私には「アイアンは、操作性とカッコ良さが比例する」っていう持論があります。
アイアン選びは本当に難しい。いろんな条件を満たしてほしいから、決められない。かっこいいアイアンが欲しいけど、スコアに繋がらない、、、そんなことありません。かっこいいアイアンは操作性がいいのです。
トッププロのアイアンはかっこいい
本格派のアスリートゴルファーのアイアンはかっこいい。トッププロのアイアンもかっこいい。それは、打感と操作性を求めた結果だと思います。
上級者レベルになると、操作性がスコアにつながります。そこで、競技志向のアスリートには、かっこいいアイアンをお勧めしたい理由をレビューします。
また、見た目よりもやさしくて操作性がいい、かっこいいアイアンを試打評価をもとに6商品を選び、ランキングにしました。
※2017年3月に販売中のモデルです。
最近のアイアンは
最近のアイアンはストロングロフト化が進み、肉薄カップフェースが改良され、よく拾い、高弾道で、ぶっ飛び、ミスに強く、曲がらない。
一方、軟鉄鍛造にこだわり続ける銘柄もあります。これも改良が進み、タングステンなどを埋め込んでやさしく改良されているモデルが増えてきました。
上級者でもアイアンに飛距離を求めることは大切な要素です。もちろん操作性を求めるのも大切です。ところが、技術が進化してもこの2つが共存してないのです。飛んで曲がらないのに操作性がいいなんて、難しい要求ですよね。
アイアンは、かっこよさも欲しい
「ゴルフは上がってなんぼ」ですが、あるレベルに達すると、スコア以外の部分が欲しくなってきます。
例えば、寄せワンゴルフで毎回ハーフ30台が出るようになると、それでは満足できなくなってくる事があります。
プロみたいにパーオンして「バーディー逃しのパー」で30台を出したいと思い始めるのです。
アマチュアは、どちらのプレースタイルが正解なのか、答えは出ませんが、どちらのプレースタイルがカッコイイかは、明らかです。さらにカッコイイ軟鉄鍛造アイアンでパーオンすると、カッコ良さが倍増です。(自己満足の世界かもしれないが、、、)
そう、腕を上げると、この「カッコイイ」が欲しくなってくるのです。アイアンを購入するとき、どうしても「かっこよさ」を選択条件から除外できない。
ぜひ、シングルプレーヤーを目指す人、さらにクラブチャンピオンを目指す人には、かっこいいアイアンを使いこなして、皆が憧れるかっこいいゴルファーになって欲しいと思います。ツアープロに聞いても、かっこいいアイアン好きが多いですよ。
格好いいマッスルバックアイアン
①スリクソン SRIXON Z965
素晴らしい打感です。柔らかくて、手のひらに乗るような感触。そして、重心が低くいのか、薄めにヒットしても大丈夫です。
フェースのターンは抑えめ。「ダイナミックゴールド DST 」は、振りやすくてよくつかまるシャフトなので、ヘッドとの相性がいい。深く打ち込んだ時につかまり過ぎて引っかかることがないので、コントロールしやすい。
マッスルバックアイアンを選ぶポイントは、抜けの良さが大事です。ダウンブローに打ち込んで深く入った時に、抜けが悪いと、大きなミスになりがちです。抜けの良さに関して、このアイアンは、満点をあげたい。直線的なデザインで、いかにもハードヒッターっぽい格好良さがある。
飛距離 3.5
構えやすさ 4
デザイン 5+
打ちやすさ 3.5
操作性 5
打感 5+
②ホンマ TOUR WORLD TW-BM
デザインの、すっきり感はNO.1です。ちょっとレトロな雰囲気もあって、かっこいい。
よくつかまり、よく拾い意外にやさしく打てる。ダウンブローに打つとインパクトで自然にフェースがターンして打ちやすい。打感はかなり柔らかく、これぞマッスルバックって感じです。
マッスルなのにセミストロングロフトなのでロフトが立ってる分だけよく飛びます。マッスルバックアイアンで飛距離も欲しいアスリートにオススメです。
標準仕様はオリジナルカーボンのみの設定となる。これががとてもいいです。最近カーボンを使うプロが増えてきたから、意外にかっこよく見える。このシャフトは先端がねじれないから、打ちやすい。スチールからこれに変えると、飛距離と操作性と打ちやすさを同時に手に入れることができる。
ホンマ TOUR WORLD TW-BM アイアンの試打&評価
飛距離 4
構えやすさ 5
デザイン 5+
打ちやすさ 4.5
操作性 4.5
打感 5
③ブリヂストン TOUR B X-BLADE
ブレードの中心に『B』が大きく刻まれ、「強い球が打てるぞオーラ」が出まくりです。打つと柔らかくて分厚い打感で、よくつかまる。
打ち込まなくても拾ってくれる。よく拾ってくれるので、払い打ちでも感触は悪くない。ハードに見えて、実はこれ、楽チンなマッスルバックです。
でも、ちゃんとダウンブローに打つと、気持ちいい打感できれいなターフが取れます。操作性が良くて、思い通りに操れる。ドローとフェードの打ち分けや、ライン出しがしやすい。練習が楽しくなってきます。
マッスルバックを使いたかったゴルファーのハードルが下がった感じがします。男っぽいデザインで、かっこいい。
飛距離 3.5
構えやすさ 4.5
デザイン 5
打ちやすさ 4
操作性 5
打感 5
格好いいキャビティアイアン
①ミズノ MP-66
打感、音ともに素晴らしい。やさしくコントロールしやすい。MP-5も打ちやすいが、こちらの方が楽に打てるし、楽に操作できる。打感も音も負けていない。
よく見ると、細部まで作りが丁寧で美しい。カスタムでメッキ方法、色、刻印、などなど、見た目もオリジナルで作り上げることが出来るので、かっこよさを演出してくれます。
ポケットキャビティと変わらぬ打ちやすさにマッスルバックのコントロール性能と、最高に柔らかい打感などなど、全部全部兼ね備えたアイアンです。
ミズノは、これ以上すばらしいアイアンが作れるのかな、、今後の展開が楽しみで仕方ないです。
飛距離 3.5
構えやすさ 5
デザイン 5+
打ちやすさ 4
操作性 5
打感 5++
②タイトリスト 716CB
このアイアンは、本当に打感も音もいいし、打ちやすい。距離も安定するし、操作性もいい。ドロー、フェードが打ちやすく距離感も出しやすい。
何と言ってもタイトリストですから、かっこいい。
716MBもかっこいいし操作性もいいけど、楽じゃない。ミスした時の飛距離ロスの差が大きいです。歴代のCBモデルと比べても、タングステンを挿入した打感への悪影響はありません。芯でとらえた感触はむしろ柔らかく感じる。
試打を評価する時に、いつもタイトリストの716CBアイアンと比べながらレビューしてます。
飛距離 4
構えやすさ 5
デザイン 5
打ちやすさ 4
操作性 4.5
打感 5
③オノフ フォージド アイアン KURO(2017)
「カッコイイ」に「美しい」がプラスされる。ずっと眺めていても飽きないぐらいに美しいです。
年々アスリート系のアイアンもロフトが立ってるモデルが増えてきたが、このアイアンは、ノーマルロフトで且つ各番手間が全て4度ピッチにロフトを設定。これは極めて希少な設定です。飛びより正確性と操作性にこだわったフォージドアイアンです。片山晋呉プロが監修してるだけで説得力があり欲しくなってしまう。
インパクトでググッと押し込んでくれる分厚く柔らかい打感が心地よい。操作性が良く、めっちゃ距離感が出しやすい。安定した球筋でピンをデッドに狙いたいアスリートにオススメです。
オノフ フォージド アイアン KURO(2017) の試打&評価
飛距離 4
構えやすさ 5
デザイン 5
打ちやすさ 5
操作性 4.5
打感 4.5
あとがき
私の好みかもしれませんが、軟鉄鍛造アイアンは格好よさの必須条件だと思います。この6種類は、見た目はハードなのにやさしく打てるモデルを選択しました。
「アイアンは、操作性とカッコ良さが比例する」
ハードに見えても、意外にやさしく打てるので、球筋を操作してスコアアップできるなんてかっこいい!
かっこいいアイアンでワンランク上のゴルフを目指してみませんか?