ONOFF FAIRWAY WINGS KURO(オノフ フェアウェイ ウイングス クロ)2017モデルを試打しました。片山晋呉プロ監修のユーティリティはどんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
U4(24°)
【シャフト】
SMOOTH KICK MP-7171 (S)
(オリジナルカーボンシャフト)
オノフはユーティリティ(ハイブリッド)を「フェアウェイ ウイングス』と呼ぶ。番手のバリエーションは、U3(21°)、U4(24°)、U5(27°)、U6(30°) の4種類ある。
最新のフェアウェイウイングス KURO(黒)2019モデルの試打&評価はこちら
片山晋呉プロのこだわり
今回の『黒』シリーズは、契約選手である片山晋呉プロの要求を具現化し、ドライバーからウエッジまで、それぞれの役割・機能が明確な「一打にこだわるゴルファーのための番手別最適設計」の”やさしい”モデルだという。
「ロングアイアンは極力使わず、よりやさしいユーティリティを使って正確に狙ったほうが絶対いい。」
と片山プロが言うが、実際に彼のプレーを見ると、ユーティリティでピンを刺すスーパーショットが数多く見られる。
ゆったりとした美しいスイングで、きれいにターフが取られ、高弾道でピンにまっすぐに飛ぶ。それが簡単に打ってるように見える。ツアープロや解説者が「片山プロはユーティリティが日本一上手い選手」だと口を揃えて言うが、私もそう思う。いや、世界一だと思います。
そんな片山プロのこだわりを形にしたユーティリティは、どんなクラブなのか、『黒』シリーズの中で一番楽しみでした。
構えてみると
構えると、グースネックの丸型ヘッドで、黒とシルバーのコントラストのおかげでシャープに見える。アイアンとのギャップを感じずに構えられ、つかまりそうな安心感もあり、実に美しい顔です。自然にスクエアに構えられる。
これほどイケメンのユーティリティは、なかなかありません。
打ってみると
打ってみると予想以上の打ちやすさにちょっと驚き。中弾道の力強いストレートボールで狙った方向にまっすぐに飛ぶ。払い打つより、真ん中寄りにボールを置いて打ち込む方が、より安定した球筋になる。それがよく飛ぶし、同じ方向、同じ距離になる。。
無理にフェースをターンさせなくても、インパクトで自然にフェースが返り、気持ちいい打感でよくつかまる。うすめにヒットしてもよく拾ってくれるし、ヒール気味でも距離が落ちない。軽く打ち込むだけで高弾道になり、硬いグリーンでも止まりそうな球筋に。
本当に打ちやすいユーティリティで、ショートアイアンを打つようなやさしさがあります。
ユーティリティは引っかかると使えないが、そんな不安要素はありません。コントロール性もまずまず。距離のコントロール性がいい。スイングスピードを落としてもトップせずに拾ってくれるので距離感が出しやすい。フルショットしても引っかからないからグリーンまでギリギリの距離でも安心して構えられると思う。
ショートアイアンのような打ちやすさにウッド型ユーティリティの寛容性を合わせ持ったクラブです。我々アマチュアゴルファーはロングアイアンでベタピンに付くなんて無理ですが、いいユーティリティと出会えれば可能性があると思います。これは、すばらしい!
「ミドルアイアンもいらない」って思えてくる、、、「アイアンは7番から」の時代がやってきた。。
シャフトは
標準シャフトは、SMOOTH KICK MP-7171F(オリジナルカーボン) の(S)と(SR)のみ。「フォージドアイアン KURO」にも装着されているアイアン用の中元調子シャフトです。
ねじれが少なくて振り抜きやすく、よくつかまり操作性がいいシャフトです。このアイアン用のシャフトなので、アイアン感覚で振り抜ける。(S)でヘッドスピードが42〜46m/sぐらいです。
その他「ラボスペック」と呼ばれるカスタム対応で多種の中から選ぶことができる。
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まとめ
「オノフ フェアウェイウイングス KURO (2017)」は、ショートアイアンのように打ちやすく、飛んで曲がらない。
・アイアン感覚で打てる
・まっすぐに飛ぶ
・球筋が強い
・オリジナルシャフトが振りやすい
・やさしく打てる
「ロングアイアンは極力使わず、よりやさしいユーティリティを使って正確に狙ったほうが絶対いい。」
片山プロの、この言葉通りのユーティリティです。すごい。。
構えやすさ 5+
デザイン 5
打ちやすさ 5
操作性 5
打感 4.5