ほとんどのアスリート系のアイアンには、兄弟モデルがラインナップされています。
2兄弟、3兄弟、、中には4兄弟以上のモデルもありますね。
その兄弟には、マッスルバック、ハーフキャビティ、ポケットキャビティ などがあり、幅広いユーザーに対応しています。
そこで、アスリートがどんなアイアンを選べばいいのか、失敗しないためのアイアン購入術をレビューします。
アイアン選びは車選びと同じ
アイアンを選ぶときに、どんな構造が自分に適しているのか、どんな形のアイアンが欲しいのか、決まってますか?
そこを購入するまでブレないようにすると、失敗しません。
それは車を購入するときと同じように考えると分かりやすいのです。車を購入するときは、どんな車種が欲しいのか決まってますよね。ワンボックス、SUV、コンパクトカー、セダン、スポーツカー、、、
それが決まってから各自動車メーカーのライバル車を比較すると思います。
まず、欲しいタイプを決める
アイアン選びも同じようにシンプルに考えましょう。マッスルバック、キャビティ、ポケットキャビティ、中空構造、、まず最初に、技量、プレースタイル、体力などをもとに、適合するタイプの構造を選ぶと、本当に欲しいアイアン選びになります。
欲しいタイプが決まったら
欲しいタイプが決まったら、次にどのメーカーのアイアンにするのか、各メーカーのライバルを比べて1つに絞っていきましょう。カスタムが面倒なら、適合するシャフトの有無が最重要ポイントになります。
ライ角、ロフト角、シャフト長などのスペックも各社まちまちなので、しっかりチェックしましょう。価格や割引率も重要なポイントになりますね。
失敗例は
別のタイプのアイアンを購入してしまった失敗例は、、
・店頭でマッスルバックを見たら格好良かったので欲しくなった。
・安売りしてた別のタイプのアイアンを買った。
・店員さんに勧められて、別のタイプを買ってしまった。
店員さんのアドバイスを参考にするのも大事ですが、せっかくじっくりと考えて決めたのに、お店の中で決めてしまうと冷静な判断ができません。衝動買いは失敗の元です。
兄弟アイアンの中から選ぶ?
「兄弟モデルのどれを選ぶのか」ではなくて「どの構造を選ぶか」なのです。
今度のタイトリストの718シリーズのどれを買おうかなぁ、、、
っていうのは失敗しそうな買い方です。
タイトリスト 718 AP2 アイアン と ミズノプロ 518 アイアン のどっちがいいのかなぁ、、、
っていうのが正しいと思います。
兄弟アイアンの中で、どのタイプが自分に適しているのかを把握して、その後で他社のライバルモデルと比較しながら購入するのが正解だと考えます。
アスリート用の兄弟アイアン比較表
アスリート向けの兄弟アイアンを構造別に4つに分類しました。
欲しいタイプのアイアンを各メーカーのライバルモデルと比較できます。
マッスルバック | キャビティ① | キャビティ② | やさしさ追求 | |
タイトリスト | 718 MB | 718 CB | 718 AP2 | 718 AP3 |
テーラーメイド | P730 | P750 | P770 | P790 |
ミズノ プロ | 118 | MP-66 | 518 | 918 |
ヤマハ | RMX 018 | RMX 118 | RMX 218 | |
キャロウェイ | APEX MB | X FORGED | APEX PRO | APEX |
ブリヂストン | X-BLADE | X-CB | X-CBP | |
スリクソン | Z965 | Z765 | Z565 | |
本間ゴルフ | TW-BM | TW737V | TW737P |
※赤文字は同一メーカー内にある兄弟以外のモデルです
上記の表の縦軸がライバルモデルになります。ライバルがたくさん存在するので迷ってしまいますね。。「やさしさ追求」のカテゴリーは、ポケットキャビティや中空による慣性モーメントが高い構造になっています。
タイトリストを軸にすると分かりやすい
タイトリストのラインナップは分かりやすいですね。「MB」「CB」「AP2」というラインナップはアスリートの基準になると思います。「タイトリストならどれを買う?」って考えると、欲しいタイプが決まりますよ。
718シリーズから「AP3」が加わり、これからのアスリートアイアンの新たな時代の流れを感じます。「AP1」はアスリートアイアンじゃないと思うので、除外しました。
タイトリスト718 CB,AP2,AP3アイアンを打ち比べて分かった事←こちらのレビューも参考になります
どのタイプにするのか
自分は、どのタイプに適しているのか。
これは正解が見つからないこともあり、なかなか難しいですが、タイプ別の特徴をしっかりと把握する必要があります。
やっぱりマッスルバックが欲しい
操作性、打感、外観 などに満足度を求めると、その頂点に立つのがマッスルバックアイアンです。やっぱりマッスルはカッコイイ! 近頃のマッスルバックアイアンは以前と比べて、やさしくてハードルが下がったけど、やっぱりミスに寛容ではありません。スイングプレーンが安定した上級者に適しています。これからアイアンの腕を上げたいゴルファーにもオススメしたいですね。
2018年にピンを刺すための おすすめマッスルバックアイアン6選←マッスルバックアイアンはこちらのランキングを参考にしてください。
キャビティ①もカッコイイ
ハーフキャビティと呼ばれるカテゴリーです。操作性、打感、カッコよさを妥協せずにマッスルバックよりもミスに寛容なので、上級者に好まれています。最新モデルは中級者以上なら問題なく使いこなせるぐらい打ちやすくなってきました。アスリートのスタンダード的なアイアンです。多くツアープロが使用しています。
2018年上級者にオススメしたい ハーフキャビティ・アイアン5選←ハーフキャビティアイアンはこちらのランキングを参考にしてください。
勝ちに行くならキャビティ②
トーナメントで、やさしいアイアンで戦うプロが年々増えてきました。さすがにアベレージゴルファー向けのぶっ飛び系アイアンで戦うプロはいませんが、操作性も、打感も、顔も、満足させてくれる、やさしいアイアンが人気です。このカテゴリーのアイアンを使うと、マッスルバックやハーフキャビティを使うと損をするような感覚になります。すべてを備えたアスリートアイアンです。女子ツアーではこのカテゴリーを使うトッププロが圧倒的に多い。男子もかなり多いです。
アスリートの2018年はこれに決まり! プロも使うやさしいアイアン7選←キャビティアイアンはこちらのランキングを参考にしてください。
やさしさ追求モデルでゴルフが変わる
アスリート系の兄弟モデルじゃないアイアンは上記の表には記述していないけど、このカテゴリーには、オススメアイアンがたくさんあります。PING G400 アイアン や タイトリスト VG3 アイアン は上級者からアベレージゴルファーまで誰もがやさしく狙える極上なアイアンです。セミアスリート向けですが、自分に正直になって「いいスコアを出したい」という原点に戻って選ぶと、このカテゴリーになるかも。多くの女子プロも使っています。
2018年にやさしく狙える お勧めアイアン7選(全てのゴルファー編)←やさしさ追求アイアンはこちらのランキングを参考にしてください。
まとめ
アスリート系のアイアンには兄弟モデルがあります。その中でどれを買えばいいのか?
兄弟モデルの中でどのタイプが自分に適合するかを決めてください。マッスルか、ハーフキャビティか、ポケットキャビティか、構造を1つに絞り込んで、その後で、各メーカーのライバルモデルと比較しながら絞り込むと失敗しないです。
タイトリストを軸に考えると決めやすいですよ。シャフト、ライ角、ロフト角、価格など、最低限の情報はチェックしましょう。
私は、お気に入りのアイアンと出会えると幸せな気分になります。間違いなくゴルフが楽しくなりますよ。最高なアイアンで、ワンランク上のゴルフをエンジョイしてください。