PING ピン G700 アイアン を試打しました。
球の上がりやすさは一級品。
サラッと払い打つだけで、高弾道になります。インパクトでフェースがよくたわんでくれてボールをキャッチ。左右に曲がらず目標に真っ直ぐ飛んでくれます。やさしさの評価は最高。
外観も設計もスペックも今の人気ど真ん中。
どんなクラブなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
7番(28°)
【シャフト】
・MODUS3 TOUR 105 (S)
・N.S.PRO ZELOS 6
・PING FUBUKI (R)(オリジナルカーボン)
G700 アイアン の位置付けは
ピンの「G700 アイアン」 は、どうやらシニアゴルファー向けの「飛び系アイアン」ですね。ヘッドスピードが平均以下のゴルファーが高弾道で最大の飛距離が打てるアイアンで、ちゃんとスピン量も確保されて、実践的なショットが打てるらしい。実際はどうでしょうか、検証したいと思います。
番手バリエーションは 4〜9、PW、UW、SW の9種あります。
シャフト次第で、すべてのゴルファーをカバーする「G400 アイアン」との設計上の共通点が少なくて、兄弟モデルって感じではなさそうですね。
↑ピン G700 アイアン
外観を見ると、まるで「テーラーメイド P790 アイアン」とドキッとするほどそっくり
↑テーラーメイド P790 アイアン
「テーラーメイド P790 アイアン」のトゥ側のネジから『SPEEDFOAM 充填剤』が注入されている。これが素晴らしい打感を演出しています。
ところが「ピン G700 アイアン」のネジは単なるウエイトらしいけど、これは飾りっぽいですね。
↑テーラーメイド P790 アイアン
バックフェースのデザインもそっくり
構えてみると
構えてみると、グースネックで、かなり面長の顔はまるで ピン G400 クロスオーバー みたいな顔。フェース高も低くて低重心っぽい感じ。ちょっとデカ過ぎます。
ミドルアイアンは安心感があるけどショートアイアンはターゲットに集中できないなぁ。。
バックフェースの下部は肉厚になっています。とにかく球が上がりやすくしてる意図は分かります。
試打の評価は
G700アイアンを打ってみると、
【飛距離】
ストロングロフトででシャフトが長い。その割には大きな飛距離性能は感じない。”中の上”といった感じ。
↑飛ばないわけじゃないが「ぶっ飛び」ではない
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【弾道】
7番で28°というストロングロフトなのに、めっちゃ高弾道で真っ直ぐに飛びます。リアルロフトが気になるが、とにかく高く上がります。スピン量は普通。
【つかまり】
インパクトで”つかまり感”はあるが、ドロー回転がかからない。
【打感】
フェースがよく弾く乾いた感触。中空構造独特のボヤけた打感です。残念ながらPXG 0311 アイアン や、テーラーメイド P790 アイアン のような柔らかい打感とは全然違う。やっぱり特殊な衝撃吸収材が注入されていないからかな。
【操作性】
操作性は期待しないほうがいい。まっすぐ高弾道。それ以外の球筋が打ちづらいが、安定感は素晴らしい。
【やさしさ】
球の上がりやすさは、一級品ですね。サラッと払い打つだけで、インパクトでフェースがよくたわんでくれてボールをキャッチするから、高弾道になり、左右に曲がらず目標に真っ直ぐ飛んでくれます。やさしさの評価は高い。
ピンらしいバウンス角が大きい設定なので、ソールがよく跳ねます。これは評価したい。
シャフトは
標準仕様は2種類の軽量オリジナルカーボンと2種類の軽量スチールシャフトから選ぶことができる。
・PING FUBUKI
・ALTA J CB
・N.S.PRO ZELOS 6
・N.S.PRO 950GH
PING FUBUKI (R)は軽すぎてタイミングが合わなかったけど、ヘッドスピードが遅いゴルファーや女性にはいいかも。
超々軽量の「N.S.PRO ZELOS 6」は、ドライバーヘッドスピードが43m/Sを超える方は、使用できません。
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オススメしたいゴルファーは
・アイアンの飛距離が欲しい。
・高い弾道が打ちたい。
・ミスに強いアイアンが欲しい。
・軽いシャフトで振り抜きたい。
まとめ
PING G700 アイアン は、よく拾って高弾道で曲がらない。やさしいアイアンです。
・やさしい
・高弾道
・曲がらない
・よく拾う
・よくたわむ
・よく跳ねる
この”飛び”と”やさしさ”と”中空構造”が人気アイアンの”ど真ん中”です。
飛距離 9
やさしさ 10
弾道の高さ 9
つかまり 8
構えやすさ 8
操作性 6
打感 7