PING G400 ドライバー には3種類ありますが、どんな違いがあるのか気になります。
購入してから後悔したくないから自分に一番合うのはどれなのか知りたいですね。
そこで、ヘッドの違いや試打した評価や感想を分かりやすく整理しました。
PING ピン G400 ドライバー(スタンダードタイプ)の試打&評価
PING ピン G400 SF TEC ドライバーの試打&評価
PING ピン G400 LS TEC ドライバーの試打&評価
3種類のヘッドの比較
アスリート用は複数のヘッド・バリエーションを持つメーカーが多いので、購入を検討する時に迷うことが多い。G400ドライバーもちゃんと特徴を理解しないと失敗しかねないので、ヘッドのスペックを整理してみました。
【G400 ドライバー 3兄弟のヘッド・スペック】
スタンダード | SFテック | LSテック | |
体積 | 445cc | 445cc | 445cc |
重量 | 206g | 203g | 208g |
ライ角 | 58° | 58° | 57° |
ロフト角 | 9°、10.5° | 10°、12° | 8.5°、10° |
バランス | D3 | D1 | D4 |
※バランスは ALTA J CB(S)(オリジナルカーボンシャフト)装着時に計測しました。
兄弟モデルが3種類あって、全部体積が同じっていうのは少ない。しかも445ccという小顔設計は世界初でしょう。ヘッド重量の差、ライ角設定、ロフト角の設定 から判断すると、右のミスを抑える「つかまり重視のSFテック」、左のミスを抑える「強弾道のLSテック」、そしてその中間に位置する「スタンダードタイプ」のキャラクターに仕上がっている。
ソールには、2種類のウエイトが装着されている。オレンジ色のソールウエイトの位置はほとんど変わらないが「TUNGSTEN」のロゴが入った黒っぽいタングステンウエイトの位置が大幅に違う。これが重心位置を大きく変えているようだ。
そこから判断すると、「重心距離が短くつかまりやすいSF TEC」、「浅重心で低スピンのLS TEC」、「深重心で安定感のスタンダードタイプ」という位置付けになっている。
試打の印象の比較
試打の印象がヘッドのスペック通りです。3タイプとも打ちやすい。
スタンダード | SFテック | LSテック | |
弾道 | 中高 | 高 | 中 |
スピン量 | 少なめ | 普通 | 少ない |
つかまり | つかまる | よくつかまる | 普通 |
球筋 | ストレート | ドロー | フェード |
外観上の違いがほとんどない。どのタイプか知らされずに先入観なしで3兄弟を取っ替え引っ替え打ってみると、弾道の違いで見事に言い当てられました。正解率100%です。同じスイングをするとそのヘッドのキャラ通りの球筋になる。打ち方を変えなくてもいい。弾道は変わるが、根本にある「ブレない!」という安定感が共通している。そこが一番驚いた、、
これは、本当にやばいドライバーです。。。すぐに欲しい。。。
「ミズノJPX900 ドライバー」のように複雑な弾道調整機能があれば1種類で済むのではないかな、、そういう考え方もあるけど、はっきりとキャラクターが違うので、ここまでの違いは弾道調節機能では難しいかもしれない。
とにかく打ちやすい・小顔がいい
前モデルと比べると、3兄弟のキャラがより鮮明になった。いろんな改良が施されたようだが、見事にハマってます。
飛距離性能も直進性もミスの寛容度も確実に進化した。でも、最大の改良は「小顔」です。これがつかまりを促進して、ドロー、フェード、ストレート、高弾道、中弾道、などとちゃんと球筋に反映されるのです。
ルール規定が460cc以下なので、ギリギリの大きさにしなきゃ損みたいな流れになってきたけど、デカヘッドは意外につかまらないのでガッカリすることがあるし、兄弟みんな同じような味付けになってしまうことがある。これぐらいの顔の方が打ちやすいです。
私は以前からそういう持論を持っていましたが、PINGと同じ考えだったとは、嬉しい。。。
以前のレビューはこちら
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まとめ
PING G400 ドライバー の3兄弟は、見た目は変わらないが、打ってみると鮮明なキャラ分けが出来ている。「ブレない」という絶対的な安定感が共通点でありながら、スイングタイプに合わせて選択すると最大限の飛距離と方向性を手に入れることができる。
アスリートが自己のスイングを改良しなくても、そもそも自分はどんなタイプなのかを分析できていれば、やさしくレベルアップできます。
スタンダードタイプ(すべてのゴルファーに)
SFテック(右へのミスを避けてハイドローを打ちたいゴルファーに)
LSテック(左へのミスを避けて強弾道を打ちたいゴルファーに)
いいドライバーとは、スイングに合ったドライバー。自分のスイングを客観視して、欠点を補ってくれるドライバーが「いいドライバー」です。
これは、かなりの完成度です。めちゃくちゃいい。。。