Mizuno Pro FLI-HI(ミズノプロ フライハイ) ユーティリティ を試打しました。
どんなクラブなのか評価と感想をレビューします。
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【試打&評価】Mizuno Pro FLI-HI アイアン 2023/フェース下部でよく拾う
試打クラブ
4番(22°)
【シャフト】
・MODUS3 TOUR 120(S)
・Dynamic Gold 95(S200)
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ストロングロフトになった
前モデルの「MP FLI-HI ユーティリティ」と比較すると、番手のバリエーションが2種類(3番19°、4番22°)のみとなった。2番が無くなったが、ロフト角が2度ずつストロング設定となった。
このロフト角からすると、5番が25°のアイアンセットとの組み合わせがベターと言える。「Mizuno Pro 518 アイアン」との組み合わせが一番オススメ。外観もそっくりなのでバッグに入った状態はきっとカッコイイでしょう。
マッスルバックの「Mizuno Pro 118 アイアン」の5番は27°なので、番手間のギャップが広がり過ぎるからロフト角的には前モデルの方がイイかもしれない。
もちろんカスタムでロフト角を±1°の範囲で調整可能です。
でも、引き換えにバウンス角とFP値が変わってしまうので、私はロフト角のカスタム変更はあまりオススメしません。
前モデル「MP FLI-HI ユーティリティ」
構えてみると
構えてみると、すっきりしてアイアンからの流れで構えやすい。これはどう見てもアスリート系のロングアイアン。トップブレードが薄くて、ストレートに近いネック形状。
バックフェースに刻まれた「FLI-HI」のロゴを見ないとUT(ユーティリティ)であることを忘れそうな顔。この方が違和感なく構えられ、アイアンと同じリズムでスイングが出来る。
前モデルの MP FLI-HI ユーティリティの3番
打ってみると
打ってみると前モデルよりも、よく拾ってくれる。低重心化したのがよく分かります。球は上がりやすく、薄めにヒットしてもそこそこのキャリーになる。フェースローテーションは控えめで、引っかかりそうな気持ち悪さがない。
プッシュ気味の球が数発出たが、ライ角が合っていない程度のミスなので問題はない。飛距離は、アスリートアイアンの4番程度なので、アイアンよりも余分に飛ぶ感じはしない。
飛び過ぎがないし吹け上がらないので、上級者が200ヤードの縦の距離感を合わせやすい。
しっかりと芯でとらえるとフェースに喰いつくような打感で高弾道になるが、ちょっと薄くヒットしてもボールを持ち上げてくれる。ここがアイアンとの違いです。ただ、期待していたほどの寛容性がなく、「ちょっと打ちやすいロングアイアン」といった感じ。
例えば「Mizuno Pro 518 アイアン」の5番〜PWを購入して4番アイアンを購入しようか迷った時に、この「Mizuno Pro FLI-HI」を4番アイアンの代わりにすると楽に打てると思います。
「アイアン型ユーティリティ」というより「打ちやすいロングアイアン」って感じがする。
操作性がいいのがこのクラブの最大の特長です。ドローもフェードも打ちやすいし、低い弾道も打ちやすい。コントロールショットが上手くなったような錯覚をしてしまいそう。
打感は柔らかくて繊細な情報が手に伝わってくるのでアイアン感覚で狙って行ける。
吹け上がらず繊細なショットが打てるし切れ味も抜群にいいが、ぶっ飛ぶクラブじゃないし、それほどミスに寛容なクラブでもない。アイアンが得意でロングアイアンのショットを楽に打ちたいゴルファーにお勧めしたい。
こちらのランキングも参考にしてください
2018年はこれで200ヤードが狙える!おすすめアイアン型ユーティリティ5選
シャフトは
カスタムで様々なシャフトが選べる。今回2種類のシャフトを試したが、重たいシャフトの方が打ちやすかった。
スイングのタイプによって好みは違うと思うが、ヘッドスピードが速いゴルファーの方がこのヘッドのパフォーマンスを引き出せると思う。
まとめ
「Mizuno Pro FLI-HI ユーティリティ」は、やさしく打てるロングアイアンです。上級者が200ヤードの距離感を出せる。
・アイアンと同じ感覚で打てる
・シャープな顔
・低重心でよく拾う
・吹け上がらない
・打感が柔らかい
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上級者が3番、4番アイアンの代わりにアイアン型ユーティリティを使うなら、これがいい。
飛距離 7
やさしさ 8
弾道の高さ 8
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 9
打感 9