Titleist(タイトリスト) TS4 ドライバーを試打しました。
つかまえに行ってもターンしすぎないからドローがかかりすぎる心配はない。
ハードヒッターが思い切って叩けます。
ただしある程度のヘッドスピードがないとドロップするし、プッシュしやすいです。
飛距離は驚きのぶっ飛び。
どんなクラブなのか評価と感想を解りやすくレビューします。
試打クラブ
TS4 ドライバー
/2019年7月発売(カスタム専用モデル)
【ロフト】
・9.5°
・10.5°
【シャフト】
・Diamana DF 60 (S) 45インチ
・TENSEI CK Pro Orange 60(S) 45インチ
・ロフトのバリエーションは3種類。(8.5°,9.5°,10.5°)
・SURE FIT®ホーゼル でロフト、ライ角の調整ができる。
4兄弟の頂点
TS2ドライバーとTS3ドライバー に「TS1ドライバー」と「TS4ドライバー」が追加になって、TSシリーズのドライバーが4兄弟になりました。「TS4ドライバー」は最もアスリート感が強いモデルになります。
TS4ドライバーの評価
【構えやすさ】
ディープフェースできれいな丸型のコンパクトヘッド(430cc)でボールに集中しやすい顔。フェースローテーションがイメージしやすくて構えやすい。
【飛距離】
とにかく弾道が強い。ライナー性の球筋で直線的にグイグイ伸びます。私が所有するTS3と打ち比べると、ドンピシャのショットはTS3よりも飛びます。
センターでビシッととらえると軽く270ヤードを越えるが、芯を外すとやや失速する。
【弾道】
超低スピンの中弾道。持ち球が高弾道の私が打っても9.5°はドロップが出ました。10.5°の方が安定感があった。ロフト選びは背伸びしないほうがいい。
【つかまり】
重心距離の短さを感じるから、やはりよくつかまってくれます。でも小顔のヘッドにありがちな「くるっくるっ」とターンする感じではない。フェースローテーションが、ややおとなしい。
ライバルの テーラーメイド M5ツアー ドライバー とは少し味付けが違います。
【打感】
柔らかくて分厚い感触。センターでヒットするとかなり心地いい。TS3よりもさらに上質な感触です。オフセンターでは硬さを感じる。
【操作性】
実にコントロールしやすい。低い球のフェードもドローも打ちやすい。
【安定感】
小顔のヘッドはプッシュもフックボールも両方出る怖さがあるが、これはかなり方向性が絞られる。つかまえに行ってもヘッドがターンしすぎないからドローがかかりすぎる心配はない。ハードヒッターが思い切ってぶっ叩けます。
ただしある程度のヘッドスピードがないとドロップするし、プッシュしやすい。
飛距離は驚きのぶっ飛び。でもミスに寛容ではないのでオフセンターでの失速がある。
それでもなぜか「使いこなす満足感」というものがある。このドライバーで球を操りながらゴルフを組み立てみたい、、スコアだけじゃなくプラスαも欲しい、、、そんなアスリートならではの楽しみ方を思い出させてくれました。これが本来のタイトリストを持つ喜びかもしれない。
シャフトは
「TS4ドライバー」はカスタム専用なので様々なシャフトが選べます。
TENSEI CK Pro Orange 60(S)との相性が良かった。ハードなシャフトでしっかり叩いた方が合いそうな感じがします。
TENSEIシャフトの記事も参考にしてください
話題のTENSEIシャフトを徹底検証/Diamana DFと比較
おすすめしたいゴルファーは
- 低スピンの強い弾道が打ちたい。
- 操作性が欲しい。
- 平均以上のヘッドスピードがある。
- スイングが安定している。
まとめ・総合点
タイトリスト TS4 ドライバー は、低スピンの強い弾道が打てるコンパクトヘッド。ハードヒッターが思い切って叩けるドライバーです。
・中弾道
・初速が速い
・低スピン
・つかまり過ぎないコンパクトヘッド
・優れた操作性
アスリートにしか分からない”これを使いこなす喜び”がある。数量限定です。
飛距離 9.5
やさしさ 7.5
弾道の高さ 7.5
つかまり 9
構えやすさ 9.5
操作性 10
打感 10