PING BLUEPRINT(ブループリント)アイアン を試打しました。
ピン史上初の鍛造マッスルバックアイアンはどんなクラブなのか評価と感想をレビューします。
最新モデルの評価
【試打&評価】ピン BLUEPRINT(ブループリント) T アイアン/切れ味を求める上級者に
試打クラブ
BLUEPRINT(ブループリント) アイアン
/2019年8月発売モデル
【番手(ロフト)】
・7番(34度)
【シャフト】
・Dynamic Gold (S200)
・Modus3 Tour 120(S)
・Modus3 Tour 105(S)
・番手バリエーションは9種類。(2番〜PW)
・外観の仕上げはピンの定番的なパールクローム。
素材は8620カーボンスチール
ピン史上初の鍛造の素材は8620カーボンスチール。(これはS20Cの別表記です)
この数字が大きいほど炭素の含有量が多くなり硬くなる。一般的に多く使われるS25Cの方が硬い。
BLUEPRINT アイアン の評価
【構えやすさ】
構えると、小さい顔に思わず2度見、、、ちょっと戸惑う。。。でも、ターゲットを刺しやすく、操作性の良さも感じる顔は、アスリートには構えやすい。
顔だけ見てるとPINGじゃないみたいです。
【飛距離】
ノーマルロフトの鍛造マッスルなので、やっぱり飛距離はノーマル。飛びすぎの心配はない。意外にオフセンターでロスしません。縦の距離がやさしく合わせられる。
【弾道】
よくスピンの効いた高弾道の素直な球筋。ピンを狙いやすい弾道。
【つかまり】
一生懸命に捕まえなくても自然につかまってくれる。「早めに手首を返さなきゃ」なんて考えなくても気持ちよくつかまる。
【打感】
フェースに吸い付くような打感。トロけます。最高。でも、オフセンターでも悪くないので、打点や回転が解析しづらい。マッスルの特徴である「多くの情報が伝わって来る打感」は少々薄められている感じがする。
【操作性】
手首をブロックして打ち込むと自然にラインが出る。オープンに振り抜けばフェードに、クローズに振り抜けばドローに、操作が実にシンプルにできる。
【やさしさ】
よく拾いよく捕まる。打点が低くても持ち上げてくれる。フェースローテーションを意識しなくてもすっぽ抜ける心配がない。
シンプルにスイングすれば自然にラインが出てピンをデッドに狙いやすい。素晴らしい。
ピンのアイアンに共通のハイバウンスの効果もあるし、ミスにも強い。見た目はマッスルバックだが、ハーフキャビティ以上の寛容度がある。
飛ばないわけじゃないが飛距離性能は求めないほうがいい。むしろアイアンが飛んでしまうのを避けたいアスリートに。これは欲しい。何度も言うが、このアイアンはめっちゃ打ちやすい。
値段が高い
シャフトによって変動するがスチールシャフで1本35,200円からとなる。一生モノとして購入したいアスリートゴルファーにオススメです。
ピンはカスタムで本数が選べるので、私なら6〜PWをチョイスしたい。サブで使ってるi210の4番、5番とコンボアイアンにして戦ってみたい。
シャフトは
カスタムで様々なシャフトが選べる。
今回3種類のシャフトを試したが、フェースが気持ち良くターンするのでシャフトが柔らかく感じた。本当に気持ちいいアイアンです。
おすすめしたいゴルファーは
- 打感にこだわる
- 中級者以上
- 操作性を重視する。
- かっこいいアイアンが欲しい
まとめ・総合点
ピン BLUEPRINT アイアン は、最高の打感でやさしくターゲットを刺せるマッスルバックアイアンです。
・柔らかい打感
・操作性がいい
・よく拾う
・よくつかまる
・かっこいい!
・価格が高い
これほどのアイアンは久しぶり。なんだかPXGをやっつけようとしてるみたい。USモデルならすぐに入手できそうです。
飛距離 7.5
やさしさ 7.5
弾道の高さ 8.5
つかまり 9.5
構えやすさ 9
操作性 10
打感 10