FOURTEEN HI-540 FORGED アイアンを試打しました。どんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
HI-540 FORGED(フォージド) アイアン
/2019年5月発売モデル
【番手 (ロフト・シャフト長)】
・5番 (21度・39.25インチ)
・7番(28度・37.75インチ)
【シャフト】
・N.S.PRO 950 GH HT (S)
異例の番手バリエーションとセット本数
番手バリエーションは5〜9番の5種類。PWがない、、、そして、なんと7〜9番の3本セット販売。
メーカーの説明では、「中空構造のメリットを実感できるのは9番アイアンまで」とのこと。PW以下の番手は、TC-560 FORGED やDJシリーズのウェッジと組み合わせることで違和感のないセッティングになるみたいですよ。
フォーティーン HI-540 フォージド アイアンの評価
【構えやすさ】
少し面長でセミグースネック。ターゲットラインにスクエアに構えやすい。中空アイアンならではのトップブレードの分厚さが安心感をもたらしている。
断面を見るとトップからソールにかけての幅の広がり具合が、まるでアイアン型ユーティリティのような形状です。
【飛距離】
飛びます。飛ばないわけがない。でもスペック以上のぶっ飛びはない。
フォーティーンのアスリートモデル TC-920 FORGED と比べると、ロフト角は1番手以上のストロングで、シャフト長は1.5番手分も長い設定。当然のことながら余裕で1番手分以上の飛距離のアドバンテージがある。
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【弾道】
低スピンの中弾道。吹け上がりは一切ない。サイドスピンも少なくてユーティリティ・アイアンのような球筋。
【つかまり】
フェースをターンさせながら捕まえようとすると、思い通りに返らない。プッシュします。でもアウトサイドインにヘッドを落としてやるとよくつかまります。
【打感】
中空ならではのユーティリティのような打感と球離れ。硬くはないがパコーンと弾く感じです。フェースのどこでヒットしているのか分かりづらい。
【操作性】
ドロー回転もフェード回転もほとんどかからない。高低差の打ち分けも簡単じゃない。オートマチックに素直なストレートボールが打ちたい人に使って欲しい。
【やさしさ】
スイートエリアが広いし、フェースの開閉が少ないから出球の方向が安定する。よく飛んで、オフセンターでのロスも少ない。全番手をユーティリティ・アイアンで戦うようなやさしさが実現できるアイアンです。っていうか、これ、ユーティリティですよ。
ミスに寛容なヘッドだが、飛び系アイアンのような超低重心ならではのやさしさはない。そこそこのヘッドスピードがないと球が上がりきらない。また、5番アイアンとなるとロフト角もシャフト長も3番アイアンのスペックになってしまう。いくらミスに寛容なヘッドでも、これはなかなか難易度が高い。7〜9番の3本セットが武器になりそうです。
左右に曲がったり球が上がり過ぎたりトップしたりと安定しないゴルファーで平均レベルのヘッドスピードがあれば、スコアメイクに即効性があるアイアンです。
シャフトが長いが、、、
フォーティーンのお家芸のようなシャフト長の設定です。ショートアイアンも長いが6番から上が極端に長くなる。自然に距離が出るのはありがたいけど、ミドルアイアンから上は、やはりこれだけの長さになってしまうと難易度が一気に増します。
TC-340 FORGED、TC-560 FORGED、とよく似たアイアンがあるが、ノーマルのシャフト長も選べるとありがたいのだが、、、
シャフトは
シャフトはスチールとカーボンが1種類ずつあります。
・N.S.PRO 950 GH HT (S)(R)
・FT-26i (S)(R) オリジナルカーボン
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おすすめしたいゴルファーは
- 距離と方向を安定させたい。
- 操作性にはこだわらない
- 平均レベルのヘッドスピードがある。
まとめ・総合点
フォーティーン HI-540 FORGED アイアン は、ミスに寛容で1番手以上の飛距離性能。全番手がユーティリティ・アイアンです。
・曲がらない
・出球が安定する
・よく拾う
・よく飛ぶ
・ミスに強い
・やさしい
実践型です。すぐにスコアに反映されそうな寛容度がありますよ。3本セットはアリかも。
飛距離 9.5
やさしさ 9.5
弾道の高さ 8.5
つかまり 8.5
構えやすさ 9
操作性 7.5
打感 8.5