トーナメントでプロが使うドライバーを見ると、やさしいヘッドが主流になっています。プロゴルファーとアベレージゴルファーが同じヘッドを使う時代になってきました。
トーナメントを戦うプロは、ドライバーにはアイアンほどの操作性を求めていません。遠くまでやさしく飛ばせるドライバーが好まれています。
プロにも”やさしいドライバー””打ちやすいドライバー”が人気です。プロもアマもドライバーは飛んで曲がらなければいいのです。
そこで、全てのゴルファーにも、初心者にも、お勧めしたい「やさしく飛ばせるドライバー」の7商品を選び、オススメランキングにしました。
(全てのゴルファーを満足させるために、メーカーのカスタムオーダーの自由度が必須条件です。)
※2017年下期に発売の最新モデルの中から選びました。 【2018/4/17改訂】
※2018年8月に発売中のモデルです。
最新のランキングはこちら
【打ちやすいドライバー・ランキング】やさしい,おすすめ7選/2022年はこれでビッグドライブ
カスタムオーダーが当たり前の時代になる
昨今、カスタムオーダーという便利なシステムが増えてきた。
以前は、ほんの一部のクラブメーカーだけが対応していたが、現在は対応していないメーカーはほとんどありません。
一昔前のゴルフクラブの購入は、吊るしの商品(店頭商品)の中から選ぶのが当たり前だったから、そのクラブの適性ヘッドスピードやスイングスタイルに自分が適合してるか否かで商品を選んでいた。
テレビ中継で、プロが最新シャフトを挿入したドライバーを使っているのを 指をくわえて見てたものです。
一部のアスリートゴルファーが工房に持ち込んでシャフト交換をしたが、そのトータルに掛かる費用は高額になりました。元のオリジナルシャフトは無駄になるし、そもそもそのシャフトが本当にヘッドとの相性がいいのかなんて、打ってみなきゃ分からなかった。
でも最近はスリーブ付きの試打クラブが増えてきたので、いろんなシャフトとの組み合わせでの試打が可能になりました。専門のアドバイザリー・スタッフがスイング診断機器を使いながらフィッティングを行うスタジオも増えましたね。
今後はカスタムオーダーが当たり前の時代になるかもしれない。やさしいヘッドに自分にぴったりのシャフトを挿入する時代になるでしょう。
①ダンロップ ゼクシオ10 ドライバー
初代ゼクシオが発売以来2年ごとにモデルチェンジが繰り返され、ずっとベストセラーを維持しながら10作目となったが、またまた進化している。もちろん ゼクシオ10(テン) も発売後ベストセラーを続けています。
インパクトで自然にフェースがターンして気持ち良くボールをつかまえてくれる。低スピン&高弾道のビッグキャリーがやさしく打てるのは、低くて深い重心のおかげなのかな。ドーンと空高く左右に曲がらずぶっ飛びます。前モデルを遥かに超えた安定した飛距離性能にちょっと驚いた。
センターでヒットしやすいしマジでミスヒットしても飛んでくれる。特にヒール気味の飛距離性能は絶品です。芯に当てやすい、芯を外してもよく飛ぶ。。見事です。
最新のゼクシオが最高のゼクシオです。
全く同じヘッドで3タイプを送り出してきた
①アベレージゴルファー向けのレギュラーモデル
②セミアスリート向けの ミヤザキモデル
③アスリート向けのカスタム専用の クラフトモデル
男女問わず、全てのゴルファーがやさしく飛ばせるドライバーとしてのバリエーションを用意しているのです。
飛距離 10
やさしさ 10
弾道の高さ 9
つかまり 9.5
構えやすさ 10
操作性 8
打感 9
試打レビューはこちら→レギュラーモデル、Miyazaki Model、クラフトモデル
②タイトリスト NEW VG3 ドライバー(2018)
タイトリストとしては珍しいカーボンコンポジットで、振り抜きやすく、面白いようにナイスショットが連発する。
ヘッドがよくターンしてくれるので振り遅れの心配ご無用。気持ちよくつかまえてくれるから低スピンの高弾道のドローボールが連発する!センターを外しても初速が速くてぶっ飛びます。
打感も音もかなり上質です。操作性も悪くない。全体重量が軽い中で、実にうまく重量バランスが形成されている。ヘッドが軽いからヘッドスピードが上がり、初速が速くなる。ヘッド、シャフト、グリップ、、、全てが調和され絶妙な仕上がりになっている。
オリジナルシャフトは50g台(46.0インチ)と60g台(45.5インチ)があり、ロフト角は9.5°と10.5°の2種類だが、ロフト角だけじゃなくヘッドの形状も違う。
飛距離 10
やさしさ 10
弾道の高さ 9
つかまり 10
構えやすさ 9
操作性 8
打感 9
VG3ドライバーの試打レビューはこちら
③ピン G400 ドライバー(スタンダード・タイプ)
クラウンの「タービュレーター」という凸凹のおかげで空気抵抗が少なくてヘッドが走る。
センターでヒットするとボールを捕まえながらフェースがたわみ、大きく弾き返してくれて、低スピンの中高弾道で、直線的な強い弾道になる。この球筋はめっちゃ強い!ドーンと大砲で撃ったような一直線の弾道でぶっ飛びます。
ミスに強く、ヒール気味に当たってもヘッドが力負けしないような感じ。少々芯を外してもボールに力が乗ってくれる。ヘッドが小さいのにこの安定感は素晴らしい。
打感もいいし音もいい。ブレないからドライバーが上手になったような気分になります。
ピン G400 ドライバー には3兄弟あるが、抜群のつかまりで高弾道のドローが打ちやすいSF TEC(SFテック)もオススメです。
ハードヒッターにはLS TEC(LSテック)が引っかからないから大人気。使用プロも多い。世界のツアーで勝ちまくってます。
その後「PING G400 MAX ドライバー」もリリースされました。軽量シャフトでゆったり振るなら、オススメです。
ピンはカスタムオーダーの元祖と言ってもいい。対応がとってもスピーディーです。
飛距離 10
やさしさ 10
弾道の高さ 8
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 9
打感 9
G400 ドライバー(スタンダードタイプ)の試打レビューはこちら
④ヤマハ RMX(リミックス) 218 ドライバー
とても振り抜きやすく、インパクトゾーンをスクエアの状態を保ったまま走り抜けるし慣性モーメントが高いので高弾道で左右に曲がらずに平均的によく飛ぶ。
フェースでボールを捕まえてからヘッド全体がたわんで大きなエネルギーを吐き出すと、”ルールギリギリ”の高反発で糸を引くような大きなキャリーになる。オフセンターでも球が上がりやすく平均飛距離がアップしそうな安定感があります。
フェースの開閉が、かなり大人しいからプッシュや引っかかりの心配がない。「やさしさ追求ぶっ飛びドライバー」という感じ。
飛距離 9
やさしさ 10
弾道の高さ 10
つかまり 8
構えやすさ 9
操作性 7
打感 9
⑤プロギア RS ドライバー(2018)
高弾道で右に出た球が最高到達点から緩やかにドローがかかって、フェアウェイセンターに戻ってくる。よくつかまって憧れのハイドローが打ちやすい!
手首を意識しなくても、インパクトでフェースがボールを包み込んで、しっかりとつかまえてくれます。腕の力を抜いて、体とシャフトが一緒に動くように振り抜くと、自然にドロー回転がかかってくれる。しかも、無理につかまえに行ってもフックボールにならないから、思い切って振り切ることができる。
打感はインパクトで、フェースに吸い付くような柔らかさが感じられるし、オフセンターでの打感も悪くない。兄弟モデルの「RS F ドライバー」のクラウンはカーボンだが、こちらは手応えがあって好感触です。
プロギアのオリジナルカーボン「Diamana for PRGR」は打ちやすい。このシャフトが目玉かも。ぶっ飛ぶ要因はこのシャフトにもある。
飛距離 10
やさしさ 9
弾道の高さ 9
つかまり 10
構えやすさ 8
操作性 6
打感 9
プロギア RS ドライバー(2018) の試打レビュー はこちら
⑥BRIDGESTONE GOLF ツアーB JGR ドライバー
フェースとクラウンが大きくたわんでボールを弾き返し、超高弾道のドローボールになる。意識的にフェースをターンしなくてもインパクトでボールをグイッと捕まえて、フォロースルーで一気に放り出すような感触がリアルに伝わってくる。
ミスにも強くオフセンターでも飛ぶし、基本的にプッシュやスライスになりにくい。どんな打ち方をしても、かなりよくつかまる。ミート率重視で軽く振れば飛ぶのでヘッドスピードが遅くても飛距離が伸びるドライバーです。
ヘッドが軽いし、重心距離が短くて、重心角が大きい。実際にこのクラブはインパクトで自然にヘッドがターンする。ドライバーがコスって飛距離がイマイチなゴルファーが、気持ち良く捕まえられる。高弾道のつかまり番長です。
ブリヂストンもカスタム対応は充実しています。
飛距離 9
やさしさ 10
弾道の高さ 10
つかまり 10
構えやすさ 8
操作性 5
打感 8
⑦ホンマ Be ZEAL(ビジール) 535 ドライバー
よくつかまって高弾道のドローボールでぶっ飛びます。つかまりの良さには驚き!
インパクトでボールを包み込みながらフェースがターンして一気にリリースする感じが気持ちいい。しかも、スイートエリアが広いからオフセンターでも同じような打感でぶっ飛びます。ヒールでも飛距離のロスが少ないし、右に吹けない。これはソールの溝の効果効果でミスを軽減してくれる。よくつかまるのに引っかからないのはお見事。打感も気持ちいい。
ヘッドは極上品です。オリジナルシャフトも素晴らしいが、本間ゴルフはシャフト選びの自由度がないのがちょっと足かせになる。やはり、Tour AD や SPEEDER や、Diamana を使いたいアスリートにはちょっと寂しい感じがする。オリジナルシャフトでOKなら、今回1位にしたいぐらいのパフォーマンスです。
オリジナルシャフトのバリエーションも豊富なのでほとんどのゴルファーをカバーしてくれるが、なかなかフィッティングに足を運ぶことが出来ないのも現状です。それにしてもこのビジール 535 ドライバー は素晴らしい。
飛距離 10
やさしさ 10
弾道の高さ 9
つかまり 10
構えやすさ 9
操作性 7
打感 9
あとがき
今回ランクインしたやさしく飛ばせるドライバーは、実際に多くのツアープロが実戦で使用しています。シャフト次第でどんなゴルファーにも最高のパフォーマンスを発揮してくれるクラブだと思います。
「テーラーメイド M4 ドライバー」は、プロやアスリートゴルファーには圧倒的な人気があるが、中級者以下のゴルファーにはやや捕まりにくくて手こずる感じがする。
キャロウェイの「 GBB EPIC STAR ドライバー」と「ROGUE STAR ドライバー」は、本当によく飛ぶけど、ある程度のヘッドスピードがないとドロップする感じがする。この2モデルは「全てのゴルファーに」ではないので除外しました。
女子ツアーやシニアツアーを観戦に行くと、ほとんどのプロがやさしいクラブで安定感抜群のショットを打っています。非常に参考になりますよ。私は以前、「グローレF」をカスタムして使っていましたが、安定感抜群でした。
(さらにこちらも参考にしてください→2018年にやさしく狙えるお勧めアイアン)