Titleist VG3 UTILITY METALS(タイトリスト VG3 ユーティリティ メタル) 2018年モデル を試打しました。
これは打ちやすい!
この大きくなったヘッドは圧倒的な直進性と球の上がりやすさがあります。
慣性モーメントが高く真っ直ぐ飛びます。芯を外してもスピンの効いた高弾道になり、飛距離のロスも少ない。
センターの下でヒットしても手がしびれるような感触にはなりません。
どんなクラブなのか評価と感想を解りやすくレビューします。
試打クラブ
4番(21°)
【シャフト】
・Titleist VGH (S) オリジナルカーボン
・N.S.PRO 950FW (S)
”ユーティリティメタル”と称されるVG3のハイブリッド2018年モデルの番手バリエーションは、3番(19°)、4番(21°)、5番(23°) の3種類。
カチャカチャでロフト角とライ角が調節可能です。
シャフト(スリーブ)は前モデルや818シリーズとの互換性があります。
構えてみると
構えてみると、大きめのクラウンはどっしり感があり、クセのないセミグースネック形状で構えやすい。
薄い芝や左足下がりのライからでも、さらっと払い打ちをしたくなるような安心感があります。
狭いターゲットにも自信を持って構えられる顔です。
2018モデル(左)と2016モデル(右)
前モデルに比べ、23%もヘッド体積が大型化されました。
ユーティリティというよりもショートウッドっぽいどっしり感。しかも、ややグースネックになって、やさしくなった印象です。
前モデルは「なんで?」って思うほどアスリートっぽい顔だった。
私は好きな顔だったけど、ターゲット層的には、ちょっと変、、、
816H1 や 818H1 よりもハードな顔をしたんですよ。
誰がデザインしたんだ⁇ って思ったけど、、、今度のニューモデルは大改良しましたね。よかった。
「プレウォーン・アクティブリコイルチャンネル」というソールの溝と、後方のウエイトが慣性モーメントと飛距離性能を確保しています。
見るからにやさしい設計です。
試打の評価は
打ってみると、これは打ちやすい!
まるで、シャフトを短く切ったフェアウェイウッドを打つようなやさしさがあります。この大きくなったヘッドが圧倒的な直進性と球の上がりやすさの効果をもたらします。
慣性モーメントが高くなったとの説明が書かれているけど、本当に真っ直ぐ飛びます。
少々芯を外してもスピンの効いた高弾道になり、飛距離のロスも少ない。
この安定感があれば、今まであきらめていた長めのパー4でもパーオンが出来ますよ。打ち上げのセカンドショットでもしっかりとキャリーで届きそうな感じ。もちろん、困った時のお助けクラブにも最適です。
軽くて振りやすく、薄くヒットしても球を拾い上げてくれるから、春先の薄い芝やラフに沈んだライでもグーリーンを狙えます。
ユーティリティって、アイアンとどっちがいいかって悩むクラブだけど、比較になりません。むしろ、フェアウェイウッドの7番や9番を使っているなら、これに変えた方がいいですよってお勧めしたい感じ。
ユーティリティとフェアウェイウッドのいいとこ取りです。。
打感はなかなかマイルドで、ボールを包み込むような感触が心地いい。センターの下でヒットしてもフェースとソールの溝がたわんでよく拾ってくれて、手がしびれるような感触にはなりません。この辺りは大型化されたメリットでしょう。
重心が深くて、ヘッドの奥の方からパワーが伝わってくる感触です。一般的なユーティリティとは一味違った寛容さがあります。
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シャフトは
オリジナルカーボンのTitleist VGH と、軽量スチールの N.S.PRO 950FW の2種類のシャフトがある。
カーボンは軽量だが、ヘッドの重みを感じながら振りやすいバランスになっています。軽量だけどシャキッとしているから、手で強引に打ちに行かず、ゆったりと振れば、しっかりつかまって高弾道になってくれる。パワーに自信がないゴルファーが対象ですね。
N.S.PRO 950FWは、通常の950GHよりもソフトで、よくしなる感じがする。
「VG3 ユーティリティ メタル」のまとめ
「タイトリスト VG3 ユーティリティ メタル(2018)」は、振り抜きやすくて、ミスに寛容で、ショートウッドよりもやさしく拾ってくれるユーティリティです。
・よく拾う
・よくつかまる
・高弾道
・安定した飛距離
・ミスに強い
・直進性
やさしいユーティリティです。長い距離でもパワーがなくてもグリーンに乗ってくれる。
飛距離 9
やさしさ 10
弾道の高さ 9
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 7
打感 9