TaylorMade M1 アイアン(2017年モデル)を試打しました。どんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
7番(30.5°)
【シャフト】
N.S.PRO 930GH (S)
ダイナミックゴールド (S200)
テーラーメイド・Mシリーズのドライバーのモデルチェンジは、ツアープロの使用率の高さもあって注目度が高いですが、同時にリリースされたアイアンには『M1 アイアン』と『M2 アイアン』の2種類あり、こちらも期待できるモデルです。
特に『M1 アイアン』は初登場となるので、どんな位置付けなのか気になります。
テーラーメイド M2 アイアン (2017) の試打&評価
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構えてみると
構えると、小顔でストレートなネック形状だが、まっすぐに構えやすい。アスリートモデルにしてはやや厚めのトップブレードが安心感を与えてくれて、難しそうには見えない。
すっきりしたデザインに、フェースの縦の溝(フェーススロット)が一段と目を引くが、同じテーラーメイドの「PSi アイアン」によく似た顔です。「PSi アイアン」は絶品なので、このアイアンの期待が膨らみます。
Mシリーズ・アイアンの特徴
①スピードポケット
テーラーメイドのアイアンの最大の特徴であるソールの「スピードポケット」という溝がもちろん配備されている。
これは、大発明!とにかくよく拾ってくれて、フェース下部のヒットでもボールスピードが落ちにくい。この溝がいい仕事をしてくれる。魔法のポケット。実際にラウンドすると、これがないと損してるような気持ちになる。
②フェーススロット
フェースの両端に刻まれた「フェーススロット」という縦溝も装備している。この溝の効果は、「PSiアイアン」で実証済みですが、実に素晴らしい。トウ寄りやヒール寄りでヒットしても飛距離が落ちなくて、打点のブレを見事にカバーしてくれる。打感も柔らかい。
③フルーテッドホーゼル
ホーゼル部分を軽量化するために削り取り、低重心化を促進した。前モデルの「M2アイアン」から採用されたが、構えやすさを考慮して、この「M1アイアン」は構えた時に見えない部分(下側)のみ削ってある。
打ってみると
打ってみると、ストロングロフトだが(7番で30.5度)よく拾い高弾道でよく飛ぶ。「スピードポケット」と「フェーススロット」の効果が手に伝わってくる。薄めにヒットしても持ち上げてくれるし、独特のフェースのたわみがボールを弾き飛ばしてくれる。
打感は非常に柔らかい。ダウンブローに打ち込むと、さらにフェースに長く乗る感じが心地よくて、分厚い打感になる。飛距離はロフトが立ってる分だけ飛ぶ感じ。
とにかくミスに強く、曲がり幅が少なくて安定感抜群です。このアイアンはM1という位置付けからするとアスリートモデルに違いないが、「グローレF2アイアン」によく似て、打ちやすく曲がらないアイアンです。
グローレには無い「フェーススロット」の効果があるから、さらにミスに強い。ロフト角が「グローレF2アイアン」よりも7番で 0.5°立ってるし飛距離性能も負けていない。球筋は、ほぼストレート。スピン量もまずまず。飛距離と安定感を重要視したモデルです。
「M1」というと、ドライバーがまあまあハードな仕様なので、アイアンもハードなアスリートモデルかなと思ったが、よくつかまって、やさしいアイアンです。中級者以上なら問題なく扱えるレベルですよ。
左右にも曲がりが少ない。払い打つよりは打ち込んだ方が安定する。
ただし、「フェーススロット」は、曲がらないし、オフセンターにも強いが、距離感が出しづらいし操作性はあまり良くない。ちゃんとまっすぐに同じ距離を打つなら、心強い武器になるが、操作性を求めるクラブではない。
シャフトは
シャフトは、1種類のオリジナルカーボンと、2種類のスチールから選ぶことができる。
Dynamic Gold が、シャフトの重量を利用して打ち込めるから、振りやすい感じがした。
NS PRO 930 GH は、軽さが気にならない感じで、しっくりきたが、いいバランスに仕上がってると思う。
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まとめ
テーラーメイド M1 アイアン (2017) は、よくつかまり、ミスに強く、曲がらない、安定感抜群のアイアンです。
・よくつかまる
・よく拾う
・分厚く心地よい打感
・抜群の安定感
・ミスに強い
このアイアンなら、アスリートだけじゃなく、中級者以上のゴルファーが、ナイスオンの確率が上がる。
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構えやすさ 4
デザイン 4
打ちやすさ 4.5
操作性 3.5
打感 4