BRIDGESTONE GOLF ツアーB JGR HY を試打しました。
どんなユーティリティなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
4番(22°)
【シャフト】
・JGRオリジナル TG1-HY (S)
・N.S.PRO MODUS3 TOUR105 (S)
ロフト角の範囲が広い
「TOUR B JGR HY ユーティリティ」の番手のバリエーションは5種類ある。
U3(19°)、U4(22°)、U5(25°)、U6(28°)、U7(31°) と、3度刻みに19°から31°まであるのが驚き!
セミアスリートからアベーレージゴルファーがターゲットとなるユーティリティとしては、31°のロフト設定は大変珍しい。
他のクラブメーカーを見ても30度以上のユーティリティには、なかなか設定がない。
「ゼクシオ プライム ユーティリティ」 の8番(32°)などがあるがシニア用の商品群に限定される。
ユーティリティの番手表示は無視していい
新モデルのU3と旧モデルのU2は、ロフト角シャフト長 ともに全く同じ設定である。
このように、ユーティリティの番手別のロフト角やシャフト長は、同じクラブメーカー内でも定義がないので、番手表示は無視して使ったほうがいい。
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構えてみると
構えてみると、ウッド型ユーティリティとしては標準的な大きさだが、クラウンのグラフィックの効果があり、大きく見える。ややグースネックがつかまりを予感させてくれる。
「TOUR B JGR フェアウェイウッド」をそのまま小さくした顔で、これも直線的なフェース面が強調されターゲットに対してビシッとスクエアに構えやすい。
「TOUR B JGR ドライバー」同様に、フェース面にパワーミーリングという細い溝が彫られている。これにより、安定したスピン性能で飛ばすことができる。
打ってみると
打ってみると、よく拾いよくつかまり、多めのスピン量の高弾道になる。自然にフェースがターンして、自然にボールをつかまえてくれる。
地面の上をサラッと滑りながら拾ってくれるから、スイープに払い打つ方が安定感があります。オフセンターでも、同じような弾道になるし、よくキャリーが出てくれる。
ちょっとハードヒットすると超高弾道になり風の抵抗はそれなりに受けそう。ハードヒッター向けのスペックじゃないからそこは心配しなくてもいいが、とにかくよく球が上がります。
方向性が極めて優れている。アドレスでフェースの向きをターゲットに合わせてやると、見事にその方向に飛んでくれます。
「9番アイアンのライン出し」っていうイメージで振り抜くと、ピンに絡んでくれる。長めのアイアンが苦手なゴルファーが、もう1ランク上のショットになるかもしれない。アイアンの本数を減らしたくなってしまう。
打感は柔らかめ。フェース全体がたわむ感触が心地よい。
ソールはフラット構造。テーラーメイドのスピードポケットのような溝がなく、芝の抵抗を軽減させている。
これは「TOUR B JGR フェアウェイウッド」と同じ仕組みで、フェースの下部の内部にパワースリットがあり、たわみ量を増やす効果がある。
このユーティリティは芝の上でよく走り、やさしくつかまるように考えられている。
U7のロフト角は31°だが、これはセミアスリートアイアンの7番アイアンの標準的なロフト角です。ロフトで迷うことなくアイアンの代わりにセッティングしやすい。
また、3度刻みの設定も、アイアンの代わりに複数本数をセッティングしやすい。
アマチュアは、アイアンは7番からが当たり前、そろそろ8番からの時代に突入するのか。。
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シャフトは
カーボンシャフトは2種類あり「JGRオリジナル TG1-HY」 は軽くて合わせやすい。これがよく球をつかまえてくれる。(S)で41〜44m/sぐらい。価格もかなりお値打ち。
その他に、超軽量の「AiR Speeder G for Utilityシャフト」がある。
スチールシャフトも2種類あり「MODUS3 TOUR 105」「N.S.PRO 950GH」が用意されている。
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まとめ
BRIDGESTONE GOLF ツアーB JGR HY は、高弾道でピンをデッドに狙えるユーティリティです。アイアンとフェアウェイウッドのつなぎにもなるし、ミドルアイアンの代わりに複数所有すると強い味方になってくれる。。
・よく拾う
・よく上がる
・ミスに強い
・振りやすい
・よくつかまる
・方向性がいい
ショートアイアン感覚で150y〜200yが打てるから、1ランク上のゴルフが手に入る。
これなら本気でアイアンの本数を減らす事が出来ます。
構えやすさ 4.5
デザイン 4
打ちやすさ 5
操作性 3.5
打感 4.5