DUNLOP SRIXON Z565 TG ドライバー を試打しました。
追加になった「TG」というサブモデルは、どんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
10.5°
【シャフト】
・Miyazaki Melas Ⅱ(S) 45インチ
この「TG」は、スリクソンのZ65シリーズが発売になってから半年ほどが経過して追加。元のモデルのZ565は、Z765、Z765リミテッド と、3タイプのドライバーの中で、一番楽に飛ばせる主力商品であるのは間違いない。
ところが打ってみると意外にハードで、スライサーにはつかまりにくい印象です。もう少し楽に飛ばせるスペックがあったらいいと思ったが、それが今回追加になったのです。
ロフトバリエーションは、9.5°と10.5°の2種類ある。
構えてみると
構えると、ブラックからチタングレーに変更されたカラーリングの影響からか、オリジナル仕様よりもヘッドが大きく見え、アドレス時に安心感をがある。
フェースがシルバーからブラックに変更されアスリートっぽい顔です。ソールも黒で統一されて引き締まった感じでカッコイイ。
ウエイトが軽量化された
ソール後方に「チューニングウエイト」という交換可能なウエイトがあるが、これが9g(黒色)から5g(緑色)に変更された。ノーマルモデルはワッグルするとヘッドが重い感じがしたが、このTGは、かなり軽量化された印象です。
4g軽くなるとバランスが −2ポイント 変わります。同時に重心距離が短くなり、フェースが返りやすくなった。
つまり、軽量化されたことで、軽くて振り抜きがよく、つかまりやすくなったのです。
打ってみると
素振りをすると、軽くて振り抜きやすく、全く別のモデルのような感じがする。
打ってみると、フェースが気持ちよくターンして、よくつかまり、打感がいい。カチャカチャでライ角が調節できるが、出荷時のポジションがオリジナル仕様と比べて2度アップライトに変更してあり、つかまり重視の設定です。さらに重心変更とのダブル効果で、見事にスライサーが安心して振り抜けるスペックに生まれ変わった。
とにかくつかまって、高弾道のドローボールになる。それでもシニア向けの軽いドライバーじゃないので、合わせやすいし、チーピンになる心配もない。少し軽くてよくつかまるドライバーが欲しい中級以上のゴルファーにぴったりです。
ダンロップのスリクソンはワールドワイドモデルなので、どのモデルも日本人には、少しずつスペックがハードな感じがする。
「ゼクシオ ナイン ドライバー」と「Z565 ドライバー」の間にスペック上の広いギャップがあったが、実際そのスペックこそ多くのゴルファーが求めるポジションです。この「TG」は、見事にそこにハマった感じがする。
「ゼクシオは使いたくないなぁ」っていうアスリートが「よりつかまる高弾道」を手に入れることができるドライバーです。
不思議なもので、よくつかまる仕様になると、打感が柔らかく感じ、分厚いインパクト感になります。可変ウエイトを軽くして、ライ角をアップライトにしただけなのに、こんなに変わっちゃうんですね。
これは、参考になりました。
可変ウエイトや、ライ角調整スリーブが付いたドライバーってやっぱり重宝するっていう実験結果になった。トーナメント会場のスタート前のドライビングレンジで、カチャカチャ、カチャカチャ、、っとツアープロが調整してますが、こまめに調整するのも大事ですね。
シャフトは
新開発された「Miyazaki Melas Ⅱ(メラン Ⅱ)」シャフトは、40グラム台後半のスリクソン最軽量シャフトです。
トルクもSシャフトで5.7もあり、従来のMiyazakiシャフトに比べて、かなり大きい。ヘッドスピードが遅めのゴルファーにも使いやすいスペックです。
Sシャフトでヘッドスピードが41〜44m/sぐらいでちょうどいい感じがした。トルクが大きいのに合わせやすく芯でとらえやすいシャフトです。
価格は据え置きで、従来のMiyazakiシャフトモデルと同価格です。
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まとめ
「スリクソン Z565 TG ドライバー」は、つかまりやすいモデルとして追加になった。
・つかまりやすくなった
・軽くて振り抜きやすくなった
・フェースが返りやすくなった
・スリクソン最軽量シャフト搭載
・グレーのヘッドにブラックフェースが新鮮
・心地よい打感
もっとつかまえたいセミアスリートのスライサーにオススメです。外観もカッコイイ!
構えやすさ 5
デザイン 5
打ちやすさ 4.5
操作性 3.5
打感 4.5