Titleist 718 CB、718 AP2、718 AP3 の3つのアイアンを打ち比べてみました。
どれが一番いいのか、どんな違いがあるのか、比較しながらたっぷり試打したので、その評価と感想をレビューします。
試打クラブ
718 アイアン シリーズ
タイトリストの「718 アイアン シリーズ」は全部で6種類ある。
「718 MB アイアン」(鍛造)
「718 CB アイアン」(鍛造)
「718 AP2 アイアン」(鍛造)
「718 AP1 アイアン」(鋳造)
「718 AP3 アイアン」(鋳造)
「718 T-MB アイアン」(鋳造)
鍛造と鋳造が3モデルずつになった。
MBはトップアスリート向け、AP1はアベレージ向けで両端の位置付け、T-MBは、かなり高価格なので別枠って感じがする。
となると今回打ち比べた3タイプのキャビティにどのような違いがあるのか、検証したくなったのです。
外観を比べると
上の写真は左から、CB、AP2、AP3。順にソール幅が広くなっているのがよく分かります。
構えてみると、左から、CB、AP2、AP3の順に顔が大きくなっているのがよく分かります
打ち比べると、、評価は?
打って比較してみると、
【飛距離】
CBよりもAP2の方が3〜5ヤード飛ぶ。
AP2よりもAP3の方が12〜15ヤード飛ぶ。
CBとAP3のロフト角は1番手分の差、シャフトは同じ長さ、それで15〜20ヤードも違う。
となると、、、やっぱりAP3の飛距離性能は優れている。
【打感】
やっぱりCBの打感は素晴らしい。
フェースがターンした時の感触は絶品です。
AP2の打感も悪くないが、センターとオフセンター時の打感の違いがやや小さい。
CBと打ち比べると、オフセンターでも悪くない代わりにセンター時の打感があと一歩欲しいと感じてしまう。
まあ、比べなきゃ大満足ですが。。。
AP3もなかなかいいけど、こうして同時に打ち比べると、やっぱり鋳造アイアン。乾いた感触が顔を覗かせます。
それでも十分に柔らかくて気持ちいいアイアンです。
【弾道】
CBとAP2の球の高さはほとんど変わらない。どちらも中高弾道でよくスピンがかかって、軽いドローボールになる。
AP3はロフトが立ってるのに少し高めの弾道でドロー回転がかからず真っ直ぐに飛ぶ。
薄めにヒットしても高く上がり、予想よりも10ヤードぐらい先に着弾する。
【つかまり】
CBは、本当によくつかまる。
最新のアイアンって時々慣性モーメントが邪魔に感じる時があるけど、これは思い通りにつかまります。
かなりつかまる。
つかまった高弾道が打ちやすい。
手首のローテーションが多いと引っかかりやすい。振り遅れるとミスになる。
AP2は、それらの動きに少しずつ制限をかけているような感じがする。
つまり、つかまり過ぎないし、振り遅れてもミスにならない。
AP3は、自然につかまります。余計な動作は禁物。
手と体に一体感があれば気持ちよくつかまってくれる。
【操作性】
CBは操作性がいい。AP2もいい。
どちらも甲乙つけ難いが、CBの方が球を無制限に曲げられる感じがする。
AP3の操作性は一般的には悪くないが、この中では比較にならない。
【安定感】
アスリートにとって安定感は、曲げたい時に曲げられ、高低の打ち分けも出来て、距離感も出しやすく、ミスに強い。
となると断然AP2に軍配があがるが、セミアスリートレベルにとって安定感は、ミスした時の寛容度ということになるので、安定感はAP3が突出している。
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まとめ
私は「716 CB アイアン」を愛用してるので、前モデルとの違いがよ〜くわかりますが、「718 CB アイアン」は全体的に進化しています。やさしくなったし、操作性も打感もいい。わずかな違いですが買い替えたくなる。
「718 AP2 アイアン」は、アスリートがよりやさしくピンを狙えるように進化しています。CBよりも進化の幅が大きい。やさしくなったのが印象的です。この2モデルは前モデルよりはキャラの違いが大きい。迷わないけど、やっぱり両方とも欲しくなってしまう。。。。
「718 AP3 アイアン」は、セミアスリートだけじゃなく、アベレージゴルファーも十分に満足出来るアイアンです。飛距離性能は素晴らしいし、打感もいい。私は、飛びすぎちゃうからNGだけど、アイアンに飛距離を求めるアスリートも使って欲しい。
このAP3はマジで素晴らしいアイアンです。見事にタイトリストファンの隙間を埋めてくれた。
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