FOURTEEN フォーティーン H-030 ウェッジ を試打しました。アプローチのミスを起こさせない革新的ウエッジとは、どんなクラブなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
RW(ロフト38°・バウンス4°)
AW(ロフト50°・バウンス8°)
SW(ロフト56°・バウンス10°)
【シャフト】
N.S. PRO 950GH HT (WEDGE)
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構えてみると
構えると独特なデザインです。フェース面は出っ歯でシャープな設計だが、中空ヘッドでトップブレードが超分厚い。まるでウッド型ユーティリティのクラウン部のような厚み。
違和感が無いと言えば嘘になるが、ミスにならないのなら、これは安心感になる。ロングアイアンよりもユーティリティの方が安心して構えられるのと同じ心理的効果になるかもしれない。
打ってみると
RW(ロフト38°・バウンス4°)から打ってみると、ピッチエンドランがやさしく打てる。8〜9番 アイアンあたりのロフトなので、ランニングアプローチに近い感じです。
チッパーのように、パター感覚でコックを使わずにソールを滑らせるだけで、花道なら誰でも簡単に寄せワンが狙える。ダフリ気味にザザッと滑らせるのがコツです。
これは簡単。ザックリが怖いゴルファーは、チッパーを使うと余分な手首の動きを矯正できるので練習にもなります。アプローチミスって結構余分な動きをしてるので、「シンプルに打つって、こういう事なのか」と気づきます。
同じ打ち方で振り幅を大きくすると、30ヤードのキャリーで、ピッチエンドランが、いとも簡単に打てる。3段グリーンの一番奥にピンが切ってある時に使うと楽でしょうね。
AW(ロフト50°・バウンス8°)を打つと、RWと同じようにコックを使わずにソールを滑らせるだけで高く上がってスピンが効いたピッチエンドランが自然に打てる。とにかくシンプルな打ち方がマッチする。
ノーコックで振り子のように振るだけです。それでもかなりスピンが効いています。ロングショットを打ってみると、これは打ちやすい!中空のアプローチウェッジって、すごい。ミスヒットに強いから距離がぶれないし方向性がいい。100ヤードが得意になるかも。ダフリ気味に打っても幅広ソールが滑ってくれるからミスにならない。
SW(ロフト56°・バウンス10°)で同じようにコックを使わずに打つと、ポンと球が上がってキュキュッと止まる。グリーン周りからは、RWやAWと同じようにシンプルに寄せられる。余分な動きは必要ない。テクニックも必要ない。
バンカーショットは、幅広ソールが砂に潜り込まないからアウトサイドインに振るだけで脱出できる。ダフリ気味に打ってもバウンスが砂の抵抗で跳ね返るのが手に伝わってくる。硬めのバンカーで試すと、ややハンドファーストに打ち込んでやるだけでスピンの効いたショットになる。
フェースを極端に開いて打つと跳ね過ぎるから、バンカーショットが苦手でザックリが多いゴルファーに、砂ごとグリーンに乗せるような感覚で打って欲しい。シンプルにダフる感じです。脱出だけじゃなく砂イチ(バンカーからの寄せワン)が狙える。
シャフトは
スチールシャフトのN.S. PRO 950GH HT (WEDGE)以外に、FT-61W(オリジナルカーボンシャフト)がある。軽量でタイミングが合いやすいとのこと。パターと同じで振り子のように振るには、ある程度重い方が簡単だと思うが、お好みで。
フォーティーンのウェッジが安く購入できる。
まとめ
フォーティーン H-030 ウェッジ は、アプローチのミスを起こさせない安定感を手に入れることが出来る、革新的ウエッジです。
・チッパーのようにパター感覚で打てる
・中空ヘッドがミスを軽減する
・ザックリしにくいソール形状
・バンカーから寄せワンも狙える
全部で3種類のロフトバリエーションですが、これ、3本ともいいですよ。一番苦手なロケーションを考えて選びたいです。
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やさしさ 10
構えやすさ 7
スピン量 9
操作性 7
打感 8
プライス 8