FOURTEEN(フォーティーン) TP-766 アイアン を試打しました。
どんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
7番(29°)
【シャフト】
N.S.PRO 950GH HT (S)
この「TP766 アイアン」のターゲットはズバリ飛距離が欲しいセミアスリート。
深いポケットキャビティとストロングロフト設計は、飛びと操作性を兼ね備え、やさしくピンを狙えるアイアンです。
構えてみると
構えてみると、ミッドサイズでセミグースネックのすっきりした顔。バックフェースのデザインからのイメージとは少し違ってアスリートっぽい。
フェースプログレッションの数値も意外に大きくてまっすぐに構えやすいが、厚めのトップブレードが安心感を与えてくれる。
いかにもセミアスリートがやさしくピンを狙える顔つきです。実際に見るとバックフェースのデザインもすっきりして悪くありません。
試打の評価は
打ってみると、飛距離にびっくり。かなりの高弾道でグイグイ伸びて、想定の距離よりも10ヤードぐらい先に着弾する。
センターでヒットすると薄いフェース全体が大きくたわんで柔らかい打感でボールを弾き返すが、オフセンターでもよくたわんでくれるので打感がいいし飛距離のロスが少ない。飛距離性能は最高評価をつけたい。
ミスヒットした時に「あっ!」と手前のバンカーかと思ったらそのまま一伸びしてグリーンにキャリーしてくれる。打点がブレた時に失速しないし、薄くヒットした時にグイッと拾い上げくれる。
よく拾ってくれて打ち込まなくても気持ちよくつかまるが、打ち込むと自然にフェースがターンしてさらによくつかまるし抜けがいい。それでも引っかかりのミスが出にくいから、思い切ってフィニッシュまで振り切ることができる。
7番で29度のストロングロフト設定だが、そのロフト角以上によく飛び、ちゃんとスピン量が確保され、操作性がいい。
なるほど、これならセミアスリートがやさしくピンを狙える。
ポケットキャビティの構造の鋳造アイアンなのに、この打感に仕上げたメーカーの技術力にアッパレです。
この「FOURTEEN(フォーティーン) TP-766 アイアン」は、セミアスリートが1クラブ以上の飛距離でやさしくピンを狙えるモデル。
ターゲット層が「フォーティーン TC-544 フォージドアイアン」と被るかもしれない。私はこれを購入してしばらく使用したが、非の打ち所がない素晴らしい軟鉄鍛造アイアンです。
どちらを購入するのか迷うかも。。
この「TP766 アイアン」の方がミスに寛容で、弾道が高い。
ライバルアイアンは(2018年に全ゴルファーがやさしく狙えるお勧めアイアン7選)に詳しくレビューしました。
シャフトは
オリジナルカーボンのFT-16i と、N.S.PRO 950GH HT が標準シャフトだが、この950GH HT は、通常の950GHよりも振りやすくてよくつかまる。
高弾道が打ちやすいのはこのシャフトとの相性がいいのも要因かも。
まとめ
「フォーティーン TP 766 アイアン」は、ぶっ飛んで、ミスに強くて、操作性がいい。1番手以上の飛距離でやさしくピンを狙える。
・ミスに強い
・高弾道
・ぶっ飛ぶ
・よく拾う
・よくつかまる
・柔らかい打感
このアイアンはぶっ飛びなのに操作性を犠牲にしなくてもいい。
セミアスリートだけじゃなく、アベレージゴルファーにも、体力が衰えた上級者にも、使って欲しい。
飛距離 10
やさしさ 10
弾道の高さ 9
つかまり 9
構えやすさ 8
操作性 7
打感 8