DUNLOP XXIO 10 (ダンロップ ゼクシオ テン) ハイブリッド レギュラーモデル を試打しました。
どんなユーティリティなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
H4(20°)
【シャフト】
・ゼクシオ MP1000 オリジナルカーボンシャフト (S)
・ゼクシオ MP1000 オリジナルカーボンシャフト (SR)
「ゼクシオ10」シリーズのウッド型ユーティリティは、前モデル同様に「レギュラーモデル」と、セミアスリート仕様の「Miyazaki モデル」の2種類ある。
1種類減った番手バリエーションは4種類(H3 18°、H4 20°、H5 23°、H6 26°)で、U3+がラインナップから外れた。
ロフト角が変更になったのがその要因と思われる。
今度のゼクシオ10シリーズのレギュラーモデルは「ネイビー」と「レッド」の2色から選べる。ヘッドのカラーに合わせたカラーシャフトとカラーグリップ がそれぞれに装着されている。
「ゼクシオ ナイン ユーティリティ」の後継モデルだが、ゼクシオ テン は「ハイブリッド」に名前が変わった。
構えてみると
構えると、前モデルよりも投影面積が1回り大きくて、ストレートネックになった。シャキッとスクエアに構えられ、払い打ちでも上がってくれそうなイメージが湧く。
クラウンのフェース寄りに盛り上がった段差は健在で、ミスヒット時の飛距離のロスを軽減してくれるだけでなく、ターゲットにスクエアに構えやすい視覚的効果もある。同シリーズのドライバーやFWと同様でトゥ側とヒール側にややバルジがあり、引っ掛けやプッシュのミスに強そうな顔。アイアンの流れと言うよりもショートウッドという感じ。
試打の評価は
打ってみると、振り抜きやすく、よく拾い気持ちよくつかまって、逆風に強そうな低スピンの中高弾道でよく飛ぶ。打ち込まなくても、力強い球筋でサイドスピンも少なくて左右に曲がらずビューンと直線的に飛んでいく。
やや長めになったのはシャフトの効果なのか、1°立ったロフトの効果なのか、コンパクトに振りってもよく飛ぶので軽く振りたくなるクラブです。とてもバランスが良く、フェースがボールにコンタクトしやすい。その結果、芯を食いやすいから、狙い通りに飛んでくれる。
打ちやすさの評価は最高。
打感は非常に軽くインパクトの衝撃がソフトに伝わってくる。芯を外しても悪い打感にならないし、距離も方向性もロスが少ない。
アベレージゴルファーにとってUT(ユーティリティ)は、困った時のお助けクラブなので、悪いライからでも着実にそこそこの距離を稼ぎたい。しかも想定外の大ミスだけは絶対に避けたいもの。
その点、このユーティリティは、コンパクトに振ってもよく飛んでくれるし振り抜きやすいから、かなり頼れる相棒になりそう。
オフセンターでもキャリーが稼げるから思い切って池越えもチャレンジしたくなる。距離のあるショートホールもコンパクトスイングでナイスオンです。
H3、H4 は、高弾道&低スピンの飛距離優先。H5、H6 は 飛距離と方向性重視。番手によって求められる役割に適した設計となった。
「ゼクシオ ナイン ユーティリティ」と比べると全体的に大きくなったヘッドサイズが、安定感と飛距離を約束してくれる。見事に進化している。
同時に発売になった「ゼクシオ テン アイアン」は、ややストロングロフト設定になった。6番アイアンのロフト角は26°、5番アイアンは23°になっているが、このユーティリティの H6、H5 と同じロフト設定。そのおかげでアイアンとの組み合わせがスムーズになった。
H6から導入したくなる。。やっぱりアイアンは7番からの時代が来た。
こちらも参考になります→2018年やさしいウッド型ユーティリティ6選/これは打ちやすい!
シャフトは
シャフトは、「ゼクシオ MP1000 カーボンシャフト」の4種類のフレックス(S)(SR)(R)(R2)から選ぶことになる。
しなりがスムーズでスイングプレーンに乗せやすいから、ボールにコンタクトしやすくよくつかまる。軽いシャフトなのに弾道が強い。(S)シャフトで、ヘッドスピードが39〜42m/sぐらい。(SR)シャフトで、ヘッドスピードが37〜40m/sぐらい。
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まとめ
DUNLOP XXIO Ⅹ (ゼクシオ テン) ハイブリッド は、振り抜きやすく芯を食いやすい。軽く振ってもよく飛ぶしミスに強い。
・よくつかまる
・よく拾う
・バランスがいい
・ミスに強い
・芯を食いやすい
・強い弾道
これは本当に打ちやすい。傑作だった前モデルから見事に進化した。
ゼクシオはすごい!
飛距離 9
やさしさ 10
弾道の高さ 8
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 8
打感 8