キャロウェイ の「クロムソフト」「クロムソフトX」「クロムソフトX LS」(2022年発売モデル)の3種類のゴルフボールの違いを計測機を使って徹底的に試打検証。その後、ゴルフ場で18ホールずつ使用しました。
印象に強く残ったのはこの3点。
ヘッドスピードに適合したボール選択が求められる。
3種類の打感の違いは明白だった。特に「クロムソフト」の柔らかさがスゴイ。
アプローチショットはどれも止まってくれた。
飛ぶのは?、止まるのは?、適合するのは?
さて、どれを使えばいいの?
2022年モデルの「クロムソフト シリーズ 3種類」を実際にコースで体験したフィーリングや印象も交えながら、
どれを選んだらいいのか判断するための評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。
比較した試打ボール
Callaway Golf (キャロウェイ ゴルフ)
- CHROME SOFT (クロムソフト)
- CHROME SOFT X (クロムソフト X)
- CHROME SOFT X LS (クロムソフト X LS)
2022年3月発売モデル
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試打を体験した率直な感想は
この3項目が最大の違い
- トータル的にバランスがいいのは「クロムソフトX」
- ハードヒッターは「クロムソフトX LS」の選択が妥当
- 打感は圧倒的に「クロムソフト」が柔らかい
共通のオススメ・ポイントは
- 他のメーカーよりもボールの違いが解りやすい
- どれも初速が速い
- アプローチはどれもよく止まる
計測データから解った事・違い
下記の表は、2種類のボールを①ドライバー ②7番アイアン ③58°でそれぞれ10球ずつトラックマンで測定した平均値です。
試打検証項目 | クロムソフト | クロムソフトX | クロムソフトX LS |
---|---|---|---|
①ドライバーの飛距離 | 266.3y | 269.4y ☆ | 269.2y |
初速 | 66.7m/s | 66.9m/s | 67.6m/s ☆ |
スピン | 2,613rpm | 2,376rpm | 2,049rpm ☆ |
最高到達点 | 35.5y | 36.7y ☆ | 32.9y |
②7番アイアンの飛距離 | 165.3y | 164.9y | 165.7y ☆ |
スピン | 5,780rpm ☆ | 5,752rpm | 5,266rpm |
最高到達点 | 35.0y | 35.3y ☆ | 32.6y |
③58°のデータ | |||
約30ヤードのスピン量 | 6,579rpm ☆ | 6,466rpm | 6,489rpm |
検証結果を分析すると、、、
①ドライバーの飛距離は「クロムソフトX」「クロムソフトX LS」が同レベル
②アイアンは「クロムソフト」「クロムソフトX」がスピンと高さで止まりやすい
③アプローチは3種類のスピン量に大きな差はない
④「クロムソフトX LS」は平均以上のヘッドスピードが欲しい
クロムソフト の評価【9.4/10】
【打感】10.0
吸い付き感があり、フェースに乗る時間が長く感じられた。柔らさはダントツ。すべてのクラブで衝撃が軽かった。
【飛距離性能】9.5
持ち球が低スピンで球が上がりにくい人には、キャリーが出やすくて一番よく飛ぶ。
【弾道の高さ】9.5
上がり過ぎない程度の高弾道でした。スピンが球を持ち上げてくれました。
【スピン性能】10.0
ドライバーからウェッジまで、全番手スピン量は多い。
【やさしさ】8.5
スピンが少ない人はキャリーが稼げます。サイドスピンが多いから操作しやすい反面、曲がりやすい。
どの番手で打ってもしっかりとスピンが掛かってくれました。
ブレード型の削り出しパターで打つと、タッチが合わせやすかった。
【総合評価】9.4/10.0
【総合評価 9.4】
打感 10.0
飛距離 9.5
弾道の高さ 9.5
スピン性能 10.0
やさしさ 8.5
「クロムソフト」が適合するゴルファーは
- ドライバーはある程度のスピンが欲しい
- アプローチはスピンで止めたい
- 操作性を重視しながらスコアをまとめたい
- 柔らかい打感が好み
- ヘッドスピード特別速い方ではない
クロムソフトX の評価【9.5/10】
【打感】10.0
柔らかい中に芯が感じられた。バランスのいい柔らかさです。
【飛距離性能】10.0
飛んで曲がらない印象が強かった。飛距離は他のメーカーと比べてもトップレベルでした。
【弾道の高さ】10.0
高く上がりますが、叩いても吹け上がりません。飛びに理想的な弾道になりました。
【スピン性能】9.5
ドライバーは低スピン。アイアンとアプローチのスピン量が多い。
【やさしさ】9.0
ドライバーは「球の上がりやすさ」と「方向性」が優れている点が強く印象に残りました。ミスヒットに寛容です。
ドライバーは低スピン、アイアンとアプローチは高スピン。理想的なスピン性能でした。
パターはどんなフェースにも適合しそうです。
【総合評価】9.5/10.0
【総合評価 9.5】
打感 10.0
飛距離 10.0
弾道の高さ 10.0
スピン性能 9.5
やさしさ 9.0
「クロムソフトX」が適合するゴルファーは
- スピンを減らして風に強い弾道で飛ばしたい
- アプローチはスピンで止めたい
- ドライバーの飛距離の安定感が欲しい
- 打感は柔らかさに少し重厚さがある方がいい
- ヘッドスピードが特別遅い方ではない
クロムソフトX LS の評価【9.3/10】
【打感】9.0
柔らかさと弾き感が共存した感触でした。インパクトの手ごたえを感じたい人向きです。
【飛距離性能】10.0
高初速の強弾道でよく飛んで、ランも稼げました。ヘッドスピードが速い方は叩けば叩くほど飛ぶでしょう。
【弾道の高さ】8.5
アゲンストでは一番よく飛びました。低~中弾道の強い球筋でグイグイ伸びます。
【スピン性能】9.0
ドライバーは超低スピン。アイアンは中スピン。アプローチはなぜかスピンが多かった。
【やさしさ】8.5
ドライバーのスピン量を減らしたい人ハードヒッターにはやさしいでしょう。
ドライバーが超低スピン、アプローチが高スピンという真逆の性能がありました。これには驚きです。
パターはソフトインサートのフェースに適しています。
【総合評価】9.3/10.0
【総合評価 9.3】
打感 9.0
飛距離 10.0
弾道の高さ 8.5
スピン性能 9.0
やさしさ 8.5
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【キャロウェイ公式サイト】クロムソフトが安い。
「クロムソフトXLS」が適合するゴルファーは
- 低スピンの風に強い弾道が打ちたい
- アプローチはスピンで止めたい
- ドライバーは低スピン、その他はスピンが欲しい
- 重厚な打感が好み
- ヘッドスピードは平均以上
まとめ・クロムソフト X XLS の違い
キャロウェイ の「クロムソフト」「クロムソフトX」「クロムソフトX LS」(2022年発売モデル)の3種類のゴルフボールの違いを計測機を使って徹底的に試打検証。その後、3ラウンドして解った事をレビューしました。
ドライバーのスピン性能、球の高さ、打感、などに随分違いがあり、他のメーカーよりも選びやすい印象が強かったです。
ヘッドスピードや、持ち球のスピン量、パターの種類などが、ボール選択の答えになりそうです。
キャロウェイ CHROME SOFT(クロムソフト)シリーズ が値下げしました。
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