PRGR RS E ドライバーを試打しました。
深重心によるフェースの安定した挙動と、重心角によるスムーズなターンが相殺されて丁度いいつかまり感に仕上がっています。
RSシリーズの中で最もやさしいのは間違いない。
どんなクラブなのか評価と感想を解りやすくレビューします。
試打クラブ
RS E ドライバー
/2019年4月発売モデル
【ロフト】
・10.5°
【シャフト】
・Speeder Evolution for PRGR (S)M-43,(SR)M-40
ロフトのバリエーションは2種類(9°、10.5°)ある。
「RSドライバー」と「RS F ドライバー」には、可変スリーブと可変ウエイトが備わるが、この「RSE ドライバー」には装備されていない。
RS E ドライバーの評価
【構えやすさ】
構えると右に行くイメージはゼロ。レギュラーモデルと比べると、ライ角は同じだがフェースアングルが−2°から±0°に変更されて、シリーズの中で最も”つかまり顔”をしている。また丸型で後方に大きく張り出したクラウンがやさしさを演出している。
カチャカチャが付いていないこのモデルだけには、グリップにバックラインがあり、カチッと握れます。
【飛距離】
1発のぶっ飛びよりも、オフセンターでの飛距離性能が優れている。やさしいクラブです。叩いても、ゆったり振っても、それほど飛距離は変わらない。
シャフトのスペックに合わせてゆっくり振ると、ミート率が上がって、よく飛ぶ。
【弾道】
高弾道のナチュラルなドローボール。適度なスピン量が安定した高さを維持してくれます。
【つかまり】
メーカーの説明を読むと、ドローヒッターの私にはチーピンが出ちゃうぐらいのつかまりかなぁ、って予想したけど、そんなこと一切ありません。フェースが過剰にローテーションしないから安心できるつかまり感。もちろんコスリは出ないし、プッシュも出ない。でも、フックも出ません。
【打感】
よく弾き、伝わってくる衝撃が小さくて柔らかい。レギュラーモデルよりも少し球離れが速い感じがする。
【操作性】
操作性よりも直進性を求めるゴルファーに使って欲しい。
【安定感】
重心が深いから方向性が良くて、前へ前へ飛びたがる。最近の海外メーカーのような、つかまらずにイライラする心配ご無用。重心角が大きいから自然にターンしてプッシュを回避してくれます。
クルックルッとヘッドがターンするかと思ったらそんな動きではない。ドローとストレートの出し入れをするならレギュラーモデルの「RSドライバー」のほうがいいが、ミスの寛容度や安定感はこちらの方が一段階上です。
深重心によるフェースの安定した挙動と、重心角によるスムーズなターンが相殺されて丁度いいつかまり感に仕上がっています。
プロギアのドライバーはどれも振り心地が軽く感じ、なぜか振り抜きやすい。これも本当に振りやすい。RSシリーズの中で最もやさしいのは間違いない。
シャフトは
シャフトは1種類のオリジナルカーボンの「RS E 専用 Speeder Evolution for PRGR(S),(SR),(R)」が標準仕様。中から先が俊敏にしなってヘッドがよく走り、振り抜きやすいシャフトです。(S)で42〜45m/s、(SR)で39〜42m/sぐらい。
価格が安い!
弾道調整機能が付いていないからか、他のRSシリーズの2種よりも、価格設定が13,200円も安い。
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おすすめしたいゴルファーは
- オフセンターでも飛んで欲しい。
- 操作せずやさしく飛ばしたい。
- 右のミスを避けたい。
まとめ・総合点
「プロギア RS E ドライバー」 は、よくつかまってミスに強い。やさしく飛ばせるドライバーです。
・振り抜きやすい
・高弾道
・よくつかまる
・コスらない
・オフセンターでも飛ぶ
・やさしい
つかまりますよ。「海外メーカー疲れ」を感じたら是非お試しください。
飛距離 9.5
やさしさ 9.5
弾道の高さ 9.5
つかまり 10
構えやすさ 9
操作性 7
打感 8.5