ONOFF FAIRWAY ARMS KURO（オノフ フェアウェイ アームズ クロ）2017モデルの 5W を試打しました。
片山晋呉プロ監修の新作フェアウェイウッドはどんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
5W（18°）
【シャフト】
SMOOTH KICK MP-617F (S)
（オリジナルカーボンシャフト）
番手は４種（3W15°、4W16°、5W18°、7W21°）あります。定価は、3Wが６万円、4W、5W、7Wは各３万９０００円となっている。
最新モデルのKUROフェアウェイウッド(2019)の試打＆評価はこちら
番手ごとに大きく形状が違うFW
2017年モデルの『黒』シリーズの「フェアウェイ アームズ」と呼ばれるフェアウェイウッドは、契約選手である片山晋呉プロの要求を具現化し、ドライバーからウエッジまで、それぞれの役割・機能が明確な「一打にこだわるゴルファーのための番手別最適設計」の”やさしい”モデルだという。
フェアウェイウッドは『飛びと優しさを重視した 3W、4W』と『操作性を追求した 5W、7W』で大きく設計が違う。
【飛びにこだわった３番ウッド】
片山晋呉プロが、ゴルフ人生最高の飛びを実感したスプーン。「パワートレンチ」と呼ぶ溝(トレンチ)が、ソール側とクラウン側に1本ずつある。大きめのチタンボディのシャローフェース。
オノフ フェアウェイアームズ KURO (3W) 2017の試打＆評価
【飛んで、やさしい、４番ウッド】
「パワートレンチ」と呼ぶ溝(トレンチ)が、ソール側とクラウン側に1本ずつある。大きめのステンレスボディのシャローフェース。
【ピンを狙う、５番ウッドと７番ウッド】
ソールとクラウンに溝がない。操作性を重視した小ぶりなステンレスボディのディープフェース。
構えてみると
構えると、すっきりとした丸顔で、強い球筋が打てそうなディープフェース。ややトウ寄りにボリューム感があり引っかからない安心感がある。すごく美しい。
打ってみると
打ってみると、振り抜きやすく、ディープフェースなのによく拾ってくれる。力強いストレート系のドローボールで狙い通りに飛んでいく。スピン量がやや多めでキャリーで距離を稼ぐ球筋です。引っ掛かりのミスが出ないしプッシュも出ない。
なぜか芯で捕まえやすくて、７Wか、もう少し短いユーティリティのような感覚でボールにコンタクトできる。メーカーの説明を読むと飛距離重視ではないみたいだが、意外に飛びますよ。飛距離性能も案外すばらしい。
振り抜きやすいから、いろんな打ち方を試してみた。ボール１個分右足寄りに置いてアドレスして、バックスイングを小さめに打ち込むと、低いドローボールで狙い通りに飛ぶ。身体の正面でとらえてやるだけで分厚いインパクトになり、スピンの効いたいい球筋になる。
積極的にフェースがターンする感じがしないから引っ掛かりを意識せずに振り抜ける。逆にボール半個分左足寄りに置いて払い打つと、スーッとソールが滑って高弾道になる。少しカット軌道で振ると高いフェードボールになる。
また、よくソールが滑るから、ラフからでも打ちやすいと思う。どこからでもグリーンを狙いたくなるほどコントロール性がいい。
打感は柔らかくフェース面のどこに当たっているのか、手に伝わってくる。この５Wは同シリーズの３Wとは、全く別物です。あちらは、ドライビングスプーンといった位置付けで、飛んで曲がらないクラブ。こちらは、200ヤード以上の距離をちゃんと球筋をイメージしながら、ナイスオンさせるクラブです。
シャフトは
標準シャフトは、SMOOTH KICK MP-617F(オリジナルカーボン) の(S)と(SR)のみ。クセのない中調子で、全体にしなやかにしなるシャフトです。
オノフのフェアウェイウッドが安く購入できる。
先端が暴れずインパクトで合わせやすいし、よくつかまりよく飛ぶ。とてもいいシャフトです。(S)でヘッドスピードが42〜46m/sぐらい。
その他「ラボスペック」と呼ばれるカスタム対応で多種の中から選ぶことができる。
まとめ
「オノフ フェアウェイ アームズ KURO(5W) 2017」は、芯でとらえやすく、コントロールしやすいフェアウェイウッドです。
・ボールにコンタクトしやすい
・やさしく操作できる
・振りやすい
・ラフから打ちやすい
・飛距離もまずまず
打ちやすさと、操作性の良さが際立つFWです。
５Wや７Wでグリーンを確実にとらえれば、70台のスコアが見えてきます。
これはなかなかいいですよ。
構えやすさ 4
デザイン 4.5
打ちやすさ 5
操作性 5
打感 4
