ピンのアイアンは、ハイバウンス(バウンス角が大きい)に設定してあります。
ピンのアイアンは、練習場のマットの上より芝の上からの方が打ちやすいのです。
これは、ハイバウンスの効果です。
バウンスが大きいのはサンドウェッジだけじゃないの??
そもそもバウンスって何??
アイアンのバウンスについてレビューします。
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PING ピン の「 i BLADE 」や「i200 アイアン」は、トップアスリートはもちろん、本気で上達したいゴルファーなら誰もが満足できるすばらしいアイアンです。
ピン「 i BLADE 」と「i200 アイアン」どっちがいいのか
バウンスとは?
BOUNCE(バウンス、バンスなど呼び方が分かれるが、私はバウンスと呼びます)とは、日本語に直訳すると「跳ねる」「跳ね返る」という意味ですが、簡単に言えば、ソールがリーディングエッジから地面方向に出っ張る角度です。
サンドウェッジにはロフト角とバウンス角の両方の表示があるので、わかりやすいですね。
この角度が大きいと、クラブヘッドが砂の中に深く潜りにくいから、バンカーから脱出しやすい効果があります。ザックリしにくいのです。
日本とアメリカのメーカーの違い
日本のクラブメーカーのアイアンは、ほとんどバウンスがない。ところが、アメリカのメーカー各社は、ウェッジのようなハイバウンスになってるモデルが多いのです。
【7番アイアンのバウンス】
MIZUNO MP-66 | 3° |
Titleist 716CB | 5° |
PING i200 | 9° |
これでもミズノは国内メーカーの中ではバウンスが大きめです。他の国内メーカーのアイアンは、0°や1°のモデルも珍しくない。アメリカのメーカーのアイアンは、概ねハイバウンスのアイアンが多い。
最近話題のPXGも、かなりハイバウンスです。キャロウェイもタイトリストもテーラーメイドもハイバウンスのモデルが多い。
どうしてアメリカのメーカーはハイバウンスのアイアンを作るのか?
日米でアイアンのバウンス角が違う要因には、芝の違いがある。
「ベントグラス」「バミューダグラス」「ティフトン」などの洋芝のフェアウエイではボールが沈みます。ボールと芝の間の隙間がないのです。
となると、払い打ちは全部ダフリになる。
ダウンブローに打っても少しのミスでもダフリやすいのでソールが跳ねてくれないとヘッドが深く潜ってしまいます。。
洋芝は日本でも北海道などの寒冷地に多く見られますが、なかなか難しいです。
私はアメリカにしばらく住んでいたので洋芝のプレーをかなり経験しましたが、ダフリが多い日は、池越えは前に進めないような恐怖感でした、、、(汗)
逆に「高麗芝」や「野芝」などの和芝は、硬く締まった砂の上に硬い根が張り巡らされ、ボールが浮いた状態になる。ボールと地面の間にリーディングエッジを差し込むことができる。
プロゴルファーにとって、和芝はターフの抜けが悪いのでカミソリのような切れ味が欲しくなるから、バウンスが小さい方が抜けがいいのでしょう。
ハイバウンスのアイアンでダウンブローに打ち込むと、日本の芝では抜けが悪く、跳ねすぎてフェース面がブレたり、距離が定まらないことも考えられる。
実際に私のホームコースのフェアウェイは、硬く太い根が絡み合って、大きなターフは取れません。
でも、プロのスイングもレベルブローが主流になりつつあるし、アマチュアゴルファーには、洋芝も和芝も両方とも、ハイバウンスの方が打ちやすいと思います。和芝でも柔らかい状態もあるし、湿った時も、ダフリやすいです。国内メーカーもハイバウンスのアイアンを作って欲しい。
ダフリとトップはどちらが困るか?
想像してください。。。。ミドルホールのセカンドショット、ピンはグリーンセンター、残り距離150ヤード地点、前日の雨でやや湿ったフェアウエイ、グリーン手前にバンカー、その手前に池、、、さて、どうしますか?
私が考えるのは、、、最悪の事態は、池ぽちゃ。池だけは避けたい。できれば手前のバンカーもクリアしたい。
ダフリはNG。大きなスイングは禁物。大きめのクラブで、クリーンヒット。少々トップ気味でもいい。
7番アイアンで軽く。ちょっとトップ気味でも、意外に乗っちゃうかな。
前日の雨でグリーンは、よく止まるから、案外トップ気味の方がピンに寄るかも。
距離が届かなくても池は超えるでしょう。
ダフリと違ってトップで手前のバンカーに入っても目玉になりにくいから、3打目はそれほど難しくない。。最悪でもボギー。。。と考えて私はアドレスに入ります。
ダフリとトップはどちらが困るか?
ウェッジはどちらも困るけど、アイアンは「トップしてナイスオン」って事ありませんか??
結果オーライって実は、神様のご褒美じゃなくて、裏付けがあるのです。結果には必ず根拠があるのです。
なんとなく18ホールを回ってるように見えるけど、上級者はミスを想定しながら攻めるので、大きなミスにならないし、リカバリーしやすいからスコアがまとまるのです。
アイアンショットって、もちろんトップしたらマズイ状況もありますが、ダフった方がいい状況なんて、滅多にないと思う。
ダフリのミスを最小限にするのがハイバウンス
バウンス角が小さいアイアンは、ダフった時に土の中にズッポリと突き刺さってしまうので「大ダフリ」になりやすいけど、ハイバウンスのアイアンは、ソールが跳ねて突きささりにくいので、ダフっても飛距離のロスが少ないのです。
プロのように、ダウンブローにボールコンタクトできれば、どちらでもいいかもですが、ミート率が低いアマチュアゴルファーは、ハイバウンスがミスを軽減してくれるから使った方がいいと思う。
カスタムメイドや、フィッティングでロフトを立てるとバウンス角が減るから、さらにダフリやすくなります。注意してください。
ピン i200 アイアンがオススメ
試打コーナーではソールの滑りが悪くてダフってるような、感触になるし、購入しても練習場のマットの上から打つと、やはりダフってるような感じになります。でも実際にラウンドすると、ハイバウンスのおかげで、数打違ってきます。
ピンの「i200 アイアン」が断トツお勧めです。ハイバウンス効果だけじゃなく、打感が良くて打ちやすくて素晴らしいアイアンです。(過去のレビュー→ピン PING i 200 アイアン の試打&評価) めっちゃ売れてるらしいですが、すべてを満たしてるアイアンだからわかるような気がする。
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今年はハイバウンスのアイアンでスコアアップしませんか?