ホンマ TW747「460ドライバー」と「455ドライバー」を試打しました。
「460」の方が、弾道が大人しくて、安定感は1枚上です。狭いホールでも思い切って振り抜けます。
「455」は、強弾道のドローボールが打ちやすいが、気を抜くとプッシュが出やすい。ヒッター向けです。
どんなクラブなのか、この2つを比較しながら評価と感想を解りやすくレビューします。
試打クラブ
本間ゴルフ(HONMA)
TOUR WORLD(ツアーワールド)/2018年11月発売モデル
【ロフト】
・10.5°
【シャフト】
・VIZARD For TW747 50 S
・VIZARD FD 6S
【ロフト】
・10.5°
【シャフト】
・VIZARD FD 6S
TW747ドライバーは2種類
前モデルの TW737ドライバー には 460、455、450、445 と、4種類あったが、[ヘッドの大きさ≠商品名] だったから、ちょっと分かりにくかった。4種類もあるから、どれがいいのか選ぶのも大変でした。
でも今度は2種類でシンプルです。
※こちらに詳しくレビューしてます。
ホンマTOUR WORLD TW737ドライバー 4種類を比較してみた
① TW747 460 ドライバー は、460ccのヘッドで、優しさを追求したシャローバック。
② TW747 455 ドライバー は、455ccのヘッドで、強弾道のハイバック。
カチャカチャがすごい!
2モデルともにカチャカチャが搭載され、ロフト角やライ角が調整できます。
TW747「460」と「455」の評価
【構えやすさ】
両者ともカーボンクラウンが採用されたが、真っ黒に塗られてカーボンの織り目が確認できません。「カーボンを使ってるぞー」って演出してないのが、ホンマらしさを感じます。
↑「460」
丸型のどっしりしたシャローバック。安定感がうかがえる顔でとっても構えやすい。美しい仕上がりです。
↑「455」
バルジがしっかりと確認できます。ディープフェース&ハイバックで小顔のハードヒッター向けの印象。叩きたいゴルファーには構えやすい顔です。これも美しい仕上がりですね。
【飛距離】
飛距離性能は両者ともほぼ互角。インパクトでカチッとボールをキャッチしてくれるから、ブレずにしっかりと結果が残せます。ぶっ飛び感よりも、安心して叩ける感じ。
↑オフセンターでも安定した飛距離が保証される「460」です。計測データが、どの打球もほとんど同じ飛距離になります。
曲がり幅が少なく、フェアウェイキープ率が上がりそう。
↑アゲンストでもグイグイ伸びる「455」です。ドローボールが打ちやすかった。ランも多い。ドローヒッターはこちらの方が飛ぶかも。
【弾道】
「460」は高弾道、「455」は中高弾道。
「460」は打ち出し角が高くキャリーが稼げる。吹け上がる心配もなく弾道のばらつきが少ない。
「455」は低スピンだがドロップする心配はいらない。しっかりとイメージ通りの強弾道になります。意外にやさしい。「タイトリスト TS3ドライバー」とよく似てる印象。
【つかまり】
2モデルとも意識しなくてもよくつかまってくれる。コスリが出ません。
「460」はナチュラルにターンしながら、つかまってくれる。フェースの動きが大人しいから、つかまり過ぎず、安定感があります。
「455」は、ヘッドのターンがリアルに感じられる。つかまえたい時にしっかりつかまってくれます。タイミングが合わないと時々プッシュしたけど、シャフトが原因かも。つかまり感が気持ちいい。
【打感】
「460」の打感は、カーボン特有の弾き感でやや硬め。
「455」は少しホールド感があるので、まずまずです。でも予想よりはやや硬め。従来のホンマとはちょっと違います。
【操作性】
「460」は直進性がいい。それでもフェードとドローの打ち分けがやりやすいです。高弾道の低スピンという、現代の王道っていう感じ。
「455」は、つかまえたい時にしっかりつかまって、逃がしたい時に逃がせる。ドローとフェードの切り替えスイッチが付いてるみたいな感じ。ずっとドローばかりで攻めたいゴルファーもコレがいいかも。
【安定感】
「460」の方が、弾道が大人しくて、やさしい。安定感は1枚上です。狭いホールでも気にせず振り抜ける。
「455」は、強弾道のドローボールが打ちやすいが、気を抜くとプッシュも出ることもあった。ヒッターは思い切って振り抜けます。小顔のハイバックなのにかなりやさしい。
シャフトは
標準仕様のシャフトは 3種類のホンマオリジナル。
・VIZARD For TW747 50
よくしなり振り抜きやすい。いつもホンマのVIZARDシャフトは表示スペックよりもハードだが、これはよく粘って、よくつかまる。(S)で42〜45m/sぐらい。
・VIZARD FD 6
よく走って、よく弾きます。VIZARDシャフトの伝統なのか、スペックが少しハードです。
・VIZARD FP 6
粘り系のシャフト。
こんなゴルファーにおすすめ
① TW747 460 ドライバー
- 安定した飛距離が欲しい。
- オフセンターでも飛んで欲しい。
- ・操作せずにやさしく飛ばしたい。
② TW747 455 ドライバー
- 強い弾道が打ちたい
- つかまえてドローが打ちたい
- 操作性も重視したい。
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TW747 460 ドライバーのまとめ
本間ゴルフ TW747 460ドライバー は、ミスに強くやさしくて振り抜きやすい。平均飛距離が上がりそうな飛びです。
・打ち出し角が高い
・安定感抜群
・ミスに強い
・平均的によく飛ぶ
・やさしい
各クラブメーカーが送り出す現代のニュードライバーの王道を行く感じです。クセがないからシンプルに飛ばせる。コレ買っとけば間違いない感じがする。
飛距離 9
やさしさ 9
弾道の高さ 9.5
つかまり 9
構えやすさ 9.5
操作性 8
打感 8
TW747 455 ドライバーのまとめ
本間ゴルフ TW747 455ドライバー は、風に負けない強い弾道が打てる。上級者好みの外観なのに、ミスに寛容で振り抜きやすい。
・強い弾道
・操作性がいい
・小顔
・アゲンストでもよく飛ぶ
・よくターンする
上級者がイメージ通りの弾道を作りやすい。コース戦略にはコレがいい。
飛距離 9
やさしさ 8.5
弾道の高さ 8
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 9.5
打感 8.5