ONOFF オノフ フェアウェイアームズ KURO(黒) 2019年モデル を試打しました。
3Wはティーアップするとドライバーに負けないぐらいの飛距離になります。
狭くて短いコースではこれで十分です。
一方、5Wはボールにコンタクトしやすくてミスに強い。200ヤード以上先のグリーンを狙いたいレベルのゴルファーにはかなり信頼できるFWになります。
どんなフェアウェイウッドなのか評価と感想を解りやすくレビューします。
試打クラブ
ONOFF FAIRWAY ARMS KURO FW
オノフ フェアウェイ アームズ 黒 (フェアウェイウッド)
/2019年8月発売モデル
【番手 (ロフト)】
・R3(3W) (15°)
・5W (18°)
【シャフト】
・LABOSPEC SHINARI f60K(S)
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のおすすめポイント
- ヘッドが走る
- ミスに強い
- 番手ごとの役割が明確になっている
気になった点もあります
- 3Wと他の番手の統一感がない
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オノフ フェアウェイ アームズ KURO の評価
【構えやすさ】9.5
3Wを構えると前モデルと同じように「パワートレンチ」という溝がソール側とクラウン側に1本ずつある。チタンボディのシャローフェース。クラウンの塗装がマット調になって引き締まって見えます。
5Wを構えると、これまた前モデルと同じようにすっきりとしたディープフェース。溝はありません。
5Wにはソールの溝もありません。
【飛距離】9.0
3Wはティーアップするとよく飛ぶけど芝の上からはキャリー不足になりやすい。5Wはキャリーが出やすいが飛距離性能は普通レベル。
【弾道の高さ】8.5
3Wは低スピンの中弾道、5Wはスピン量が多めの中高弾道。
【つかまり】8.5
フラットなライ角が影響してるのか、3Wは少し滑る感じがする。ティーアップしても引っかからない安心感がある。5Wはフェースのターンが控えめながら丁度いいつかまり具合。
【操作性】9.0
3Wのコントロール性は良くない。5Wはラインも出せるし操作しやすい。
【打感】8.5
3Wはパコン!と空き缶を蹴ったようなやや不快な打音と大きく弾く感触。5Wは芯でヒットすると心地いい感触で音も静かで悪くない。オフセンター時は硬い感触。
【やさしさ】9.0
3Wはよく飛ぶけどロフトがもう少し立ってるような感覚です。アマチュアレベルでは地面からなかなか大きいキャリーが打てないのでは。ところがティーアップするとドライバーに負けないぐらいの飛距離性能になります。ミスに強く方向性が良くて吹け上がらず弾道が強い。落ちてからのランも多い。狭くて短いコースではこれで十分です。
一方、5Wはボールにコンタクトしやすくてミスに強い。打感もいいし操作性もいい。ソールの抜けがいいのでヘッドがよく走る。200ヤード以上先のグリーンを狙いたいレベルのゴルファーにはかなり信頼できるFWになります。
カタログをよく見ると、3Wは2本の溝のチタン製、4Wは2本の溝のステンレスボディ、5Wと7Wは溝なしのステンレスボディのディープフェース。番手ごとの役割に応じた素材と設計を導入しています。
フェアウェイウッドを多用しながらコース戦力したいアスリートがこのようなバリエーションを持つと強い武器になるでしょう。ただし、「3Wと5W」を「7番アイアンと8番アイアン」のように同じ感覚で振り抜きたいゴルファーには違和感があるかも。
【総合評価 8.9】
構えやすさ 9.5
飛距離 9.0
弾道の高さ 8.5
つかまり 8.5
操作性 9.0
打感 8.5
やさしさ 9.0
オノフ フェアウェイ アームズ 黒 の口コミ
下記の意見も参考にしてください。
「引っかからない」
左のミスになりにくいから安心感があります。5Wは楽なクラブです。
KENさん(48) スコア 80〜89、43〜46m/s、ドロー系
「打ちやすい」
もう少し重たいシャフトで打ってみたい。3Wがよく飛ぶし打ちやすい。私的にはマットの上からも上がりやすく感じた。
RYOJIさん(51) スコア 70〜79、47〜50m/s、フェード系
「3Wは上がらない」
3Wはマットの上から全然上がらない。ドロップします。5Wはトップ気味でもよく飛ぶ。
GONさん(58) スコア 80〜89、43〜46m/s、フェード系
シャフトは
1種類のオリジナルカーボンが標準設定。カスタムの「LABOSPEC(ラボスペック)・シャフト」は豊富な種類から選べます。
・・LABOSPEC SHINARI f60K(S) 中調子 オリジナルカーボン
このオリジナルカーボンは軽くて硬いから振り抜き易くて合わせやすい。
オススメしたいゴルファーは
- 番手ごとの役割を分けたい
- 引っ掛かりを避けたい
- 中級以上のゴルファー
商品情報
番手(ロフト) | R3(15°) 4W(16°) 5W(18°) 7W(21°) |
ライ角 | 56.5°(R3) 57°(5W) |
ヘッド素材 | 【R3】低弾性512Tiフェース、6-4Tiボディ、タングステン合金ウェイトソール 【4W】ハイマレージングCH-1フェース、17-4PHステンレスボディ、ハイマレージングCH-1薄肉クラウン 【5W,7W】ハイマレージングプラスフェース、17-4PHステンレスボディ |
グリップ | ONOFF X HOLD ラバー(BLなし・口径60・49g) |
シャフト | LABOSPEC SHINARI f60K(S) 中調子 オリジナルカーボン |
長さ | R3/43.5″ 5W/42.5″ |
価格 | 標準シャフト [R3]¥55,000(税込) [4W 5W 7W]¥42,900(税込) カスタムシャフト [R3]¥60,500(税込) [4W 5W 7W]¥48,400(税込) |
まとめ
ONOFF フェアウェイ アームズ KURO(黒)2019モデル は、番手ごとに素材と設計を変えて役割をハッキリと分たフェアウェイウッドです。
3Wはティーアップするとドライバーに負けないぐらいの飛距離になります。
狭くて短いコースではこれで十分。
一方、5Wはボールにコンタクトしやすくてミスに強い。200ヤード以上先のグリーンを狙いたいレベルのゴルファーにはかなり信頼できます。
アスリートがFWでコース戦略するためにはこういう選択肢もありますよ。