- アイアンからの流れで打ちたい。
- 中級者以上
- 操作性を重視する。
まとめ
ブリヂストン ツアーB XD-H ユーティリティ(2018年モデル)は、コンパクトヘッドで、よく拾い、よくつかまり、風に負けない強い弾道が打てる。
・強い弾道
・小さめのヘッド
・よくつかまる
・よく拾う
・振りやすい
・飛距離の安定感
200ヤード先のピンが狙いやすい。アスリートは、こんなユーティリティが欲しかった。
飛距離 9
やさしさ 8.5
弾道の高さ 7.5
つかまり 9
構えやすさ 9.0
操作性 9.5
打感 8.5