トーナメントで活躍する賞金シードの選手たちのクラブセッティングを見ると、それぞれ違います。
その選手のプレースタイル、得意クラブ、ウイークポイントなど、いろんな事が見えてきます。
14本のセッティングにいつも悩む
私は、常に悩んでいます。17本の中から14本を決めなければならず、全然決められないのです。。。
1W,3W,5W,U3,U4,4I,5I〜PW,50°,52°,54°,58°,PT
黒文字は固定で赤文字の7本から4本を選ぶことになりますが、それが難しい、、(汗)
だいたい下記の3パターンになります。
①1W,3W,5W,U3,4I,5I〜PW,52°,58°,PT(風が強い日はU4よりも4番アイアンを使いたいから、ウエッジを2本にする)
②1W,3W,5W,U4,5I〜PW,50°,54°,58°,PT(一番しっくりくるが、5WとU4のギャップが大きいのが難点)
③1W,5W,U3,U4,5I〜PW,50°,54°,58°,PT(距離が短いコース)
答えが見つからないので、ぜひプロのセッティングを参考にしたいです。。。
主流のセッティングは
ドライバーとパターが入っていないプロはいませんから(当たり前です、、)残りの12本の組み合わせがどうなのかです。
スプーン(3W)も、ほぼ全員が使用してるので、、、、
ドライバー、3W、パター 以外の11本が、どんな組み合わせ方なのか、現在主流のセッティングが見えてきます。
男子ツアープロは
2017年に国内男子ツアーで戦ってるプロの11本のセッティングを見ると、、、
「5W、U3、4番〜PW、AW、SW」これが圧倒的に多い。
「5W、U3、U4、5番〜PW、AW、SW」これが最近増えてきた。飛距離が飛ばないプロに多い。
「U2、3番〜PW、AW、SW」ハードヒッターは、この設定も根強く残っている。
5Wの代わりにU2を入れるプロもいるし、アイアン型ユーティリティの代わりに、アベレージゴルファー向けのやさしいアイアンを長い番手に導入するパターンもある。コースに合わせてセッティングを変えるプロもいます。
男子ツアープロの使用比率:アイアンの番手
3番〜PW | 4番〜PW | 5番〜PW | 6番〜PW |
17% | 50% | 27% | 6% |
毎週少しずつ上下しますが、概ねこんな数値になります。4番アイアンを使用してるプロが全体の約67%という事になります。3人に1人が5番アイアンからのセッティングですね。
男子ツアープロの使用比率:ウェッジの本数(PWを含む)
3本 | 4本 |
77% | 23% |
まだまだウエッジ4本は主流派ではないようです。4人に1人にも満たないというのは意外です。ロングアイアンやユーティリティに比重を置くセッティングになっているのでしょう。USPGAはもう少し4本のプロが多いと思う。日本人の方が器用なので距離感を出しやすいのか、飛ばないからウッド系がたくさん欲しくなるのか、コースの設定や芝の種類が違うからなのか、、、
女子ツアープロは
2017年に国内女子ツアーで戦ってるプロの11本のセッティングを見ると、、、
「5W、U4、U5、6番〜PW、GW、AW、SW」これが圧倒的に多い。
「5W、U4(7W)、U5、U6、7番〜PW、GW、AW、SW」これが増えてます。飛ばないプロに多い。
U4、U5 の代わりに7W、9Wを入れるプロもいる。5〜PWもまだ多いが、多くのプロがU5を試してるようです。
女子ツアープロの使用比率:アイアンの番手
4番〜PW | 5番〜PW | 6番〜PW | 7番〜PW |
1% | 39% | 46% | 14% |
毎週少しずつ上下しますが、概ねこんな数値になります。5番アイアンを使用していないプロが全体の約60%という事になります。ますます増えるでしょう。
女子ツアープロの使用比率:ウェッジの本数(PWを含む)
3本 | 4本 |
28% | 72% |
もう既にウエッジ4本が主流派のようです。男子と真逆の比率です。女子はアプローチがスコアの要なのでしょうね。それにしても最近急激に増えた感じがする。100ヤード以内を1パットでしのぐ事が重要なのでしょう。これは参考にしたいデータです。
まとめ
飛距離が出る男子の方がウエッジの本数が少ないのは、ちょっと意外です。PWで130〜140ヤードを打つ男子の方がギャップウェッジが欲しくなると思うのだが、不思議です。
ロングホールをイーグル狙いでスコアを爆発させたい男子プロと、100ヤード以内を1パットでクリアさせたい女子プロのプレースタイルの違いなのでしょうか。
アマチュアが参考にしたいのは、女子のアイアンの本数が少ない事と、ウエッジが多い事です。男子プロのように、ロングアイアンを使いこなすのは難しいし、ギャップが大きい距離の打ち分けも難しいです。
アマチュアにとって、ユーティリティを武器にする事と、100ヤード以内の距離感は、スコアメイクのキモですね。ぜひ参考にして、ライバルに差をつけてゴルフをエンジョイして下さい。