ホンマ TW-W ウエッジ (2019)を試打しました。
よく拾うし抜けがいいから、イメージ通りの落とし場所にやさしく打てます。
抜けの良さは、単にソールの形状だけではなく、重心位置や重心角など総合力の効果。
バンカーからは砂をよく弾いてくれるし、距離感がつかみやすい。
どんなクラブなのか評価と感想を解りやすくレビューします。
試打クラブ
TOUR WORLD
(ツアーワールド)
/2018年11月発売モデル
TW-W ウェッジ
【ロフト/バウンス/ソール形状】
・52°/9°/I(アイ)ソール
・56°/12°/C(シー)ソール
【シャフト】
・MODUS3 FOR T//WORLD (S)
・N.S.PRO 950GH (S)
・Dynamic Gold (S200)
バリエーション
①ロフトバリエーションは9種類
48°、50°、52°、54°、56°、57°、58°、60°、61°
②ソールのバリエーション
・抜けがいい「I ソール」48°、50°、52°、54°
・刺さりにくい「C ソール」56°、58°、60°
・高重心設計の「S ソール」57°、61°
③カラーは1色
・2層メッキ+サテン仕上げ
TW-W ウェッジ の評価
【構えやすさ】
ややワイドなフェース面、出っ歯のリーディングエッジ。アスリートっぽさもあるが、ゆったりと構えられるやさしそうな顔で安心感があります。
【スピン量】
ソールが突っかかることなくスーッと抜けてくれるので、溝がしっかりとボールに食い付いてくれる。スピン量は多いですよ。キュキュッとよく止まります。52°のフルショットは標準的なスピン量だが、56°のピッチショットはスピンがよく掛かります。
【打感】
硬くはないが、鋳造なので鍛造のようなソフトな打感ではない。でも、右手でググッと押し込む感触が手に伝わり、その”押し込み感”のおかげでタッチが合わせやすい。これは距離感がつかみやすいから寄せワンが拾いやすい。
【操作性】
開きやすくて、上げるのも転がすのも問題ない。でも、テクニックを使うよりも、ソールに仕事をさせた方が楽に寄ります。操作性は悪くないが、シンプルに寄せられるウエッジです。
【バンカーショット】
柔らかめの砂で試打したが、バウンスがよく跳ねてくれます。芝の上からは抜けがいいのにバンカーではよく跳ねる。この「Cソール」はよく考えられたソール形状です。
【やさしさ】
よく拾うし抜けがいいから、イメージ通りの落とし場所に打ちやすい。狙い通りの距離が、やさしく打てます。他メーカーにもよく似たソール形状のウェッジがあるが、このホンマのウェッジの抜けの良さは、単にソールの形状だけではなく、重心位置や重心角など総合力の効果なのかな。一方、バンカーからは砂をよく弾いてくれるし、距離感がつかみやすい。
また、打感もその要因の一つ。最近のウェッジは柔らかい打感を前面に出しすぎて、芯の分厚さが感じられないものが多い。そういうウエッジは距離感がシックリこないが、これは右手で押し込む感触が手に伝わるからタッチが合わせやすい。
シャフトは
1種のホンマオリジナルカーボンと3種のスチールがラインナップされている。
・VIZARD IB-WF85 (SR),(S),(X) カーボン
アイアン用の重量カーボンシャフト。これがかなり打ちやすい。よくつかまるし、コントロール性もいい。
・MODUS3 FOR T//WORLD (R),(S),(X)
・N.S.PRO 950GH (R),(S),(X)
・Dynamic Gold (R300),(S200),(X100)
おすすめしたいゴルファーは
- 抜けがいいソール形状を好む
- 距離感を安定させたい
- ダフリのミスを減らしたい
- ウェッジの価格を抑えたい
まとめ・総合点
ホンマ TW-W ウエッジ(2019) は、ソールの抜けの良さがスピンをアシストし、押し込む打感で距離感がつかみやすい。狙い通りの落とし場所にキャリーしてくれます。
・よく拾う
・距離感が出しやすい
・抜けがいい
・押し込む打感
・開きやすい
・スピン量が多い
谷原プロ監修のソール形状。これは寄せやすい!
やさしさ 9.5
構えやすさ 9
スピン量 9
操作性 9.5
打感 9
プライス 9