TaylorMade M1 レスキュー(2017年モデル)を試打しました。どんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
4番(21°)
【シャフト】
TM5-117 (S) カーボン
N.S.PRO 930GH (S) スチール
テーラーメイド・Mシリーズのドライバーと同時にリリースされた ウッド型ユーティリティには『M1 レスキュー』と『M2 レスキュー』の2種類あります。
前モデルの『M1 レスキュー』は、コントロール性が良くて上級者好みのモデルでしたが、どんな進化をしたのかな。番手は3種(3番19°、4番21°、5W24°)あります。
テーラーメイド M2 レスキュー (2017) の試打&評価
構えてみると
構えると、コンパクトで操作しやすそうだが、これは前モデルとの違いが全く分からない。もともと構えやすい顔なのであえてキープコンセプトとなったのかな。ディープフェースで特にトゥ側がディープな独特な小顔は、テーラーメイドのアスリート向けレスキューの伝統の顔です。
強弾道が打てそうな顔つき。引っ掛かりそうな気持ち悪さもなく、アスリートが構えやすい顔です。2017年モデルの『M1& M2 シリーズ』の中で唯一クラウン部分がツートンカラーになってなくて、ブラック1色です。
「M2レスキュー」は、「ロフト調整スリーブ」が未装備だが、「M1レスキュー」には装備される。ライ角やロフト角が調整でき、「スライディング・ウエイト」と併せて調節すると、弾道の変動幅がかなり大きい。
前モデルとの大きな違い
このモデルは、「M1フェアウェイウッド」同様に「スライディング・ウェイト」と「スピードポケット」が同時に装着された。ソールに目を向けるとレスキューに初めて搭載された「スライディング・ウェイト」が目を引く。
前モデルは、2つの重さの違うウエイトの入れ替えだったが、このモデルはウエイトをスライドさせることによって微妙な弾道調整が可能になった。ソールのフェース側に刻まれた溝「スピードポケット」も改良されてスイートエリアがさらに拡大した。
打ってみると
打ってみると、フェード気味の力強い中弾道で、狙った方向に飛んでいく。「M2レスキュー」とは全く別の性質です。
形はウッド型ユーティリティだが、打感や弾道はアイアン型ユーティリティみたいな感じがする。アイアンからの流れで構えられ、アイアンと同じようなスイングで球筋をコントロールできる。
フェアウェイウッドのようにボールを左足寄りに置いて払い打つと、トップして捕まらないが、重心がやや高いような感じがする。上から打ち込んだ方が安定した球筋になり、上下左右に操作しやすいし、飛距離もよく飛んでくれる。
コンパクトに打ち込めるので、どんなライでも安心してアドレス出来る。ミスヒットした時に低めのフェードになってくれるので信頼感も抜群です。つかまって左に行くミスが出てしまうと気持ち悪くて使えないが、これは問題ない。
フェアウェイウッドよりもアイアンの方が得意なゴルファーにオススメです。
前モデルとの違いは、やはり可変ウエイトです。これがかなり効果ありで、球筋が変わりやすい。フェースの返り方が調整出来ると言った方が適切かもしれない。
ドローポジションにすると自然にフェースがターンするが、フェードポジションにするとフェースがまっすぐ向いたまま振り抜けるから、自然にフェードボールになる。
ミスヒットに強いクラブではないが、ミスが想定内におさまってくれるハイブリッドと言える。カチャカチャでライ角と可変ウエイトを 調節すると、いろんな球筋に変わるので、ラウンド前にスイングの調子に合わせて調節すると安心してラウンドできるかな。。
「スライディング・ウェイト」をドローポジションに調節しても、つかまり過ぎない。これは本当にアスリートが安心できるユーティリティです。
ロフト角もライ角も調節できるから一概には言えないが、スライサーにはプッシュのミスが出やすいかもしれない。
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シャフトは
シャフトは「TM5-117(カーボン) 」と「N.S.PRO 930GH(スチール)」の2種類ある。「TM5-217(カーボン)」は中がしなり、よくつかまるシャフトです。意外に重量感はあるが、(S)でも少し柔らかい感じがする。
このハイブリッドはアイアンからの流れで打ちやすいクラブなのでアイアンのシャフト重量や硬度を考慮して選ぶのが重要です。
まとめ
「テーラーメイド M1 レスキュー (2017) 」は、弾道調節機能が大幅に進化して、アスリートが安心して狙える。
・強弾道
・アイアンの流れで打ちやすい
・コントロールしやすい
・左が怖くない
・コンパクトに振りやすい
ウッド型とアイアン型のいいとこ取りをしたようなユーティリティです。
ユーティリティって、絶対的な信頼感が欲しいクラブですが、これはアスリートが手放せないクラブになります。
構えやすさ 4
デザイン 4
打ちやすさ 4
操作性 5
打感 4