Titleist(タイトリスト) U500 ユーティリティ アイアン を試打しました。
アイアンからの流れで構えやすいし意外によく球が上がってくれます。弾道は強くて風に負けません。
ロングアイアンと比べれば格段にやさしいUTアイアンです。
どんなクラブなのか評価と感想を解りやすくレビューします。
試打クラブ
Titleist(タイトリスト)
U・500 ユーティリティ アイアン/2019年10月発売モデル
【番手 (ロフト)】
・4番 (23°)
【シャフト】
・Titleist MCI Matte Black 70 (S)
2種類のアイアン型ユーティリティが同時に発売になりました。U500はアイアンに近いモデル、U510はソールが分厚い形状です。
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のおすすめポイント
- アイアンの流れで構えやすい
- 強い弾道
- 操作しやすい
気になった点もあります
- 標準仕様がカーボン1種類のみ
タイトリスト U500 UTアイアン の評価
【構えやすさ】9.0
ストレートネックにコンパクトなフェース。顔だけ見てるとアスリート向けのロングアイアンです。アイアンからの流れで自然に構えられ、弾道のイメージを作りやすい。
中空構造なのでそれなりに分厚くなってますが、U510と比べると細めの形状です。
【飛距離】8.5
U4ですが4番アイアンぐらいの飛距離。ユーティリティっていうより楽に打てるロングアイアンって感じですね。
【弾道の高さ】8.5
高くはないけど、ロングアイアンに比べれば球が上がりやすい。かなり強い弾道です。
【つかまり】8.5
フェースローテーションが控えめながら意外によくつかまってくれます。
【操作性】8.5
高さも左右も小幅な範囲で曲げられます。
【打感】8.5
中空っぽさがあるけど芯でとらえると心地いい。オフセンターはちょっとシビれる感じ。
【やさしさ】8.0
アイアンからの流れで構えやすいし意外によく球が上がってくれます。ユーティリティという枠の中では寛容ではないが、アスリート向けのロングアイアンと比べれば格段にやさしい。そういう目線でこのクラブを評価するのが望ましいと思います。
その目線で評価すると、決してハードなクラブじゃない。楽に上がるし、オフセンターでもしっかりキャリーが稼げるのはロングアイアンにはありえないやさしさ。これは「ユーティリティ」ではなく「ユーティリティ・アイアン」というジャンルですね。
ウッド型の TS2,TS3 のようにお助けクラブにはならない。兄弟モデルの U510 の方がもう少し安心感がある。アイアンが得意なゴルファーがコンボ的な発想でロングアイアンの代わりにセッティングをすると、しっくりくるのではないだろうか。
【総合評価 8.5】
構えやすさ 9.0
飛距離 8.5
弾道の高さ 8.5
つかまり 8.5
操作性 8.5
打感 8.5
やさしさ 8.0
タイトリスト U500 UTアイアンの口コミ
下記の意見も参考にしてください。
「ラインが出しやすい」
ラインが出しやすいから風が強くても狭いホールで使えそう。距離はアイアンと変わらない。
RYOJIさん(51) スコア 70〜79、47〜50m/s、フェード系
「強い球になる」
芯でとらえると強い球になる。練習すればモノになるかも。
KUNIさん(53) スコア 80〜89、43〜46m/s、ドロー系
「よく上がる」
よく上がるし、持ち球のフェードが打ちやすい。カスタムして使ってみたい。
SYOTAさん(45) スコア 70〜79、43〜46m/s、フェード系
シャフトは
1種類のオリジナルカーボンが標準で用意されています。
・Titleist MCI Matte Black 70 (S)
軽いけど、ちょっと硬め。
オススメしたいゴルファーは
- アイアンが得意
- 上級者
- 平均以上のヘッドスピード
商品情報
番手(ロフト) | 2(17°) 3(20°) 4(23°) |
ライ角 | 2(59°) 3(60°) 4(61°) |
フェース素材 | フォージド SUP-10 L型極薄フェースインサート |
製法 | 鋳造 |
グリップ | ゴルフプライド ツアーベルベット・ラバー 360° フラットキャップ(60) |
シャフト | ・Titleist MCI Matte Black 70 (S) |
長さ | 2/40″、3/39.5″、4/39″ |
価格 | ¥44,000(税込) |
まとめ
タイトリスト U500 ユーティリティ アイアンはよく拾ってミスに強く強弾道が打ちやすい。アイアンからの流れで構えやすいし、弾道のイメージが作りやすい。やさしいロングアイアンです。
風が強い日にはこれが欲しくなりますよ。