TaylorMade M2 アイアン(2017年モデル)を試打しました。どんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
7番(28.5°)
【シャフト】
REAX90 JP (S) スチールシャフト
テーラーメイド・Mシリーズのドライバーと同時にリリースされたアイアンには『M1 アイアン』と『M2 アイアン』の2種類あり、こちらも期待できるモデルです。
前モデルの『M2 アイアン』は、ぶっ飛びアイアンだったが、今回はどんな進化を遂げたのかな。
テーラーメイド M1 アイアン (2017) の試打&評価
構えてみると
構えると、トップが厚く面長のグースのネック形状で、いかにもつかまりそうな安心感がある。難しそうには見えない。前モデルとの大きな違いはフェースの縦の溝(フェーススロット)が配備されたこと。それ以外はよく似た顔つきです。
Mシリーズ・アイアンの特徴
①スピードポケット
これはとにかくよく拾ってくれて、フェース下部のヒットでもボールスピードが落ちにくい。この溝がいい仕事をしてくれる。魔法のポケット。実際にラウンドすると、これがないと損してるような気持ちになる。
②フェーススロット
フェースの両端に刻まれた縦溝も装備している。この効果は、「PSiアイアン」で実証済みですが、実に素晴らしい。トウ寄りやヒール寄りでヒットしても飛距離が落ちなくて、打点のブレを見事にカバーしてくれる。打感も柔らかい。前モデルからの大きな改良点の一つです。
③フルーテッドホーゼル
ホーゼル部分を軽量化するために削り取り、低重心化を促進した。前モデルから採用されたが、「M1アイアン」は下側のみ(180°)だが、こちらの「M2アイアン」はぐるりと360°削られている。
打ってみると
かなりストロングなロフト(7番で28.5度)で、ノーマルロフトのアイアンと比較すると1.5番手ほどの違いがある。
打ってみると、よく拾い高弾道でよく飛ぶ。「スピードポケット」と「フェーススロット」の効果が手に伝わってくる。同時に発売になった「M1アイアン」よりもさらによく拾ってくれて薄めにヒットしても持ち上げてくれるし、肉薄のフェースのたわみがボールを弾き飛ばしてくれる。
払い打ちでも良く上がるし、打感も悪くない。かなりのストロングロフト設計で、飛距離はロフトが立ってる分だけ良く飛び、1番手以上飛ぶ感じ。ノーマルロフト並みの高弾道で飛ぶ。
とにかくミスに強く、曲がり幅が少なくて安定感抜群です。よくつかまるのに引っ掛かりのミスにはならない。オフセンターでヒットしてもほとんど距離が変わらない。
操作性は良くないが、まっすぐに打つことは難しくない。このアイアンはM1アイアンと変わらない打感。少し重心が低いのとロフト意外は、両者の違いが解らない。打ちやすさ、方向性、打感、など、ほぼ同じです。
アイアンの飛距離にこだわり、高弾道と安定感を手に入れたいゴルファーが、ターゲットとなるのかな。
M2アイアンをラバルと比較した、こちらのレビューも参考にして下さい
(キャロウェイ EPIC STAR アイアン をライバルと打ち比べた)
「M2ドライバー」は、やはり飛距離と方向性が素晴らしい印象です。「M2アイアン」も良く飛びよくつかまって、やさしいアイアンです。初級者からアスリートまで、すべてのゴルファーが満足できるモデルです。
前モデルもよく飛ぶアイアンですが、「フェーススロット」が追加された事によって、かなり進化してます。曲がらないし、オフセンターにも強い。同伴競技者よりも短い番手で打つ喜びを求めるならこちらがいいです。
シャフトは
シャフトは、1種類のオリジナルカーボンと、1種類のスチールから選ぶことができる。
「REAX90 JP 」は、「N.S.PRO 950 GH」 を少しだけしっかりとした感じ。タイミングを合わせやすいシャフトです。
【GOLF5】テーラーメイドの旧モデルのアイアンが最終処分価格に! 今すぐ価格をチェック!
まとめ
テーラーメイド M2 アイアン (2017) は、よく拾い、ミスに強く、よく飛ぶ、安定感抜群のアイアンです。
・ぶっ飛ぶ
・よく拾う
・心地よい打感
・抜群の安定感
・高弾道
飛距離と、安定感が飛び抜けていい。打感もいい。
アマチュアが求めるアイアン像を形にしたモデルかな。。
飛距離 10
やさしさ 9
弾道の高さ 10
つかまり 8
構えやすさ 8
操作性 6
打感 7