「ウェッジのシャフトは重いほうがいい」って、いつの間にか定説になったような気がする。
実際にどうなのか、ツアープロの使用状況を参考にしながら、じっくりと検証したいと思います。
AWやSWは単品購入が当たり前だが、、
昨今ウエッジを単品で購入するのが当たり前になってるけど、私が若い頃は(昔話ですみません、、、)アイアンのセット販売に、サンドウェッジが組み込まれていました。もちろん全部同じシャフトです。
今でもシニア用のアイアンには、組み込まれていたり、同スペックのウェッジがバラ売りされています。
アスリートモデルでも、オノフ フォージドアイアン KURO には、めっちゃ格好いいサンドウェッジがあります。
でもほとんどのアスリートアイアンはAWやSWを単品で購入することになりますね。
シャフトが重たい方がいいの?
単品でウエッジを購入するときは、シャフトの選択肢が限られる。
大抵は「Dynamic Gold 」と 「N.S.PRO 950GH 」の二択になる。
最近「 MODUS3 TOUR 105」や「MODUS3 TOUR 120 」が選べるモデルが出てきたけど、まだまだ少ない。
ショップの店員に聞くと、おそらくアイアンより重いシャフトのウェッジを勧められる。アイアンがカーボンシャフトなら、間違いなく「N.S.PRO 950GH 」を勧められるでしょう。
本当に重たい方がいいのかなぁ?
これ、いろんな意見があります。小手先で操作しないためとか、スイングの軌道が安定するからとか、重さが砂に負けないからとか、、
重たい方がミスになりにくいって言うけど、そもそもウェッジは重たいものです。さらにシャフトまで重くするというのはどうなのかな??
そういう私も、アイアンは「MODUS3 TOUR 120 (S)」で、ウェッジが「Dynamic Gold (S200)」ですが、時々同じシャフトのウエッジも使います。
結論は出ていません、、
ただ「フルショットの時はPWとAWのスペックが同じ方がいい」という事だけは間違いないです。
スチールシャフトの種類が増えてきた
アイアン用のスチールシャフトの選択肢が増えてきた。いいシャフトと出会うとショットの中身がガラリと変わります。
アイアンのお勧めシャフト4選(軽量スチールシャフト編)
アイアンのお勧めシャフト6選(重量スチールシャフト編)
でも、ウエッジをどうするのか、これがまた悩ましいものです。
トーナメントプロのシャフトは?
トーナメントで戦ってるプロのクラブセッティングを分析すると、ウエッジの本数が増えてきた事が分かります。
女子プロはウェッジ4本が当たり前といっても言い過ぎじゃないぐらいの比率です。
トーナメントプロのクラブセッティングから参考に出来る事とは
そんなプロたちのウエッジのシャフトはどんな設定なのか、調査しました。
【男子ツアープロの使用比率】
アイアンより軽い | 18% |
アイアンと同じ | 60% |
アイアンより重い | 22% |
軽い、重い、と言っても、ほんのわずかな違いです。微妙な重量の差がある程度です。
男子ツアープロのほぼ全員がアイアンのシャフトと大きな違いがないと言える。
ただし、ダイナミックゴールドX100をアイアンに使用するプロが多いが、これよりも大幅に重いシャフトなんて存在しません。需要がないということでしょうか。
男子プロはアイアンとウエッジは同じシャフトを好むと言える。
【女子ツアープロの使用比率】
アイアンより軽い | 2% |
アイアンと同じ | 23% |
アイアンより重い | 75% |
アイアンよりも重いシャフトが圧倒的に多い。しかも、かなりの重量差があるケースがほとんどです。
女子はアイアンよりもかなり重いシャフトを使った方が、アプローチが安定するという事になる。
毎週このデータは上下すると思うけど、戦うためにいろいろ試した結果の最善の選択だと思うので、大いに参考になります。
まとめ
ウエッジは、短い距離のデリケートなショットが要求される。ロブショットやバンカーショットなども通常のスイングとは違うので、アイアンよりも重たいシャフトの方が安定するゴルファーもいるかもしれない。しかしプロの傾向は男女で大きく分かれる。
どうやら力がある男子ツアープロは、アイアンと同じシャフト、非力な女子ツアープロは、アイアンより重たいシャフトを選んでいます。どちらがいいか答えは1つじゃない。ぜひこれをウエッジのシャフト選びの参考にしてください。