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ピン G410 PLUS(プラス)/SFT ドライバーの試打&評価

PING「G410 PLUS ドライバー」「G410 SFT ドライバー」の2タイプを試打しました。

「G410 PLUS ドライバー」は振り抜きやすいしミスに強い。安定感は抜群。
「G410 SFT ドライバー」は右のミスが気にならないからスライサーが思い切って振り抜ける。

ターゲット層の違いがしっかり確認できるこの2モデルは、どんなクラブなのか、評価と感想を解りやすくレビューします。


最新モデルの評価はコチラ

【試打&評価】ピン G430 MAX ドライバー/飛びとやさしさが進化,打感と音は改善

【試打&評価】ピン G430 SFT ドライバー/つかまるヘッドがパワーを逃さない

試打クラブ

PING(ピン)/2019年3月発売モデル

(1) G410 PLUS(プラス) ドライバー

G410PLUSドライバー

【ロフト】
・9°
・10.5°
【シャフト】
・ALTA J CB RED (S)
・PING TOUR 173-65 (S)
・PING TOUR 173-75 (S)

(2) G410 SFT ドライバー

G410SFTドライバー

【ロフト】
・10.5°
【シャフト】
・ALTA J CB RED (S)
・PING TOUR 173-65 (S)

2タイプが先にデビュー

「Gドライバー」「G400ドライバー」など、過去のPING(ピン)のドライバーには3タイプありましたね。

・スタンダード タイプ
・SFT (つかまりやすい)
・LST (つかまりにくい)

G400にはリリースから約半年後に「G400 MAX ドライバー」が追加され、4種類になったのです。

今度のG410ドライバーは2タイプでスタート。

・PLUS(プラス)
・SFT

その後発売になったG410 LST ドライバーの試打&評価はこちら


G410 PLUS(プラス) ドライバーの評価

【構えやすさ】

一見前モデルとよく似ているが。少し大柄になって、どっしりとした安心感がある顔です。山が高くなったタービュレーターという空気抵抗を低減してくれる凹凸が、目に飛び込んでくる。好き嫌いは分かれるが「ピンらしい構えやすさ」が引き継がれています。

G410PLUSドライバーのクラウン

G400の445ccから10cc増えて、クラウンがこんもりと膨らんでいるようにも見える。

【飛距離性能】

シャフトのしなりがボールにしっかり伝わり、よく弾いてよく飛びます。前モデル(G400スタンダードタイプ)よりも1発の飛びもミスの寛容性も上がった。

G410PLUSドライバーの飛距離

確実に飛距離性能は進化してます。私が打つと「PING TOUR 173-75 (S)」が一番飛びました。

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Nao
シャフトで飛距離が大きく変わった。シャフト選びが重要ですよ。

【弾道】

溜め込んだパワーを逃さずに速い初速で飛び出し、低スピンの中高弾道で前へ前へと伸び続ける球筋。圧巻です。

G410PLUSドライバーの調節機能

【つかまり】

つかまり過ぎることも、プッシュすることもなく、非常にニュートラルな印象です。でも新装備の弾道調整ウエイトで見事にキャラが変わります。ドローポジションにするとつかまりが2段階ぐらいアップするが、フェードポジションにすると、左のミスを消すことができる。

【打感】

軽い打感です。ぶっ飛んでるような実感がないから、着弾点を見てビックリ。よく弾き、軽快な感触。ホールド感は少ないが、悪い打感ではありません。

【操作性】

操作性を求めるゴルファーよりも、直進性を優先するゴルファーに適している。

【安定感】

振り抜きやすいしミスに強い。安定感は抜群にいい。「G400MAX」とよく似た安定感がある。

G400MAXは、カウンターバランスっぽさが振り遅れの原因になるが、これはそんな心配はないし、弾道調整機能が効果的に機能してくれる。そして弾道も強い。文句の付けようがない。

ヘッドが大きくなって、小気味良さが薄れてしまったのが少し残念だが「ドライバーは結果が全て」という説得力がそのネガティブ要因も打ち消してくれる。

上級者はコース戦略のプランが組み立てやすくなるし、これから腕を上げたいゴルファーはミスをカバーしてくれる。

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Nao
方向が左右にブレないから距離を確実に稼いでくれます。

【シャフト】

このドライバーは、シャフト選びが重要です。シャフトによってキャラが大きく変わります。オリジナルカーボンシャフトは4種類あり、50g台の「ALTA J CB RED」のみがニューシャフト。

・ALTA J CB RED
・ALTA DISTANZA
・PING TOUR 173-65
・PING TOUR 173-75

・「ALTA J CB RED」は合わせやすくて中から先がよく走ります。前モデルの「ALTA J CB 」よりもソフトになった印象。(S)で41〜44m/sぐらい。
・40g台の「ALTA DISTANZA」は、中から先がよくしなり、〜39m/sぐらいのゴルファーに適合。
・60g台の「PING TOUR 173-65」は、よくつかまり振り抜きやすい。(S)で42〜46m/sぐらい。
・70g台の「PING TOUR 173-75」はハードヒッター向け。(S)で43〜48m/sぐらい。

その他に、The ATTAS、Speeder EVELUTION V、TENSEI CK Pro Orange が選べます。

【おすすめしたいゴルファー】

  • 操作せずにやさしく飛ばしたい。
  • スピン量を減らしたい。
  • オフセンターでも飛んで欲しい。
  • 弾道調整機能が欲しい。

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G410 PLUS(プラス) ドライバーのまとめ・総合点

ピン G410PLUSドライバー は、低スピンの高初速でぶっ飛んで、方向性がブレない。正確なショットが打てるドライバーです。

・よく飛ぶ
・ブレない方向性
・高初速
・強弾道
・低スピン
・振りやすい
・ミスに強い

大ヒットした前モデルから、さらに進化してます。素晴らしい!

【総合評価 9.2】
飛距離  10
やさしさ  9.5
弾道の高さ  8.5
つかまり  9
構えやすさ  9
操作性 8
打感 9

G410 SFT ドライバーの評価

【構えやすさ】

体積はプラスと同じ455ccだが、後方への張り出しが大きい。このどっしり感がつかまりを予感させてくれる。

G410SFTドライバーのクラウン

【飛距離性能】

ボールをしっかりキャッチしてくれるから弾道が強くてよく飛ぶ。軽く打ってもキャリーが出ます。

G410SFTドライバーの飛距離

手首のターンを積極的に使う私には引っ掛かり気味になってしまうので、恐る恐る振らなきゃって感じ。

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Nao
スインガーは確実にミート率が上がって飛びますよ。

【弾道】

低スピンの高弾道で、大きなキャリーになる。

【つかまり】

よくつかまる。でも、重心距離が長いのか、自然にフェースがターンする感じではない。ヘッドが大きくなったからなのかなぁ、ちょっとイメージとは違いました。

G410SFTドライバーのウエイト

【打感】

軽くてよく弾く感触です。

【操作性】

操作性がいいクラブではない。

【安定感】

オフセンターでもよく飛ぶし、方向がブレない。安定感抜群です。右のミスが気にならないから思い切って振り抜ける。その結果さらに飛距離アップになる。

「G410PLUSドライバー」と重量を比べると、2g軽い。この差でかなり振り抜きやすく感じる。つかまりやすいという位置付けだが、スライサーが打つと丁度いいストレートボールになってくれます。その反面、ヘッドの重みを利用してガツンと打とうとするとヘッドのバランス不足な感じがする。

軽めのシャフトを好むゴルファーが使うと、かなり安定感が増すと思うが、ヘッドスピードが速めのスライサーはPLUSドライバーの弾道調整機能をドローポジションにした方がいいでしょう。

nao2
Nao
これがヘッドスピードが平均以下のスインガーにはベストバランスです。

【シャフト】

シャフトバリエーションは「G410 PLUS(プラス)ドライバー」と同じ。

【おすすめしたいゴルファー】

  • 高い弾道が打ちたい。
  • ボールをしっかりつかまえたい。
  • ヘッドスピードは速い方ではない。
  • 操作せずにやさしく飛ばしたい。

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G410 SFT ドライバーのまとめ・総合点

ピン G410 SFT ドライバー は、右のミスを恐れずに振り抜けるからよく飛ぶ。つかまりすぎず、安定感が抜群です。

・よく飛ぶ
・よくつかまる
・高初速
・高弾道
・低スピン
・振りやすい
・ミスに強い

軽くて振り抜きやすい。ヘッドスピードが遅めならこっちです。

【総合評価 9.1】
飛距離  9.5
やさしさ  9.5
弾道の高さ  10
つかまり  9.5
構えやすさ  9
操作性 7
打感 9