TaylorMade(テーラーメイド) Qi10 MAX(マックス) フェアウェイウッドを2日間かけてじっくりと試打しました。
打った球筋を見ると、１番手以上高く上がり、安定したハイドローのキャリーになる。
計測データを検証すると、オフセンターのロスが少なくて、高弾道のドローになりやすい。
全体重量があるから安定したスイングプレーンになり、ボールにコンタクトしやすい。
また、極端なドローバイアスじゃないから、引っかけのミスも気になりません。
前作(STEALTH2 HD フェアウェイウッド)と比べると、拾いやすさ、上がりやすさ がアップしています。
どんなクラブなのか、実際に2日間打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
TaylorMade(テーラーメイド)
Qi10MAX フェアウェイウッド
/2024年2月発売モデル
【番手/ロフト】
・3W/16°
・5W/19°
【シャフト/価格】
・Diamana BLUE TM50 (S)(SR)中調子/¥60,500(税込)
兄弟モデルの評価
【試打＆評価】Qi10 フェアウェイウッド／癖のなさが最大の長所
【試打＆評価】Qi10 ツアー フェアウェイウッド／全体的に底上げされて攻めやすくなった
試打を体験した率直な感想は
この３項目が最大のお勧めポイント
- 芝の上からよく拾い高く上がる
- よくつかまる
- ミートしやすい
気になった点もあります
- シャフトバリエーション
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Qi10MAX フェアウェイウッド の評価【9.4/10】
【構えやすさ】9.5
ブラックのすっきりとしたきれいなクラウン。つかまりそうなフックフェース。球が上がりそうなどっしりとしたシャローヘッド。
芝の上から安心して構えられます。
【飛距離性能】9.0
試打１日目にDiamana BLUE TM50 (SR)を使用して、ドライバーのヘッドスピードを42m/sぐらいで振った時の測定値です。
オフセンターでも高弾道のキャリーになり、飛距離の安定感があります。
下記の表は、試打の2日目に Diamana BLUE TM50 (S)シャフトを装着して、トラックマンで10球測定した平均値です。
| Qi10MAXフェアウェイウッド | 5W(19°)×Diamana BLUE TM50 (S) |
|---|---|
| ヘッドスピード | 40.3m/s |
| ボール初速 | 58.1m/s |
| キャリー | 204.8y |
| トータル | 216.7y |
| 打ち出し角 | 15.6° |
| バックスピン | 3,880rpm |
| ミート率(SMASH FAC.) | 1.44 |
試打データから解った事
①オフセンターでも高弾道でよく飛ぶ
②打ち出し角が高い
③フェース下部でも高く持ち上がる
④スピン量は多め
⑤ドロー回転が掛かりやすい
ヘッドスピードが速くなくても、キャリーが出しやすい。
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【弾道の高さ】10.0
球の上がりやすさはトップクラス。スタンダードモデルと比べると、ロフトが１度大きいが、それ以上に高い。3Wが5Wぐらい、5Wが7Wぐらい、いや、それ以上の高さです。
【つかまり】9.5
スタンダードモデルと比べると1°ずつアップライトなライ角設定。しっかりつかまります。プッシュが出る気配がない。
しかも、ローテーションが控えめなので引っかけのミスが出にくい。セミ・ドローバイアスといった感じ。
【操作性】7.0
安定感優先です。
【打感】9.0
フェースのたわみと軽快な弾き感がミックスされた心地いい感触。オフセンターでも悪くない。
【やさしさ】10.0
地べたから打つのが苦手な人におすすめです。何とか球を上げようと四苦八苦してるなら、これはお助けマンになります。
打った瞬間に高く持ち上がり、ハイドローのキャリーになる。５Ｗが７Ｗぐらいのやさしさがある。
前作(ステルス2 HD FW)よりも球が上がりやすくなり、過激なドローバイアスが軽減された。
安定感が一段階アップしている。
フェアウェイウッドは上がりやすいに越したことはない、、かもしれないが、、、
私は普段の弾道が高めだから、正直言ってここまで上がると、狭いホールでは扱いにくい。
滞空時間が長いから、風の影響が気持ち悪くて、狙えない。
実に打ちやすいスタンダードモデルもあるから、どちらにしようか悩むかもしれないが、球の上がりやすさを最優先にしたい人には、圧倒的にこちらがおすすめです。
【総合評価】9.4/10
【総合評価 9.4】
構えやすさ 9.5
飛距離 9.0
弾道の高さ 10.0
つかまり 9.5
操作性 7.0
打感 9.0
やさしさ 10.0
Qi10マックス フェアウェイウッド の口コミ
私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にしてください。
「トップしても上がる」
トップ気味でも球が上がってくれます。右のミスも出ません。SRシャフトが丁度いいです。
《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 月2ゴルファー》
「自然にドローが打てる」
高く上がって打ちやすいです。意識しなくても自然にドローになります。時々左のミスが出ました。
《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 メタボ・ゴルファー》
「ロングの攻め方が変わるかも」
やさしいですね。3Wがこれだけ上がってくれたらロングの攻め方が変わるかもしれません。
《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系 クラチャンは2位が最高。》
シャフトは・レフティは
標準シャフトは１種類。
レフティモデル(左利き用)の設定はありません。
【標準シャフト】
Diamana BLUE TM50(S, SR, R) 中調子
オリジナルカーボンシャフトの印象は、
オリジナルカーボンシャフトのDiamana BLUE TM50は、コンタクトしやすくてよくつかまる。重量感があり、オンプレーンに乗せやすい。
(S)でドライバーのヘッドスピードが42〜45m/s、(SR)で39〜42m/sぐらい。
カスタムはUSモデルがおすすめです！
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オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- フェアウェイウッドが苦手
- 右のミスを減らしたい
- 芝の上から高い球を打ちたい
- ヘッドスピードは極端に遅い方ではない
デメリットもあります
- ヘッドスピードが速い人には球が上がり過ぎる
- 左のミスが多い人はスタンダードモデルの方がいい
- 非力なゴルファーには難しい
比較対象となるモデルは
競合するモデルが多いですが、この２モデルがよく似た性能です。
前作との違い・進化した点
- 前作(ステルス2 HD フェアウェイウッド)よりもミートしやすくなった
- 軽量グリップから一般的な重さのものに変更された
- より高弾道になった
- より拾いやすくなった
- ミスに寛容になった
商品情報
| メーカー | TaylorMade(テーラーメイド) |
| 商品名 | Qi10 MAX(マックス) フェアウェイウッド |
| 番手(ロフト/ライ角/シャフト長) |
|
| ヘッド素材 / フェース素材 | ステンレススチール [450SS] +インフィニティカーボンクラウン/ステンレススチール [450SS] |
| グリップ | TM Tour Velvet 360 Black/Blue CP (径60/47.5g) |
| シャフト/価格 | Diamana BLUE TM50(S, SR, R) 中調子 /¥60,500(税込) |
まとめ
テーラーメイド Qi10 MAX フェアウェイウッドの試打データと実際の体験をもとに、その評価をレビューしました。
打った球筋を見ると、１番手以上高く上がり、ハイドローのキャリーに。引っかけも出ません。
計測データを検証すると、オフセンターのロスが少なくて、高弾道に揃ってくれます。
スイングプレーンが作れるしっかりした重量感がボールにコンタクトさせてくれます。
前作(STEALTH2 HD フェアウェイウッド)と比べると、拾いやすさ、上がりやすさ がアップしています。
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