kasco ドルフィン・ランニングウエッジ DRW-119 を試打しました。どんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
DOLPHIN RUNNING WEDGE
(ドルフィン ランニング ウェッジ)
/2019年4月発売モデル
【ロフト】
・39度
【シャフト】
・日本シャフト社製 ドルフィン オリジナルシャフト
どんな仕様なの?
・ロフトバリエーションは39度のみ。9番アイアンぐらいのロフト。
・シャフト長は33インチ(レディス用)と34インチの2種類。一般的なウエッジが35〜35.5インチなので、やや短い。パターと同じぐらいの長さになっている。
・ライ角は67度。一般的なウエッジが63.5〜64度なのでかなりのアップライト。
・グリップが太い。(33インチは標準の太さ)
ドルフィン・ランニングウエッジの評価
【構えやすさ】
パターのロフトを寝かせた「チッパー」のような顔じゃなく、ほぼアイアンの顔。まっすぐに切り落とされたリーディングエッジがターゲットラインに乗せやすくて、チップインを狙いたくなる。
【スピン量】
スピンはほとんどかからない。スピンがかかったりかからなかったりの不均一さがないから距離が合わせやすい。素直な転がりになり、転がりの誤差が起こらない。
【上がりやすさ】
かなりの低重心で、薄めにヒットしてもポンと球が上がってくれる。
【打感】
打感は軟鉄そのものの柔らかさ。ホールド感があって距離感も感じやすい。
【操作性】
球筋を変えるような操作性はないが、手打ちでも距離が合わせられるから傾斜がきついライでも寄せやすい。そういう観点で操作性がいいと言えるかもしれない。
【やさしさ】
とにかくラインに乗せやすい。イメージ通りのキャリーが出て、イメージ通りに転がってくれる。トップ気味でも大きくオーバーにならないし、噛んでもソールが滑ってザックリのミスになりにくい。
打ち方は2通りある。普段通りにアプローチしても寄せやすいし、アプローチが苦手ならパターと同じようストロークすればいい。太グリップのおかげで手首のローテーションが遮断され、安定したストロークになる。
ベアグラウンドや芝が薄いライ、逆目のラフ、、いろんな場面でお助けマンになってくれるだろうが、ラフとの境い目から打ってみたら当たり負けせずに寄せやすかった。
これはなかなかの優れものです。アプローチが苦手で、グリーン周りから無理やりパターを使っているアマチュアゴルファーにぜひ使って欲しい。チッパーのような格好悪さもないし、パター以上に寄ります。
シャフトは
日本シャフト社製の100gのスチールシャフトが1種類。
適度な重量感で安定したストロークができるスチールシャフト。中から先がしなってボールをよく拾ってくれる。パターのような振り心地です。
お勧めしたいゴルファーは
- アプローチにはパターをよく使う
- グリーン周りが苦手
- ザックリを減らしたい
kasco(キャスコ) DRW-119 ドルフィン・ランニングウエッジが安く買える。
まとめ・総合点
キャスコ DRW-119 ドルフィン・ランニングウエッジ は、パター感覚でやさしく寄せワンが拾える。めっちゃやさしい。
・構えやすい
・よく拾う
・ミスしても距離が合う
・ザックリしにくい
・ラインに乗せやすい
パター以上に寄ります。スコアアップ間違いなしです。価格もお値打ち。
やさしさ 10
構えやすさ 9.5
スピン量 7
操作性 8.5
打感 9
プライス 9.5