PXG 0811 ドライバー を試打しました。どんなクラブなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
9°
【シャフト】
TOUR AD TP-6 (S) 45インチ
PXG(Parsons Xtreme Golf・パーソンズ・エクストリーム・ゴルフ)はIT事業で富を築いた実業家が3年前に創業したアメリカの新興メーカーで、アメリカの男子、女子ツアーのトッププロが続々とクラブ契約をして話題になっています。
この「0811 ドライバー」は、ヘッドの体積は460cc、ロフト角は 9° と 10.5° の2種類ある。
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特徴的なソールのデザイン・弾道調節のネジ
ソールに16個ものネジが埋め込まれ、男っぽくてカッコイイ。このネジは黒(軽いチタン)とシルバー(重いタングステン)の2種類あり、この重さの違う2種類のネジを入れ替えると細かく重心を変えられる。
高弾道、低弾道、ドロー、フェード、と球筋が変えられるようです。ちなみにアイアンにもネジがあるが、調節できない。
構えてみると
構えるとブラックのつや消しの美しい洋梨型っぽいヘッドで、どっしりと座りのいい顔。ややオープン気味でバルジがあるフェース面はフッカーやハードヒッターが安心して構えられる顔です。
最近のアメリカのクラブメーカーのドライバーは、ディープフェース&シャローバック が定番になってきた。これも典型的なデザインと言える。
打ってみると
ややフェースがオープン気味で手ごわいのかなと思ったけど、打ってみると、高弾道でよく伸びるドローボールに。スピン量も少なめで落ちてからランが多い。
重心距離が長くてオープンフェースなのに、つかまりがいいが、積極的にフェースがターンする感じはしない。アスリートが思い切って叩けるが、プッシュしない安心感がある。
つかまり過ぎたかなと思っても、まっすぐに。プッシュしたかなと思っても、まっすぐに。芯を外しても曲がらない。シンプルに振り抜くだけで、ちゃんとまっすぐに飛んでくれる。スピン量、球の高さ、サイドスピン、ミート率、全てが安定した数値になります。
飛距離が飛ばないわけじゃないが、方向性の素晴らしさが際立つドライバーです。カチャカチャで、ロフト角は±1.5°の範囲で調節できるが、9°でもよく上がってくれる。
打感はフェースが大きくたわみ弾き返す感じで柔らかい。フェースがよく弾き、球離れが早いがのに、心地よい打感です。音も甲高いが悪くない。
「0811」どいうモデル名はヘッドの素材のようですね。「Ti 8-1-1高性能チタン合金」を使用しているが、同素材の「キャロウェイ XR 16 ドライバー」(レビューはこちら)や「ピン G ドライバー」とよく似た打感です。
性能的にも近いものがある。私のスイングでは、「キャロウェイ XR PRO 16 ドライバー」や「ピン G LS TEC ドライバーの方が断然よく飛びますが、安定感はこちらの方が上です。
「PXG 0811 ドライバー」は「ぶっ飛びドライバーというより、安定感抜群のドライバーっていう感じです。
カスタムのみの販売
PXG のドライバーは、カスタムフィッティングのみの販売なのでシャフトもグリップも好きなように選ぶことができる。費用に妥協せず開発したとのことで価格は、かなり高い。
選ぶシャフトやグリップによって違ってくるが、1本14万円ぐらいになりそう。アイアンが5万円以上するのにドライバーは14万円ぐらいって割安感があるけど、、麻痺してます。。
まとめ
PXG 0811 ドライバー は、ミスに強く、安定したティーショットが打てる。競技で戦うには、最適なドライバーです。
・やさしくて打ちやすい。
・スイートエリアが広くミスに強い
・重心を細かく調節できる
・球筋が揃う
・心地よい弾き感
・存在感がある
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安定感抜群なので、ここ一番でティーショットをミスして崩れるアスリートにオススメです。
構えやすさ 4.5
デザイン 5
打ちやすさ 5
操作性 4
打感 5